ヒルトン小田原をヒルトンオナーズのサイトで予約しようとして思った疑問

今回は、普段ヒルトンのタイムシェアを利用してハワイ旅行をしている人のうち、「なかなかハワイに行けないし、小田原のヒルトンに行ってみようかな?」とご検討中の方に伝えたい情報です。

ヒルトンのタイムシェアオーナーには、ヒルトン小田原リゾートのホテル棟のほか、ザ・ベイフォレスト小田原のコテージも選択肢に入りますが、今回は、ホテル棟に宿泊することを検討中の方に伝えたい内容です。

タイムシェアオーナーがヒルトン小田原のホテル棟を予約するときの選択肢

ヒルトンのタイムシェアオーナーが、ヒルトン小田原リゾートのホテル棟に宿泊する方法として、私の認識では次の選択肢があります。

  1. HGVに電話をしてクラブポイントを使って予約する。(ダイレクトステイを利用する方法)
  2. クラブポイントをヒルトン・オナーズポイントに移行してヒルトン・オナーズ(サイト・電話)で予約する。
  3. 2の方法でヒルトン・オナーズポイントを使わずカード決済で予約する。
  4. その他の方法(旅行代理店、ネット予約サービスなど)を利用して予約する。

で、私は2021年の年末年始シーズンにヒルトン小田原のホテル棟に宿泊した際には、3の方法(ヒルトンオナーズのサイトでカード決済)を検討した結果、実際には4となる別のサイトで予約する方法を取りました。これから予約する人のご参考にこの経験の中で私が疑問に思ったことを書きます。

なぜヒルトンオナーズで予約しなかったか

今回のヒルトン小田原のホテル棟に宿泊するにあたり、私は「一円でもお得に宿泊しよう」という心理ではなく、「妥当な価格であれば、多少高くてもヒルトンオナーズで直接予約しよう」と考えていました。

その理由として、元々私は面倒くさがりなところもあるのですが、今回は2泊3日の国内旅行だったことが大きいです。また「なかなかハワイ旅行に行けない代わりにヒルトン小田原に行こう」という考えがあり、その予算感として「ハワイ旅行に行く予算と比べたら、多少の金額の違いは気にしなくていいだろう。」という思いがありました。

この思いから、7歳児、3歳児、妻と私でヒルトン小田原のホテル棟に宿泊するにあたり、素直にヒルトンオナーズサイトで2泊2食付のプランで予約しようとしました。その結果1泊あたり12万円くらいになったんですね。この背景として、この施設のポリシーとして7歳児は、宿泊費用は大人料金として計算されることがありました。また、2食付プランの食事料金も大人料金として計算されていることもありました。

そして、その金額を見た妻が、試しに楽天トラベルでヒルトン小田原の同じ部屋タイプの2食付プランを同じ条件で調べてみると、1泊10万円くらいになりました。この2泊の差額として4万円の違いが出たことから、今回は楽天トラベルで予約することにしました。私としては、「ヒルトンオナーズで予約してポイントを貯め、次に瀬底に泊まるときに使いたい」という考えもあったのですが、妻が「(この宿泊で獲得できる)楽天のポイントに使い道がある」ということだったので譲ることにしました。

以上のようにヒルトン小田原のホテル棟の部屋を予約した経験の中で、私はヒルトン小田原のホテル棟の予約にあたりいくつか疑問を持ちましたので、それを書きます。

ヒルトンオナーズの2食付きのプランはお得なのか?

今回、ヒルトンオナーズのサイトで予約直前まで行った経験から私が思った疑問は、「ヒルトンオナーズの2食付きのプランはお得なのか?」という点です。

次の表をご覧ください。この表は、2022年1月時点で私がヒルトン小田原のビュッフェ会場となるブラッセリー・フローラの食事料金を表にまとめたものです。

表: ヒルトン小田原の食事の種別と料金

この表をご覧の通り、夕食は時期によってその価格が変わるのですが、基本としては次のようになります。

  • 朝食ビュッフェ: 大人3,250円 子供1,650円
  • 夕食ビュッフェ: 大人6,600円 子供3,300円

ちなみに、この「子供」の定義については、ヒルトンジャパンの公式サイトに次の記述があり、つまり小学生が該当します。

各レストランの「お子様料金」は原則として小学生のお子様に適用させていただいております。また、大人と同伴の6歳未満の未就学のお子様は無料でビュッフェをご利用いただけます。(以下略)

で、この朝食、夕食の基本料金を知った上で試しに、ヒルトン小田原の公式サイトで大人1名で1泊、ヒルトンルーム(ツインベッド)の料金を検索してみて欲しいんですね。

例えば私が今試しに、2022年2月11日(金)ー2月12日(土)1泊の日程で検索すると、次の料金となっています。

  • シンプルステイ: 45,900円
  • 朝食付き: 49,500円 (シンプルステイとの差額3,600円が朝食代?)
  • 夕朝食付プラン: 59,100円(シンプルステイとの差額13,200円が夕食と朝食代?とすると1食あたり6,600円)

この日程だと、朝食付きのプランの朝食代(3,600円)は、ちょっと高いですが妥当なものと考えられます。朝食ビュッフェの基本料金は大人3,250円だからです。

一方で夕朝食付プランはどうでしょうか。シンプルステイとの差額13,200円です。一方、朝食ビュッフェと夕食ビュッフェの基本料金を合わせた額は、9,850円となります。ので、2食付きプランの場合、その差額3,350円分割高になっているように見えるんですね。

という経緯から「ヒルトンオナーズの2食付きのプランはお得なのか?」と疑問に思いました。ちなみに日程(例えば、チェックイン日を週末ではない曜日)を変えると、2食付きプランが安くなり、その差額がほとんどなくなる場合もあります。

詳しい方からの「ヒルトンのプライスマッチ保証はご存知ですか?」のアドバイスから思った疑問

さて、私は2021年の年末年始シーズンに家族4人でヒルトン小田原のホテル棟に宿泊する家族旅行をした後、普段からヒルトンのタイムシェアやホテルをよく使われている方とお話しする機会がありました。

で、その方から「どうやって予約をされましたか?」と尋ねられたので、「かくかくしかじかで、結局楽天トラベルで予約しました。」とお答えしたところ。その方が「そうだったんですか。ヒルトンオナーズにはプライスマッチ保証があるのをご存知ですか?」とアドバイスをいただいたんですね。

このプライスマッチ保証について、ヒルトンオナーズの公式サイトには次の記述があります。

最安値
hiltonhotels.jpでご予約いただくと、いつでも最低価格を保証します。より低い料金を見つけた場合は、その料金を適用し、さらにご宿泊料金を25%割引いたします。

またその条件については、英語となりますが、次のページに詳しくありました。

Hilton’s Price Match Guarantee

上記リンク先の英語でのプライスマッチの説明において気になる条件部分を引用して翻訳したのが次のものです。訳が間違っていたら申し訳ないです。

(略)
ヒルトンの公式予約チャンネルで同じ宿泊施設が複数の価格で提供されている場合、最も安い料金を予約した場合にのみ対象となります。
より低い認定価格
プライスマッチの対象となるのは、以下の価格であることが必要です。

・ヒルトン公式価格より低い価格であること
・ヒルトン公式チャンネル以外でのご利用
・同じ宿泊施設と条件
・予約の制限や制約がなく、誰でも閲覧・予約可能なこと

宿泊施設と条件
プライスマッチ保証の対象とならない宿泊施設の例としては、以下のようなものがあります。

部屋のタイプ キングルーム vs 2クイーンルーム
眺望 オーシャンビュー vs パーシャルオーシャンビュー
アメニティ:25ドル分のクレジット vs 無料朝食

チェックイン/チェックアウトの日付
1月26日-31日 vs 1月26日-30日
または
1月26日〜31日 vs 1月26日〜28日、1月28日〜30日は別予約となります。
宿泊人数:大人2名+子供2名 vs 大人1名

条件
全額返金 vs 要デポジット
または
2日前キャンセルと4日前キャンセル
または
キャンセル無料 vs キャンセル不可または変更手数料あり
制限と制約
Qualifying Low Priceは、表示や予約の方法に制限がありません。このような制限の例としては、以下のようなものがあります。

予約が完了するまでブランド、ホテル、部屋タイプなどが表示されないウェブサイト
予約リクエストの送信後、すぐに確認が取れない予約方法
会員限定価格、法人交渉による出張価格、ヒルトンチームメンバー料金など、予約に特別な会員や提携が必要な価格
閲覧にログイン、クレジットカード番号、コードが必要な価格
一部の広告など、予約できない価格
他人名義で確定した予約を不正に転売したことが反映された価格

※2022年1月時点のもの

最初にお伝えした通り、今回、私は、ヒルトンオナーズと楽天トラベルで、日程、部屋タイプ、食事条件が一致する価格で比較し楽天の方が安かったので楽天を選んでいます。なので、もしかすると、ちゃんと申請してその審査が通れば、プライスマッチ適用でヒルトンオナーズから予約した方がお得になったかもしれません。ただ、今回楽天トラベルで選んだプランは「【人気No.1!】天婦羅・ローストビーフ他が食べ放題「味覚のビュッフェ」ドリンク特典付き(夕朝食付)」というものでした。この「ドリンク特典付き」などが付いていることで、ヒルトンのプライスマッチの条件から外れてしまう可能性もありそうです。

そして、このプライスマッチのことを知って私が思ったのは、「そういえば、ヒルトンオナーズのサイトでは、7歳児を大人として予約した料金だったな。」という点です。お伝えした通り、この施設のポリシーでは7歳児は大人扱いとなるので、宿泊料金については納得なのですが、私が思った疑問は、食事の価格でした。

上でお伝えした通り、小学生はヒルトン小田原のビュッフェを子供料金で食べられます。一方で、私は、ヒルトンオナーズのサイトで7歳を大人として予約しようとしており、「夕朝食付プラン」の大人としてカウントされているので、大人として食事料金が計算されていたんですね。一方、楽天トラベルでは、「小学校低学年:1人」として予約しており、その違いがヒルトンオナーズと楽天トラベルとの価格差に出たのではないか?と思いました。

ご参考として、「ヒルトンオナーズのサイトで、7歳児を大人として夕朝食付プランを予約した場合、実際にはその食事代は子供料金になるのか?」をヒルトンの予約サポートに電話して確認したところ、「子供料金が適用されます」とのことでした。この点を考えると、仮にヒルトンのプライスマッチを適用しなくても、ヒルトンオナーズサイトで予約しそのまま宿泊すれば、楽天トラベルと同じくらいの総額になったのかも知れません。

長くなりましたが、私がヒルトン小田原のホテル棟の予約にあたりこのような疑問を持ったので、それがこれから予約する方の参考になれば幸いです。

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