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ハワイでミサイル警報が発令されたときに体験したこと

ハワイでミサイル警報が発令されたときに体験したこと

今回は、ハワイ旅行中の安全が心配な人にお伝えしたい情報です。

この記事を書いているハワイ時間2018年1月14日の昨日、私はワイキキでミサイル警報が発令される状況を体験しました。今後のご参考に、その時がどのような状況となったのかをご紹介します。

どのようにミサイル警報を知ったか

まず、このミサイル警報が発令されたのは、ハワイ時間1月13日(土)の午前8時7分頃です。私はこの日は、ダイヤモンドヘッド登山に行く予定で、それに向けてホテルの部屋のバスルームで朝食後の歯磨きをしていました。

その歯磨き中、部屋の方から、iPhoneが発信源と思われる、何かうるさい音(ちなみに、日本でたまにある地震警報とは違う音でした)が聞こえてきました。なので、「あれ、アラームアプリで、目覚ましでもかけていたっけかな?」と、部屋に戻ってiPhoneの画面を見てみると、次のメッセージが出ていました。

ハワイでのミサイル警報

このメッセージが私のiPhoneに届いたのは、私がSIMフリーのiPhoneをハワイに持ち込み、ハワイ現地のSIMを刺して利用していたからです。ハワイの現地のSIMを利用していると、ミサイル警報以外にも、このような緊急メッセージが届くことがあります。知人の話によると、例えば、2017年12月末にあった大雨の警報が、同じ形で届いたそうです。

逆に言うと、このメッセージ配信がなければ、私は何も知らずにのんきにダイヤモンドヘッドに向けて出かけていました。今回は、誤報だったからよかったですが、そうではなかったことを考えると怖いですね。

ロビーでスタッフから部屋で待機するように指示される

実際には、私はiPhoneでこのミサイル警報のメッセージ画面を見た上でも、そのまま出かけようとしました。と言うのも、「SEEK IMMEDIATE SHELTER(すぐにシェルターを探せ)」と言われても、どこに逃げたら良いのかわからず、どうしようもなかったからです。

そこで、とりあえず、宿泊している部屋のフロアから、エレベータでロビーのある1Fに降りてみました。すると、私が降りた時点では、ロビーは特に何も変わった雰囲気ではありませんでした。

なので、「Uberで車を呼んで、ダイヤモンドヘッドに向かおうか」と、ロビーの椅子に座ってアプリを立ち上げようとしたところ、ホテルのスタッフが、大きな声で「今すぐ、自分の部屋に戻ってください」と話しつつ、ロビーにいる客をエレベーターに押し込み始めました。

この対応を受けて、「あっ、本当にやばいんだな」と実感しました。

押し込まれた人の中には、詳しい事情を知らない人もいました。なので、エレベーターの中では、「何かあったの?火事?」のように心配する会話をしている人もいました。また、「今日が帰国日で、今まさにホノルル空港に向かうところ」というお客さんもいました。ので、無事に飛行機が飛ぶのかとても心配している様子でした。

安全が確認できるまで部屋で待機する

というわけで、安全が確認できるまで部屋で待機することになりました。待っている間、暇だったので、野次馬根性を発揮して撮影したのが、次の動画です。

ホテルの部屋のベランダから撮影しています。この動画の様子から、特段変わった雰囲気とはなっていないことがわかりますね。

今思うと、この撮影時に、実際に核ミサイルが落ちてきたら、間違いなく死んでいました。ただ、部屋の中にいても、助かったかどうかは怪しいので、「死ぬ前に記録を残す」という意味では、撮影してよかったと感じています。

日本で、台風の時に用水路の様子を確認しに行って、亡くなられる方がいますよね。この経験から、確認しに行きたくなる気持ちがわかったように感じました。

安全かどうかの確認手段が限られる

このようなことを考えながら、待機していたわけですが、警報直後は、この警報に関して、安全かどうかの確認手段が限られることがわかりました。例えば。

まず、ハワイ州政府の公式サイト(https://portal.ehawaii.gov/)では、この警報が発令した直後には、特別な情報が掲載されていませんでした。

ハワイの地元新聞、Star-Advertiserの公式サイト(http://www.staradvertiser.com/)も、同様で、警報直後にこの件に関する記事はありませんでした。私は、Star-Advertiserの有料の電子版を購読しており、トップニュースがあると、メールで通知をもらうようにしています。ですが、このミサイル警報のニュースについては、そのメールでの通知もありませんでした。

次に、在ホノルル日本国総領事館の公式サイト(http://www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/)です。このサイトのトップページには、緊急情報を伝える欄がありますが、警報直後に本件に関する情報はありませんでした。

最後に、外務省が運営するたびレジです。たびレジからは、9時45分に、在ホノルル日本国総領事館発の情報として、「誤報であった」ということ伝えるメールがありました。ただ、この時には、すでに「誤報だった」というニュースが知れ渡っている状況でもありました。つまり、タイミングとしては、ちょっと遅かったです。

ちなみに、私が仕事でお世話になっているハワイ在住の方も、やはりミサイル警報の第一報は、スマホの緊急メッセージで知ったそうです。その後、ラジオが比較的早く緊急放送に切り替わり、10分後くらいにテレビでそれを伝える放送になった、とのことでした。

私が誤報と知ったタイミング

私が、このミサイル警報が「誤報のようだ」と知ったのは、8時25分頃でした。仕事でお世話になっているハワイ在住者の方に、SMSで連絡したところ、「シェラトンの情報で、どうも誤報らしい」という話を聞きました。

そして、その5分後、つまり8時30分頃に、「軍からも連絡があり、正式に誤報とわかった」と言うことを教えてもらいました。なので、出かけることにしました。そして、ダイヤモンドヘッドに向かう途中、8時49分頃に、iPhoneに誤報を伝える次のメッセージがありました。

ハワイのミサイル警報が誤報だったことを伝えるメッセージ
ハワイのミサイル警報が誤報だったことを伝えるメッセージ

以上が、私がミサイル警報発生時に、ワイキキで体験したことです。一番不安を感じたのは、やはり、ホテルのスタッフから「部屋で待機してください」とエレベーターに押し込まれた時でした。

今回は、誤報だったとはいえ、「本当にミサイルが来る」という前提で、ハワイでどのようなことが起こるかがわかる良い体験となりました。ハワイの地元メディア、Honolulu Magazineが2017年7月にHere’s How to Survive a Possible North Korea Nuclear Strike in Hawai‘i(北朝鮮からの核攻撃からの生き残り方)という記事を公開しています。本件から、この記事を本気で読む必要性を感じました。

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