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ハワイで日本人のお得意様感が年々減っている理由

ハワイで日本人のお得意様感が年々減っている理由

今回は、ハワイ旅行が初めての人に伝えたい情報です。

お伝えしたいのは、「ハワイにおいて日本人旅行者のお得意様感が減っている理由が、ハワイ州観光局のデータからわかる」ということです。

年々、ハワイでの日本人のお得意様感が減っている印象

よくハワイは「日本語が通じる」と思われがちな旅行先なのですが、実際にはそうではありません。特に、個人手配でハワイを訪れると、英語で過ごすのが基本です。

そして、私は、ハワイを訪れる度に、年々、ハワイにおいて日本人旅行者のお得意様感が減り、日本語が通じにくくなっている印象を受けています。例えば、ワイキキ周辺のショップや飲食店において、かつては、日本語ができるスタッフがいた店から、そのようなスタッフが姿を消しています。

そして、中国語ができるスタッフに代わっています。また、店内で見かけるポップや張り紙なども、日本語ではなく、中国語のものが増えて来ている印象です。つまり、日本語のサポートが弱くなり、代わりに中国語のサポートが厚くなっているわけですね。

1990年代に書かれたハワイ本を読んでみると、「ワイキキではどこでも日本語が通じる」のようなことが書かれています。私は2008年に初めてハワイを訪れていますので、その真偽はわからないのですが、おそらく事実だったのだと思われます。

というのも、ハワイにおける観光客数において、1990年代は、日本人の比率がとても多い時代だったからです。

日本人のお得意様感が減っている理由

このように、近年、ハワイにおいて日本人のお得意様感が減っている理由について、私は次のように考えています。

  • ハワイ州全体の観光客数は増えている
  • 一方、日本からの観光客数は伸び悩んでいる
  • その一方、中国からの観光客数は増えている
  • 加えて、中国からの観光客はお金をよく使う

この理由について、ハワイ州観光局が公開しているハワイの観光客数のデータを見ると、その裏付けが取れます。

まず、次のグラフを見てください。

ハワイ州への観光客数の変遷

このグラフは、ハワイ州観光局の公式サイトのHistorical Visitor Statisticsというページで公開している Arrivals by MMA 1989 through 2015 というハワイへの観光客数のデータを、米国(東US EAST、西US WEST)、日本(JAPAN)、アジア(ASIA)、その他(OTHER)のエリア別で、私がまとめ直したものです。

このグラフから、まずわかるのは、ハワイ州への観光客数は、2009年から増え続けていることです。

次に、1994年〜2000年くらいにかけては、その年の全体に対して、日本人観光客のシェアが多かったこともわかりますよね。なので、この当時は、ハワイで日本語対応の店がたくさんあったとしても、不思議ではありません。

ところが、日本のシェアは、2001年ごろから段々と減り始め、2015年には、米国からの観光客数が、大多数になっていることがわかります。

また、注目して欲しいのが、2009年からのアジアのシェアの伸びです。全体の数としてはまだまだ少ないですが、増え続けていることがわかりますよね。

中国からの観光客数が増えている

このアジアのデータは、中国、香港、韓国、シンガポール、台湾からのハワイへの観光客数をまとめたものです。そこで、その内訳を見てみましょう。次のグラフの通りです。

ハワイ州への観光客数の変遷

このグラフをご覧いただくとわかる通り、2009年から中国からの観光客数が伸び続けていることがわかります。これが、ハワイにおいて、中国語のサービスが厚くなる理由とわかります。

一方、このグラフからは、韓国からの観光客数も増えている事実もわかります。つまり、ハワイにおいて、韓国語でのサービスが厚くなっていてもおかしくはないですよね。私の実体験としては、韓国人の観光客はよく見かけます。ですが、ハワイのお店に韓国語ができるスタッフが増えたり、ハングル文字のポップが増えている印象は、ありません。不思議ですね。

中国も含めアジアからの客はお金をよく使う

そして、ハワイにおいて、「中国からの観光客が、お金をよく使う」という事実は、次のグラフからわかります。

ハワイのエリア別観光客の一日の滞在費

このグラフは、ハワイ州観光局がAnnual Visitor Research Reportのページで公開している資料のうち、2015年版の資料から引用したものです。

これは、ハワイに飛行機で訪れた観光客が、一日にどれくらいお金を使うかをエリア別にまとめたグラフです。「Other Asia」は、この記事の上のグラフでの「アジア」と同じ意味です。

このグラフから、日本とアジアの買い物代と飲食代を比べて見ると、次の通りです。

日本 アジア
買い物代 66ドル 117ドル
飲食代 50ドル 61ドル
116ドル 178ドル

というわけで、アジアからの観光客の方が、日本人より約1.5倍くらいのお金を、買い物や飲食に使うことがわかります。そして、このアジアの観光客は、上の内訳のグラフから分かる通り中国人と韓国人でほとんどが占められます。つまり、中国人観光客がお金をよく使うことがわかります。

このようにハワイ州観光局のデータから、ハワイにおいて日本人のお得意様感が減り、代わりに中国人のサポートが厚くなる理由がわかります。

ヒデ

2008年の初ハワイ旅行をきっかけに、家族旅行、仕事のために一人で出張、短期滞在、長期滞在、など様々なシチュエーションでハワイを訪れています。その経験を共有し、これから初ハワイ旅行の人に役立てたいと考え、このサイトを立ち上げました。
ヒデよりご挨拶

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