今回は、普段、日本でモバイルルーターを使っている人が、ハワイにそれを持ち込む時に気をつけることをご紹介します。
で、日本で使っているモバイルルーターですが、ハワイ旅行において、日本の空港までは使いたい人もいますよね。その結果、その日本のモバイルルーターをハワイまで持ち込むことになるわけです。
そして、そうした場合に気をつけることがあるんですね。
日本から持ち込んだモバイルルーターの国際ローミング設定に注意
それでは本題に入りまして、その気をつけることをご紹介すると。日本から持ち込んだモバイルルーターの国際ローミング設定に注意が必要です。
つまり、日本で使っているモバイルルーターの国際ローミング設定が、ちゃんとオフになっているかを確認した方が良いです。もし、その設定方法がよくわからない場合は、思い切ってSIMカードを抜いてしまった方が良いです。
その理由ですが、日本で使っているモバイルルーターの国際ローミング設定がオンになっていると、ハワイにいる間に思わぬデータ通信が発生して、のちに高額な通信料を請求されるリスクがあるからです。
で、気をつけたいのが、「ハワイ旅行中、モバイルルーターの電源を切るから大丈夫」と安心することです。
というのも、思わぬ拍子でモバイルルーターの電源が入ってしまうことがあるからです。その状況下で、意図せず国際ローミングがオンになっていると、ハワイ滞在中に国際ローミングを使って、無意識に大量のデータ通信をすることになるんですね。
1週間のハワイ滞在で2万円を超える請求が来た実体験
で。実は、この日本で使っているモバイルルーターの国際ローミング設定による失敗ですが、これは私が実際に体験した失敗談なんですね。
私は日本で使っているモバイルルーターをハワイまで持ち込むことが多いんですね。日本の空港まではそれを利用したいからです。
で、あるハワイ滞在において、自分では、電源をきっちりオフにしたつもりの日本で使っているモバイルルーターが、いつの間にか電源が入っていたことがあったんですね。しかも運が悪いことに、その時、使っていたモバイルルーターは、国際ローミングの設定の初期値がオンになっていました。
その結果ハワイにいる間に、国際ローミングを使った大量のデータ通信をする羽目になったわけです。その請求額ですが、その当時「海外パケホーダイ」のようなサービスもなかったんですね。その結果、利用した分の通信料が発生し、1週間のハワイ滞在期間にもかかわらず、2万円を超える請求が通信会社から届く結果となりました。
で、「事情を通信会社に説明したら許してくれないかな?」とも一度考えたのですが、「100万円」のような超高額の請求というわけでもない微妙な額だったので、何もせず支払うことにしました。
ハワイで国際ローミングのデータ通信をしていることに気がつかなかった理由
さて。この失敗をした時ですが、ハワイ滞在中、「日本で使っているモバイルルーターの国際ローミング設定が有効になっているとマズい」ということは、認識していました。
なので、ハワイに着いた段階で、モバイルルーターの電源をオフにしていたわけです。それが、何らかの拍子で、電源が入ってしまっていたんですね。
で。このハワイで意図せず電源が入ったモバイルルーターですが、パソコンから使うのであれば、その事態に気がついたはずです。wifiのネットワーク名を見て、そのことに気がつけるからです。
実際、この時には、パソコンも持ち込んでいたんですね。ですが、ホテルのwifiに接続するように設定を変えていました。そのため、ハワイでそのパソコンを使っている時に、日本から持ち込んだモバイルルーターの電源が入っていることに気がつけなかったわけです。
そして、その時、ハワイに持ち込んだデジカメで、Eye-Fiを使っていたのがよくなかったんですね。Eye-Fiというのは、デジカメで使えるSDカードの1製品なのですが、SDカードにWi-Fiによる無線通信機能を持たせられるものなんですね。
これを使うと、いちいち、デジカメからSDカードを取り出さなくても、撮影した写真を取り込める便利さがあるわけです。
で、私は、そのEye-Fiの設定を、デジカメで撮影したら、すぐにインターネット上に保存する設定にしていたんですね。で、そのEye-Fiが利用するWi-Fiのネットワークの接続先が、日本で使っているモバイルルーターとなっていたわけです。
その結果、ハワイで写真を撮影するたびに、日本で使っているモバイルルーターの国際ローミングを使って、インターネット上に写真を保存している状況となってしまったわけです。
私は、ハワイ滞在中、日本で使っているモバイルルーターの電源が切れていると思い込んでいました。なので、デジカメで撮った写真が、国際ローミング経由でネット上に保存され、それが大量のデータ通信をしていることに、全く気がつかなかったんですね。
結果として、日本に帰ってから、高額な通信料の請求をされてその事実に気がついたわけです。
日本のモバイルルーターのSIMは抜いたほうが安心
以上ご紹介したように、このケースは、不運が重なった結果が起きています。
切ったつもりのモバイルルーターの電源が入ってしまい、その国際ローミングの設定が有効になっていて、かつ、それに気がつかないような形でモバイルルーターのデータ通信を利用してしまう状況が背景にありました。
ただ、実際に私に起きていますので、同じような目に遭う人がいないとも限りません。なので、ハワイに日本で使っているモバイルルーターを持ち込む場合は、国際ローミングの設定には、本当に気をつけたほう良いです。
結局、ハワイにいる間、日本のモバイルルーターのSIMは抜いてしまったほうが安心できます。こうすると、意図せず国際ローミングを使ったデータ通信をすることがなくなるからです。