今回は、ハワイ旅行が初めての人に伝えたい注意点です。
初ハワイでは、お金や単位の数字の違いに戸惑う
ハワイ旅行がはじめての場合、アメリカでのお金や単位などの数字感覚に戸惑います。
というのも、通貨はアメリカのドルですし、距離や重さの単位が日本と違うからです。そして、この数字感覚の違いに慣れておかないと、旅行中に戸惑う場面が多々あります。
そこで、今回は旅行中、日本人が特に戸惑いやすい数字感覚の違いについてご紹介します。今回のポイントは、次の3点です。
- お金関係(為替、チップ、コイン数え)
- 重さ(パウンドとキログラム)
- 距離(マイルとキロメートル)
それでは早速始めましょう。
ドルの支払いでは為替の相場を意識
まず、お金関係の数字感覚からです。ハワイはアメリカの1つの州なので、使われている通貨はアメリカドル(以下、単にドル)です。そして、ハワイ滞在中の支払いは、現金であろうとクレジットカードであろうとドルで支払うことになります。ワイキキやその周辺では、一部「日本円で支払いOKです」と言う店もありますが、それは例外と思った方がよいです。
この時に意識が必要になるのが、日本円とドルの為替の相場です。つまり、1ドルが日本円でいくらなのか、と言うことですね。というのも、旅行中にドルで支払っている時、為替の相場を意識していないと日本円でいくら支払っているかがピンと来ないからです。そのため、この意識が甘いと、ついついお金を使い過ぎます。
特にドルでの支払いは、見かけ上の数字が日本円での感覚と2桁違います。たとえば20ドル支払った場合。2014年11月12日現在のレートは1ドルは約115円なので、このレートで計算すると日本円では2316円にもなるわけです。しかし、ハワイでドルで支払う場合は、日本では2000円以上の額が見かけ上20と小さい数字になるために、ついつい使いすぎてしまうわけです。
この日本では1000円の単位がドルでは10の単位になっていることに気をつけないと、旅行中に「気が付いたら1日に何万円も使っていた」と言うことになるのでご注意ください。ちなみに、ドルを今現在のレートで日本円にいくらになるのかを換算するのに、次のサイトを使うと簡単にできるので便利です。
チップの計算
次に、お金関係で戸惑うこととして、飲食店やタクシーを利用した際に支払うチップの計算です。ハワイ旅行においてチップは、その受けたサービスの良し悪しで支払う額の10%〜20%を渡すことになります。そして、意外にパッと計算できるようになるのには慣れが必要なんですね。
たとえば、「43.50ドルの15%のチップを計算して」、と言われてパッと計算できるでしょうか?もちろん暗算が得意な人であれば、パッと計算できるでしょうけど、普通の人には難しいですよね。そのため、暗算でざっくりとチップを計算できるような慣れが必要となります。
また「電卓やスマホのアプリがあるから暗算なんか必要ない」と思っていても、そうではないこともあるので注意が必要です。たしかに飲食店で支払いであれば、会計時に携帯の電卓やスマホのアプリなりで、ゆっくりチップを計算できます。
一方で、タクシーを利用した場合は、総額が到着するまではっきりしない上に、着いたらすぐに支払いになるので、いちいち電卓なりスマホを取り出している暇はありません。そのため、やはり暗算で10%、15%、20%のだいたいのチップの額を計算できる必要があります。
ちなみに、支払いの額から10%、15%、20%のチップを計算する練習には、次のサイトを使うと便利です。
ただ、実際このようなチップの計算は、1セント単位まできっちり計算して払うことはありません。その時に、自分が細かいお金を持っているとは限りませんし、相手がお釣りを出せるとも限らないからです。なので、大体の額をさっと計算できるようになれば大丈夫です。
アメリカのコイン数え
お金関係で戸惑うことの最後として、アメリカのコインの数えがあります。
つまり自分が持っているコインが何ドル何セントで、支払いに必要なコインは「これとこれとこれ」と数えることに戸惑います。その理由は簡単で、日本のコインの単位とアメリカのコインの単位が違うからです。特にクォーターと呼ばれる25セントのコインは、日本のコインには全くない数のコインです。そのため数えるときにより慣れが必要になります。
ハワイで使うアメリカの硬貨の数え方に関しては、一度このブログの記事で詳しく解説しています。次の記事です。
意外と戸惑う!ハワイで使うアメリカの硬貨を数えるための練習問題
この記事では、ハワイで使うアメリカのコインの説明のほか、コインの総額計算の練習ができるようになっています。ハワイ旅行前にこちらの記事で、ハワイで使うアメリカのコインの数え方に慣れておくのがオススメです。事前に慣れておかないとかなり戸惑うことになりますよ。
重さの単位の違い
続いて、ハワイ旅行中、日本とアメリカの重さの単位の違いに戸惑います。
たとえば、ワイキキから車で10分の距離にあるオーガニック食品を扱う人気スーパーWhole Foodsには、量り売りのサラダバーあります。このサラダバーは、いわゆるバイキング形式(ビュッフェ)で様々なサラダが置いてあり、専用のボックスに好きなサラダを詰めてレジで会計するシステムです。
レジで会計するときは量り売りなので、「重さでいくら」と言うことになります。その重さの単位が、日本のキログラムではなく、パウンド(=lb)となります。このパウンドは、1パウンドで約0.453キログラムと換算するのに中途半端です。ですので「2パウンドで1キログラムよりやや少なめ」と覚えたほうが感覚的には掴みやすいですね。
このパウンド単位での量り売りは、ハワイ旅行中に何度か遭遇する可能性があります。例えば、Whole Foodsでは、サラダバーだけではなく、石鹸やコーヒー豆など量り売りの商品があります。
そのため、1パウンドの重さが、普段日本で使っているキログラムにしてどれくらいなのか、だいたいで暗算できるようになるのがオススメです。ちなみに、上でご紹介した米国での貨幣・単位の変換ツールで、パウンドをキログラムに変換することもできるので試して感覚を掴んでください。
距離の単位の違い
最後に、日本とアメリカの距離の単位の違いに戸惑います。日本はキロメートルでハワイはマイルです。1マイルが約1.61キロメートルと、パウンドと同様こちらも換算するのに中途半端な感じです。
日本人がこの距離の単位の違いで戸惑うこととして、マイルの距離の数字をキロメートルのように勘違いし、少なく見積もってしまうことがあります。たとえば、オアフ島の南の端にあるワイキキから北の端にあるタートルベイリゾートまでは、距離にして44.8マイルです。これをキロメートルに換算すると約72.1キロメートルとなります。
そして実際には約72.1キロメートルあるのに、日本で普段キロメートルに慣れているため、44.8キロメートルのように勘違いしてしまうのです。この場合約28キロメートル分も短く勘違いをしています。ので「日本の感覚だったらそろそろ着く頃だよな〜」と思った時に、実際には目的地はまだまだ先で戸惑ういます。
また、このような長距離の移動だけではなく、徒歩での移動でも戸惑います。
たとえば、ワイキキの南東の端にあるクヒオビーチパークからアラモアナセンターまでは、約1.8マイルです。これが1.8キロメートルであれば、「徒歩で20分くらいかな〜」と歩いても大したことがなさそうに感じます。しかし、1.8マイルは距離にして約2.9キロメートル、時間にして35分〜40分程度歩くことになります。
倍とは言いませんが、やはりキロメートルの感覚と比べてかなり長くなるのがわかりますよね。なので、ハワイ旅行中は、このマイルの見かけ上の数字の小ささに戸惑うことになるので注意してください。
数字感覚の違いは旅行前にトレーニングする
以上、ハワイ旅行中に戸惑うことになるアメリカでの数字感覚についてご紹介しました。ハワイ旅行中に、英語が苦手だとその言葉の問題だけで戸惑うのに、さらに今回ご紹介した数字感覚の違いに戸惑いうとダブルパンチを受けてしまいます。
英語はなかなかすぐに喋れるようにはなりません。一方で、この数字感覚の違いであれば、旅行前に簡単にトレーニングすることができます。数字は換算するだけだからです。
ですので、ハワイ旅行前には、せめてこの数字感覚の違いだけでもトレーニングし、慣れておくことがオススメです。