ハワイ旅行中にティファニーで結婚指輪を買いたい人は税金に注意

今回は、ハワイ旅行のついでに「ハワイのティファニーで結婚指輪を買おうかな?」と考えている人へのお役立ち情報として、その時に気をつけることをご紹介します。

ハワイの州税と日本の関税を考えてもお得?

ハワイのティファニーで指輪を購入しようと考えている人は、おそらく「ハワイの方がティファニーはお得に買える」と言う話を聞いたことが、そうしようとするきっかけではないでしょうか。

で、「ティファニーは、ハワイで買う方がお得」と言うのは、事実その通りです。それは、日本とアメリカのティファニーのホームページから、同じ商品の価格を比べてみるとよくわかります。以下に日本とアメリカ、それぞれのホームページへのリンクを載せますので、同じ商品を探してみてください。

たとえば、日本のホームページで200万円以上する指輪を、アメリカのホームページで確認してみるとアメリカの価格が安いことがわかるはずです。

ですが。ここで注意点が2つあります。1つは、ハワイで買う場合は、ハワイの州税(オアフ島のホノルルでは4.712%)が発生することです。

そしてもう1つは、日本に持ち込む時に日本の関税が発生する可能性があることです。具体的には、ハワイからの帰りに日本に20万円以上する指輪を持ち帰る場合は、日本の関税が発生するんですね。

そして、これらの税金を考えると、「ハワイで買ってもお得にならない場合がある」と言うことを知っておいた方が良いです。

ティファニーのホームページ上の価格は税込?税別?

以上を知ると。ティファニーのホームページでの価格に、日本の関税は別として、「アメリカの税金が含まれているか」が気になりませんか?

まず日本のホームページ上の価格は、日本の消費税込みの価格となっています。それは、日本のホームページで注文画面まで進めばわかります。

次に、アメリカのホームページ上の価格はどうなのかと言いますと。どうもアメリカの州税やSales Taxが、おそらく含まれていないんですね。

それは、アメリカのティファニーのホームページのFAQに「…Applicable sales tax will be added for deliveries within the following states:…HI…」、とあることから、そのように判断できます。

つまり、アメリカのティファニーのホームページの価格には、アメリカの税金がかかることを考える必要があるわけですね。

お得にならない具体例

では以上を踏まえて、ティファニーの指輪をハワイで買ってもお得にならない具体例を実際に考えてみましょう。まずティファニーで買いたい指輪を次の「ウェディング バンド」と言う指輪としましょう。それぞれ、日本とアメリカのホームページの詳細ページへのリンクを以下に示します。

で、この指輪ですがこの記事を書いている時点で、日本とアメリカでの価格を上のリンク先から確認すると、次のようになっています。

  • 日本: 226,800円
  • アメリカ: 1,775ドル

この価格のうちアメリカの価格の1,775ドルには、ハワイで買う場合は州税4.712%がかかるとして、約1858ドルになります。それを1ドル124円のレートで換算すると、230,392円となります。

なので、この時点ですでに日本で買うよりお得にならないことがわかりますね。

20万円以上の指輪はさらに日本の関税が

さらに。この指輪は、20万円を超えているため、日本に持ち込む場合は、日本の関税が発生します。その額を計算すると次の通りです。

230,392円 × 0.6(=課税価格: 138,235円) × 15%(税率) = 20,700円 ※100円未満切り捨て

つまり、ハワイで同じ指輪を買った場合の総額は、251,092円となるわけです。結局、この指輪の場合は、日本で買った方がお得ということになりますね。

もっとも、商品によっては州税や関税を考えてもハワイで買う方がお得な場合もあります。また、日本円とドルの為替レートで、このお得感はかなり変わります。なので、上記はあくまで、この記事を書いている現時点での「お得にならない一例」として考えてくださいね。

また上記で参考にした価格は、日本のホームページでもアメリカのホームページでも、あくまでティファニーのオンラインショッピング上の価格です。なので、実店舗の価格とは異なる可能性も考えておいたほうがよいですね。

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