今回は、ハワイ旅行でホノルルのチャイナタウンを観光する予定の人へのご参考情報として。チャイナタウンの中華レストランで中国語が通じるのか試した結果をご紹介します。
ハワイ旅行が初めてかつ中国語ができる人は、あまり多くはないかもしれません。ですが、できる人は中国語でコミュニケーションを取る方が、英語より楽ですよね。今回の記事はそのような人のご参考になればと考えています。
試したのは普通话
はじめに。私が、なぜこのようなことを試してみたのかですが、前々から「ハワイのチャイナタウンで普通话が通じるのか?」と疑問に感じていたからです。
ご存知ない方のために補足をしますと、普通话と言うのは、中国本土で使われている標準語です。北京の方言がベースになっており、日本で中国語と言うと実はこの普通话を指しています。
で、中国は広いので、実際には地方によって様々な方言があります。たとえば広東省や香港では広東語、上海では上海語と言った具合ですね。そして、これらの方言同士は、発音からして全く違います。なので、同じ中国人同士でも、方言ではコミュニケーションが取れないと言う背景があります。そして、方言同士で話せない問題を解決するために共通語として、普通话があるわけですね。
一方で。学生時代に社会の授業で、「華僑は、広東省、福建省の出身者が多い」と習いませんでしたか?つまり、ハワイのチャイナタウンを作ったのが華僑であるならば、「話している言語は、広東語や客家語などの方言なんじゃないの?」と私は考えていたわけです。
つまり。私は「普通话は、ホノルルのチャイナタウンでは通じないのではないか?」と言う疑問を持っており、その疑問を実際に試して解決したかったわけですね。
試したレストラン
では、実際にホノルルのチャイナタウンで、普通话を試した結果ですが・・・、意外に通じました。と言っても、中華料理店で、レストランで使う簡単な言葉を試しただけなのですが、それでも発見となりました。
その試したレストランですが、富都酒都(Empress Restaurant)と言う飲茶が楽しめる店です。私が訪れた際に店内をパッと見る限りは、利用客のほとんどは中国系の人でした。
このレストランで、どのような普通话を試したかと言いますと。たとえば、「请给我菜单(メニューください)」やメニューを見せながら「哪是好吃?(どれが美味しいですか?)」や「买单(お会計お願いします)」のような言葉です。
ちなみに、「哪是好吃?(どれが美味しいですか?)」とお店のスタッフに話しかけて、「これ」とオススメして貰った料理が、次の写真です。
ほか、「这是什么?(これは何ですか?)」と言う言葉も試しましたが、問題なく通じましたね。ただ、その答えで返って来た言葉が早口だったので、私のレベルでは完全に聞き取れなかったのですが。
以上の結果から、「意外に普通话が通じるんだな」と発見になりました。
チャイナタウンは複数の民族で構成されている
このレストランで食事をした後、チャイナタウンをぶらぶらと散歩してみたのですが、1つ発見がありました。それは、チャイナタウンは複数の民族で構成されていると言うことです。
私がそう感じた理由は、チャイナタウンに台湾出身者向けの施設やマーケットがあるのを見かけたからです。つまり、チャイナタウンの中には、中国本土の出身者とは別に、台湾出身者の独立したコミュニティーがあるんですね。これも発見となりました。
ちなみに。後日台湾出身の方に、「台湾では普通话は通じますか?」と言う質問をしたことがあるのですが、通じるんだそうですね。なので、ホノルルのチャイナタウンの台湾系コミュニティーでも、普通话が通じるのではないかと予想されます。
中国語ができるとチャイナタウンはより楽しめる
以上、チャイナタウンの中華レストランで中国語が通じるのか試した結果をご紹介しました。ご紹介した通り、ホノルルのチャイナタウンのレストランでは、中国の共通語である普通话が通じることがわかりました。
ただし、私が試したのは、この記事でご紹介したレストランだけです。なので、たまたま普通话ができるお店のスタッフが私の接客をしてくれただけ、と言う可能性もあります。ですが、この店での食事の際には、複数のスタッフが接客してくれたのですが、その複数のスタッフみんなに普通话が通じたのは確かです。
普通话は、チャイナタウンの人たちが普段使う言葉ではないのかもしれません。ですが、英語で話しかけるよりは、相手との距離が近くなったように私には感じられました。なので、ちょっと嬉しい気持ちになりましたね。
もしホノルルのチャイナタウンに行く人で普通话ができる人は、ぜひ普通话で話しかけてみてください。