今回は、ハワイ旅行でレンタカーを借りる予定の人にお伝えしたい注意点です。
海外旅行保険ですが、「携行品の損害」に対する補償があるのが一般的です。例えば、ハワイ旅行中、自分の荷物が盗まれることがあれば、それが保険で補償されるわけですね。
一方で、レンタカー会社が提供する保険の中には、PEC(Personal Effects Coverage)などと呼ばれる、レンタカーの車内に置いた荷物の盗難や損害に対しての補償する保険があります。
で、「海外旅行保険で携行品は補償されるから、PECは要らないな」と思ってしまうもんなんですね。ですが、「そうとは、限りませんよ」というのが今回お伝えしたい内容です。
車内に放置した荷物の損害は、海外旅行保険では補償されない可能性がある
では、なぜ、海外旅行保険で携行品が補償されているのにも関わらず、別途レンタカー会社の携行品損害保険に入る必要があるかというと。
車内に放置した荷物の損害は、海外旅行保険では補償されない可能性があるからです。例えば、車内に荷物を置きっぱなしにして車を離れ、その間に窓ガラスを割られて、車内の荷物を盗まれるようなことがあった時、その荷物の損害に対して、海外旅行保険では補償されない可能性があるんですね。
なぜかというと、海外旅行保険で補償されるのは、身につけて歩いている「携行品」に対する損害だからです。つまり、「レンタカーの車内に放置した荷物は、携行していませんよね」ということで、補償されない可能性があるんですね。
この可能性があるという事実を、私は、三井住友海上の「ネットde保険@とらべる」のサポート担当者に確認しました。その担当者によると、「この保険の携行品損害補償では、車内に放置した荷物は、携行品と判断されない可能性があり、確実に補償されるとは限らないのでご注意ください」とのことだったんですね。
で、車内の荷物の盗難が、補償されるかどうかは、「警察のレポートを見てその状況次第で判断される」とのことでした。つまり、場合によっては、補償されるかもしれないですし、そうではない場合もあるということです。
「え〜、補償されないんですか?」となった実体験
なので、契約する海外旅行保険の補償内容については、自分が心配しているケースに関しては、しっかりと確認するのがオススメです。
で、私は、それを怠ったばかりに、ハワイ旅行で残念な思いをした経験があります。
具体的には、そこそこ奮発して買った財布をハワイで落としてしまったことがあるんですね。で、「中身の現金はともかく、せめて財布本体は、保険でカバーされるのでは?」と、海外旅行保険を契約した会社のサポート窓口に問い合わせてみたんですね。
すると、「残念ながらそのケースでは、保険でカバーされません」という結果となったんですね。なぜカバーされないかというと、財布を紛失した理由が、「私が落とした」ことにあったからです。この理由が、「財布を誰かに盗まれた」だったら別だったというわけですね。
その当時私は、海外旅行保険の携行品補償は、理由はどうあれとにかくカバーされると思い込んでましたので、「え〜、補償されないんですか?」と思う結果となりました。
そして、事前にその事実を知っていれば、そもそも奮発して買った財布をハワイに持って行かなかった可能性も考えられるんですね。なので、海外旅行保険の補償内容については、サポート窓口に問い合わせて、しっかりと確認するのがオススメです。
で、契約した海外旅行保険において、「車内に放置した荷物は補償されない可能性がある」と知っていれば、車内に荷物を置かないように気をつけることができるわけですね。
レンタカー会社の携行品損害保険に入るとより安心できる
さて。このように海外旅行保険では、車内に放置した荷物の盗難に関して、補償されない可能性があるんですね。なので、別途、レンタカー会社の携行品損害保険に入った方がより安心できるのは間違いないです。
なぜかというと、レンタカー会社の携行品損害保険では、車内に放置した荷物でも盗難による損害がカバーされるからです。そのため、海外旅行保険のような「補償されるかもしれないし、されないかもしれない。」というあやふやな気分にならずに済むんですね。
で、ハワイは残念ながら車上荒らしが非常に多い場所なんですね。そして、自分としては、「絶対に大丈夫だろう」と思うような駐車場でも、車上荒らしに遭うことがあります。例えば、自分が泊まっているホテルのバレットパーキングに車を預けた場合です。
この場合、自分の車をホテルのスタッフに預けることになるため、何となく安心感を持ってしまうんですね。ですが、それでも車上荒らしに遭うときは遭ってしまうもんなんですね。
なので、理想をいうと車内に全く荷物を残さないのがベストです。ですが、それができないこともあるんですね。例えば、トランクに詰めきれないほど買い物することも実際にはあるからです。
というわけで、車上荒らし対策としては、レンタカー会社の携行品損害保険にも入ったほうが、より安心できます。