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ハワイで初レンタカーの人が知るべき保険の基本

ハワイで初レンタカーの人が知るべき保険の基本

今回は、ハワイ旅行でレンタカーを初めて借りる人に伝えたい情報です。

初レンタカーでは保険選びに戸惑う

ハワイでの初レンタカーにあたり戸惑うポイントとして、「車を借りるにあたっての保険をどうするか?」ということがあります。

というのも、ハワイで初レンタカーの人は、その保険に関して次の点がピンとこないからです。

  • そもそもどんな保険があるか
  • 自分に本当に必要な保険は何か
  • レンタカー会社毎の保険の呼称の違い(例: LDW or CDW? SLI or LIS?)

その結果、「よくわからない」という理由から、とにかく全部盛りの保険を選んでしまうことがあります。

で。ハワイで初レンタカーでその違いがよくわからない人は、そのように全部盛りにしてしまうのも1つの方法です。多少無駄なお金を払うことになったとしても、何かあった時の安心が買えるからです。

一方で、「節約したい」という理由から、入る保険を本当に必要なものに絞りたい人もいますよね。今回は、そのような人のために、ハワイ旅行でのレンタカーにおける保険の基本をご紹介します。

海外旅行保険でカバーされる範囲を知る

ハワイでレンタカーを借りる際の保険選びにあたって、まず、知るべきなのは、「海外旅行保険でカバーされる範囲」です。

ハワイ旅行において、海外旅行保険は必須と言えます。というのも、ハワイ旅行では怪我や病気で病院のお世話になると、本当に高額の医療費が発生するからです。例えば、ハワイでは2週間の入院で、30万ドル(3,000万円以上)請求された事例もあります。

この額の大きさの理由から、クレジットカード付帯の保険があっても、ハワイ旅行に関しては別途、海外旅行保険に入る必要があります。

つまり、ハワイは海外旅行保険に必ず入るべき旅行先というわけです。

その海外旅行保険でカバーされる内容と、レンタカー会社で契約する保険に重複する部分があります。なので、海外旅行保険でカバーされる範囲については、「レンタカー会社の保険に入る必要がない」と考えることができます。

例えば、運転中に、事故を起こして、自分と同乗者が怪我をし、病院のお世話になった際。その医療費は、海外旅行保険でカバーされます。

すると、レンタカー会社と契約できる同じ目的の保険、PAI(Personal Accident Insurance)には、海外旅行保険に入っている限りは必要ないことがわかります。

海外旅行保険の補償額では足りないことがある

ただし、一概にそうとも言い切れないんですね。というのも、海外旅行保険で補償される医療費の上限額では、満足できない可能性があるからです。

例えば、上で、ハワイで「30万ドル(3,000万円以上)の医療費が請求された事例」をご紹介しました。一方、海外旅行保険の契約条件を見てみると、医療行為に関して保障される額が「1,500万円」という場合があるんですね。

すると最悪のケースを考えた場合、この海外旅行保険の保障内容では心配が残るわけです。

車上荒らしによる盗難は補償されない場合もある

また、ハワイで多発する車上荒らしに自分が遭ったとして。車内に置いた何かを盗まれたものに対する補償も、海外旅行保険では満足できない可能性があります。

なぜかというと、海外旅行保険で盗難が補償される条件として、「車上荒らしによる盗難は、補償しない」となっている場合があるからです。これは、車内に盗まれるものを放置した持ち主にも責任がある、ということが背景にあると考えられます。

海外旅行保険において携行品が盗まれた場合の補償額にも、上限があります。その上限が例えば、「30万円」だったとして、それ以上の価値があるものをレンタカーで持ち運びする場合は、盗まれた場合の補償額が不足します。

なので、それをカバーする目的で、PEC(Personal Effects Coverage)を別途検討するという選択肢も出てきます。

つまるところ。

  • 自分や同乗者の怪我・死亡に関する保障
  • レンタカーで運ぶ携行品に関する保障

の2点に関して、「海外旅行保険のみで良しするか」or「別途、PAIやPECをつけるか」を、それぞれの条件を見比べて、判断する必要があります。

で、どれが必要になるかは、その旅行者の背景毎に変わります。なので、自分でそれを判断する必要があるわけです。

必ず契約すべき任意保険

以上から、「自分の体や所有物に関する保険をどうするべきか」のポイントが理解できたはずです。続いて、考える必要があるのは、ハワイでのレンタカーの運転中に、「人様に迷惑をかけた場合の保険をどうするか」という点です。

具体的には。

  • 交通事故で相手を怪我・死亡させた
  • 交通事故で相手の物を壊した
  • 自分が借りた車を壊した
  • 自分が借りた車を盗まれた

というケースを、保険でどのようにカバーするかを考える必要があります。

で、「交通事故で相手を怪我・死亡させた」ケースに関して。まず知っておきたいのが、LPと呼ばれる強制加入の保険の存在です。ハワイでレンタカーを借りるにあたり、このLPには必ず契約することになります。

一方、このLPは、その補償額が本当に低額です。具体的には、対人の場合で、1人につき2万ドル、1事故につき4万ドルしか保障されません。

この保障額は、上でご紹介した「2週間の入院で30万ドルの医療費が請求された事例」を考えると、全然足りないことがわかりますよね。万が一事故で相手を大怪我させて、長期入院させるようなことがあれば、2万ドル〜4万ドル程度では、桁違いに補償額が足りないわけです。

なので、それをカバーする任意保険には、必ず入ったほうが良いです。具体的には、SLI(Supplemental Liability Insurance)や LIS(Liability Insurance Suppliment)と呼ばれる保険です。

で、SLIやLISのように、この保険の呼称は、レンタカー会社によって異なります。なので、この略称で覚えるより、「強制加入のLPの不足分をカバーするための対人・対物の保険」と、覚えていた方が良いです。

この保険は、ケチらずに絶対に入るべき任意保険です。これに入らず万が一、相手を死亡させるような事故を起こしたら、「人生がおしまいになる」と言っても過言ではありません。

LDWも必ずつける

また、LDW(Loss Damage Waiver)と呼ばれる、車両の損害に対する保障制度にも必ず入ったほうが良いです。で、これは、正確には保険ではないので、「制度」と呼んでいます。

なぜ入ったほうが良いかというと。これに入ると、借りた車を事故で壊した場合や盗難された場合に、その損害額の負担が免除されるようになるからです。

なので、事故を起こした場合の修理代や車自体が盗まれた時の費用を心配しなくて済みます。日本では、借りた車両自体が盗まれるようなことは滅多にないですが、ハワイでは実際に起こるんですね。

また慣れないハワイでの運転では、自損事故を起こす可能性が、むしろ高まります。なので、このLDWにも必ず入るようにするべきです。

ちなみに、このLDWですが、レンタカー会社によっては、CDW(collision damage waiver)となっていることがあります。ざっくりですが、アメリカのレンタカー会社ではLDW、ヨーロッパのレンタカー会社では、CDWとなっている印象ですね。

で、LDWとCDWは、正確には、その保障内容が異なります。例えば、CDWでは、盗難が保障されないのが通常ですし、フロントガラスやタイヤの破損は保障外ということもあります。

ただ、それがヨーロッパで借りる場合はそうで、アメリカで借りる場合は、「LDWと同等」ということも考えられます。

結局のところ、LDWにせよCDWにせよ、「保障するパーツに制限があるか」、「盗難された場合にどうなるか」の2点は、よく確認したほうが良いですね。

ちなみに。私は、ハワイのHertzで借りた車で自損事故を起こし、タイヤを大破して動けなくなったことがあります。その際ですが、LDWに入っていたおかげで、一切の費用が発生しませんでした。

最後にまとめると。海外旅行保険に入る前提では、LSIやSLIと呼ばれる「強制加入のLPの不足分をカバーするための対人・対物の保険」とLDW(CDW)と呼ばれる、車両の損害に対する保障制度の2つには、最低でも必ず入ったほうが良いですね。

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