Rentalcars.comでハワイのレンタカーを予約して感じた保険の疑問

今回は、ハワイ旅行中のレンタカーをRentalcars.comで借りる予定の人に伝えたい情報です。

Rentalcars.comで予約後、疑問を感じた

以前、ハワイで初レンタカーの人が最初に見るべき予約サイトの記事では、Rentalcars.com (レンタルカーズドットコム)という、レンタカーの予約サイトをご紹介しています。

このサイトを使うと、ハワイにある大手のレンタカー会社に対して、レンタカーを一括検索できます。加えて、Rentalcars.comはそのレンタカー代の最安値保証をしています。

なので、前回の記事では、「Rentalcars.comがハワイのレンタカー代の相場観を掴むのに役立ちますよ」ということをお伝えしています。

今回は、そこからもう一歩踏み込んだ内容として。そのRentalcars.comで、実際にハワイのレンタカーを予約してみた結果、「こんな疑問を感じました」ということをご紹介します。

Rentalcars.comの保険について疑問を感じた

私が、Rentalcars.comでハワイのレンタカーを借りるにあたり疑問に感じたのが、Rentalcars.comで予約した場合の保険です。具体的には、Rentalcars.comの保険の内容、およびその契約先について疑問を感じました。

保険の内容について、Rentalcars.comでは、アメリカではLoss Damage Waiver (LDW)と呼ばれる車両を傷つけた場合の免責制度が、Collision Damage Waiver (CDW)と表記されています。

これは、Rentalcars.comがイギリスに本社を置く企業のため、ヨーロッパの習慣に沿ってそのように表記されているのだと予想されます。

一方で、アメリカでは、LDWが一般的です。そして、LDWとCDWは、表記上の違いだけではなく、免責内容にも違いがあります。

具体的には、LDWでは、CDWで補償されない車の盗難にも対応しているのが一般的です。一方、CDWでは、車の盗難に対応していないため、別途盗難保険 (TP)に入る必要が出てきます。

なので、それがLDWなのか、CDWなのかは、注意が必要な違いです。実際のところ、Rentalcars.comでハワイのレンタカーを探してみると、私が見た限りの範囲では、すべて、「CDW + TP」が基本条件となっていました。

つまり、盗難については心配がなさそうなのですが、次に気になるのが、LDWとCDWで免責される車のパーツの範囲の違いです。

というのも、CDWでは、「フロントガラスは対象外、タイヤは対象外」のように、車の部分次第では、補償外となることがあるからです。一方LDWにはそのような制限がありません。

私は、実際にハワイのHertzレンタカーで借りた車の前輪のタイヤを大破させる事故を実際に起こしたことがあります。ですが、LDWのおかげで修理費用が発生せずに済みました。なので、Rentalcars.comのCDWの表記の違いが、特に気になります。

加えて、Rentalcars.comで実際に予約まで進むと、「RentalCover.com」という追加の保険を勧められます。そして、その追加の保険には、次のような説明があるわけです。

米国でのレンタルに追加補償ーお得、充実の補償、安心

旅行中に、修理や費用がレンタカー会社に補償されず予想外の出費を強いられることがあります。RentalCover.comの米国における追加補償は、トラブルが起きた場合に自己負担の必要がない保険です。この保険は破損、故障、ロードサイドでの修理、タイヤ、フロントガラスやライトの交換、そして高額な鍵の紛失などにも対応しています。詳しくは保険の利用規約をご確認ください。

追加の保険としてこのような提案があると、「じゃ、標準では、タイヤやフロントガラスはサポート外なのか?」と思ってしまいますよね。

基本的な保険の契約先はレンタカー会社

私は、以上のような疑問を感じたため、Rentalcars.comに問い合わせました。Rentalcars.comは、日本語のサポート窓口を用意しているため、その点では安心できます。

私が問い合わせた内容は、「Rentalcars.comの保険は、どこと契約している保険なのか?」というものです。具体的には、実際に車を貸すレンタカー会社とする契約なのか、Rentalcars.comとする契約なのか、ということをクリアにしたかったわけです。

ここをクリアにすると、上で疑問に感じた、CDWとLDWの違いの問題もはっきりするからです。例えば、Rentalcars.comでは、Hertzレンタカーの車も借りられます。そして、Hertzレンタカーの車両損害補償制度は、基本「LDW」と言うわけです。

上で述べましたが、私はHertzのLDWのおかげで、タイヤの修理代でも発生しなかった実体験があります。なので、これは間違いなくLDWのはずです。事実、Hertzの公式サイト上でも、LDWと案内されています。

なので、Rentalcars.comでCDWと表記されていようとも、これがHertzレンタカーとの契約になるのであれば、おそらくそれは、LDWのはずです。

Rentalcars.comに問い合わせた結果は、やはり、「基本的な保険は、レンタカー会社との契約になる」との回答でした。そして、上で述べた、「RentalCover.com」という追加保険に関してのみ、Rentalcars.comとの契約になるとのことでした。

つまるところ、Rentalcars.comでハワイのレンタカーを借りた場合、その保険の内容については、そのレンタカー会社の契約内容を個別に確認する必要があるということです。

例えば、上で例としてあげたHertzでの免責制度はLDWでしたが、別のレンタカー会社では、異なる可能性も考えられます。なので、その違いが心配な人は、その実際のところを、レンタカー会社側にも問い合わせる必要があります。

また、問い合わせることで、免責制度がLDWとしてカバーされる場合は、「RentalCover.com」の追加保険による補償もいらないのでは?という疑問もクリアにできます。

ただ、そのような確認には、英語での問い合わせが必要になります。それが面倒な人は、「RentalCover.com」に入るのも1つの方法と言えますね。

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