ハワイでのショッピングをより楽しくできるたった一言のマナー

ハワイ旅行が初めての海外旅行の方は、「ハワイでうまく買い物ができるかな?」と不安を感じていませんか。今回は、そんな方に、お伝えしたいお役立ち情報として、ハワイでのショッピングをより楽しくできるたった一言のマナーをご紹介します。

ハワイで買い物をする時ですが、本当に簡単な心がけひとつでさらに楽しくなります。やはり日本とハワイではマナーが多少違ってきます。なので、日本の常識ではなく、ハワイの常識で過ごされると、気持ちの面でおつりがくるような、楽しい体験ができますよ。

それでは、早速始めていきましょう。

入店してすぐに「Hi!」と挨拶をする

ハワイ旅行での買い物をさらに楽しくする一言ですが、「Hi!」の一言です。

たったこの一言、されど一言。今回お伝えしたいのは、ハワイのお店に入る時、この簡単な挨拶「Hi!」を言う、という本当に簡単なことに尽きます。

「えっ、それだけ?」と思われるかもしれませんが、その通りです。ですが、何事も口に出して言わなければ伝わらないコミュニケーション文化のハワイ(アメリカ)では、とても重要な一言なんですね。

それでは何故お店への入店時に、この「Hi!」の一言が大切になってくるのか、詳しく見てみましょう。

どうして入店時の挨拶が重要か

お店への入店時に、何故「Hi!」と声をお店のスタッフに声をかけるかというと、買い物をする側として、「私はこのお店でショッピングを楽しみたいと思っています」という意思表示をするためです。

ハワイにおいて、お店のスタッフに、この「Hi!」という挨拶をするのは、当然の、そして大切な一言になります。なぜなら、無言で入店して、幽霊のようにフラーっと立ち寄り、消えていく客は、店員側からして見れば、「このお客様は買いものに来たのか?それとも、盗みに来たのか?」と疑われても仕方のないことだからです。

ハワイですが、お店での窃盗も日本より多いんですね。そのため、お店のスタッフに「私は悪いことをしませんよ」という意思を伝える上で、必ず入店したら「Hi!」と笑顔で言うことが、第一印象をよくするためにも大切になってきます。

言うタイミングはいつ?

では、その「Hi!」を言うタイミングがいつがよいのかをご紹介します。

ほとんど90%の場合は、入店時に店員がお客を見つけて先に挨拶してくれます。ですので、店員側から「Hi!」または「Aloha!」と言われたら、おうむ返しに「Hi!」または「Aloha!」と言えば良いだけのことです。

シンプルかつ簡単ですよね? もし、店員が入店時に気付かなくて挨拶しなくても、数秒以内には必ず気づきますので、そうしたら同じように挨拶すれば良いだけです。

これは、店員側からしても「あなたをお客さんとしてお迎えしていますよ」「何かあったらサポートできるよう私も準備ができています」という意思表示になっているんです。

そしてこれらの挨拶時には、普段以上に笑顔で応答するのがハワイの習慣です。日本ではあまり表情を変えなくても変に思われませんが(むしろそちらの方が普通かもしれません)、ハワイでは挨拶時に笑顔で答えるのは、当然のマナーなのです。

なので、口角を上げるだけでも良いので、笑顔で、そして目を見て挨拶してみてください。きっと店員も自分も気分が明るくなって、良い雰囲気になりますよ。

「Hi!」と挨拶した後

入店して「HI!」の挨拶した後に、お目当てのものがないか物色していると、たいていの場合先ほど挨拶した店員が、声をかけてきます。

その時の店員の常套句として、たとえば、「Please let me know if there is anything I can help with.(何かお手伝いできることがあったら、お知らせくださいね)」や、「If you find anything interesting, please let me know.(何か興味のあるものがあったら、お知らせくださいね)」などなどの表現が多いですね。

その時は、「Yeah」や「OK!」と言ってお返事してください。たったこれだけです!その後はこちらから声をかけない限り、そこまで積極的に声かけをしてこないでしょう。

ただ場合によっては、あなたが、店員にとって何かおすすめのアイテムを見ていたりしたら、「That’s so cute!(それ、すごくかわいいですよね!)」などと、同感してくれたりします。ですが、基本的に難しい会話をしなくても十分に楽しめます。また英語が苦手な人に対しては、店員も察してくれて、ガンガン話しかけてくる、ということもないでしょう。

挨拶の重要性に気づいた出来事

私が、この簡単な、たった一言の「Hi!」の挨拶の重要性に気づいたのは、とあるお店での個人的な体験がきっかけでした。

その体験をしたときですが、そのあるお店に入ると、なんだか店員の元気がなく、お客は私しかいないのに挨拶もされなかったんですね。お店のスタッフは、絶対私に気づいているはずなのに、挨拶がないことに、なんだかものすごく違和感があったんです。

それで、数秒後に私から「Hi!」と言ってみました。そしたら、安堵したような表情で、「Hi!」と笑顔で返してくれたのです。たったこれだけの出来事でしたが、私の頭の中で点と点がつながり、背後にあるストーリーが見えたように思いました。

というのも。私が入るのとすれ違いで、その店から日本人の女の子3人組が出てきたんです。そのお店は日本のガイドブックに載っていて、その町では日本人観光客が多く訪れるお店でした。たまたま私が行った時は、私しかいませんでしたが、それまでも観光客が多く訪れていたんでしょう。

そして、そのほとんどの観光客は、挨拶もせず、話もせず、目も合わせず、店員をただのレジを打つ人として扱っていたのではないか、と感じたんですね。なので、私がお店に入った時も、お店のスタッフからは、「また挨拶もしない日本人観光客か…」と思われ、挨拶をされなかったのだと感じました。

私は実際に、そのお店でそういった現場を見たわけではありません。ですが、「挨拶をしない日本人観光客」の風景は、これまで何度も目の当たりにしてきました。そしてその度に、「もったいないな」と何度も思って来ました。

何がもったないかというと、まず、「笑顔のコミュニケーションをすることによって、店内を気持ち良く過ごすチャンスを逃すこと」。そして、「ショッピングの体験をモノを買うことにしか興味を示しておらず、店内での体験全てを楽しく過ごすという思考がないこと」です。

マナーを知らない客との対応によって元気をなくしてしまった店員は、接客のプロフェッショナルとは言えないかもしません。ですが、日本人観光客のお客側もマナーがなかったと言えますね。たった一言「Hi!」と言うだけなのに、本当にもったいない話です。

笑顔のコミュニケーションで良い時間を過ごす

このことに気づいてから、他の場所でも観光客が多く立ち寄るお店で様子を観察してみると。お店のスタッフは、日本人観光客と思った瞬間に店員は声かけを少なくし、コミュニケーションできると思うと、笑顔のコミュニケーション度が増すことに気づきました。

会話ができなくてもいいんです。それでも、「Hi!」の挨拶ぐらいはできますよね?

「Hi!」の一言ですが、マナーある日本人として、ぜひハワイで実践してみてください。「Hi!」と挨拶するだけで、店員の態度も明るくなり、思った以上に気持ちの面でおつりがくるような、楽しい体験になりますよ。

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