タイムシェアに詳しいハワイ在住オーナーに伺ったタイムシェアをレンタルするリスク

今回は、ハワイ旅行にあたり、ヒルトンやマリオットなどのタイムシェアの権利を購入するか、レンタルで利用すべきか悩んでいる人に伝えたい情報です。

私は、これまでタイムシェアのオーナーからレンタルする形で、ハワイのタイムシェアに滞在したことが二度ほどあります。

そして、この物件を貸してくれたタイムシェアに詳しいハワイ在住のオーナーから、「たびたび使うなら、レンタルにはデメリットがあるので、権利を買った方が良い」という話を伺ったのでご紹介します。

レンタルで宿泊したハワイのタイムシェア

では、最初に私がタイムシェアにレンタルで宿泊したリゾートからご紹介します。

1度目は、2019年1月の話でオアフ島のヒルトン・ハワイアン・ビレッジ内にある施設、グランド・ワイキキアンに宿泊しました。2度目は、ハワイ島のカイルアコナになるコナ・コースト・リゾートという、ウィンダムが運営する施設に滞在しました。

どちらの旅行の時も、小さい子供二人を連れての滞在でしたので、部屋にフルキッチン、洗濯機・冷蔵庫、食器、食事のしやすいダイニングテーブルのあったこれらの宿泊施設では、とても快適に過ごせました。

気を使わず部屋でゆっくり食事をすることができましたし、洗濯機・乾燥機のおかげで、たびたびプールや海に遊びに行っても、水着を手軽に乾かすことができたからです。

加えて、その部屋が古くさくなく、ちゃんとリノベーションされた綺麗な部屋だった点も良かったです。私は、これまでバケレンやAirbnbを利用し、ハワイのコンドミニアムの部屋に宿泊したこともあるのですが、リノベーションしていないちょっと古い印象の部屋になったことがありました。

それと比較し、タイムシェアの部屋の設備は、新しく清潔で快適に過ごせました。

「今後もレンタルでタイムシェアに宿泊したい」と思った理由

この二度の宿泊体験から、私は、「ハワイに小さい子連れで宿泊するなら、タイムシェアの部屋はとても良い環境だな」と実感しました。

一方で、「タイムシェアにレンタルで宿泊できるなら、権利を購入するよりも、レンタルで済ませられるほうがありがたい」とも思っていました。

その権利を所有して、毎年、年会費や管理費を払う義務を負うことにリスクがあると感じていたからです。その義務を負うよりも、都度利用したい時にレンタルした方が、宿泊費用が割高になるとしても、良いように考えていたわけですね。

そして、この私の考えを、この時にタイムシェアをレンタルさせてもらった、ハワイ在住のタイムシェアのオーナーの方に伺ってみたところ。

「今後、定期的にハワイのタイムシェアに宿泊するならば、レンタルするよりも、買った方が安心ですよ」というご意見でした。なぜかというと、「ハワイのタイムシェアにレンタルで宿泊することには、リスクがあるから」ということでした。

ハワイのタイムシェアにレンタルで宿泊するリスク

例えば、シンプルなリスクとして、「あなたがハワイ旅行をしたいときに、私がタイムシェアの権利を貸せない場合がある」ということでした。そのオーナーが、権利を人に貸さずにご自身で使った場合、当然レンタルする立場の人は、借りられなくなるわけですね。

では、「自分が借りたい時に、タイムシェアのオーナーと、レンタルしたい人をマッチングするサービスを利用するのは、どうでしょう?」と伺ってみました。というのも、私は以前Airbnbで、ハワイのタイムシェアの部屋を「私のポイントで予約して、あなたに貸しますよ」という形で、貸そうとしているホストを見たことがあったからです。

すると、「そのようなサービスを利用する場合にもリスクがあります」とのことでした。なぜなら、そのようなマッチングサービスでタイムシェアをレンタルさせようとしているオーナーが、ハワイ州の法律を守って貸していない可能性があるそうだからです。

私の理解が足りない部分があるかも知れませんが、ざっくり次のような話でした。

  • ハワイ州で短期に部屋を貸してその対価を得るオーナーは、宿泊者からホテル税などの税金を集め納税する義務がある。
  • 加えて、それを毎年申告する義務がある。この義務は、たとえその年レンタルせず収入0ドルだったとしても発生する。
  • その申告はハワイの会計士に依頼する必要があり、その費用も安くはない。

つまり、タイムシェアのオーナーにとって、人に貸して収益を得ようとすると、かなりハードルが高い納税の義務を負うことになるということです。

ちなみに、この話の裏付けとして、次の記事が参考になりました。

Hawaii vacation rental tax guide

その結果、マッチングサービスでタイムシェアの物件をレンタルさせようとしているオーナーの中には、この義務を果たしていない人がいる可能性があります。すると、例えば、そのような非合法のオーナーの権利をレンタルする前提で旅程を立て、その後そのオーナーが取り締まりに合ってしまい、自分が旅行に行く頃にはその部屋に泊まれない、というリスクも考えられます。

また、このような非合法なオーナーからレンタルするリスク以外にも、「今後お子さんが小学生になって、夏休みなど繁忙期にしか宿泊できない場合、ポイントをレンタルして予約するのでは、遅くて予約が取れない可能性もあります」とのことでもありました。

こう言ったリスクを考えると、「今後、タイムシェアの部屋に安心して、定期的に宿泊したいのならば、自分の旅行スタイルに合う権利を、ご自身で所有した方が良いですよ」ということでした。

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