普段からランニングを趣味にしている女性は、ハワイ旅行中も「ランニングを楽しみたい!」と思いますよね。ですが、ハワイは日本と違い時間帯によっては女性一人でランニングすると危険な場合もあります。
そこで今回は、ハワイでランニングをしたいと考えている女性に向けて、私がよく走っている女性でも安心できるおすすめのコースと、走るべき時間帯をご紹介します。ローカルにも人気のランニングですが、手軽さ、景色、時間帯が、楽しむためのポイントです。では、早速始めましょう。
いつ走るべき?
まず、時間帯からお伝えしましょう。ハワイでランニングをするなら、早朝が断然おすすめです。まだ薄暗い間にホテルで準備をはじめて、日が昇り始めたと同時に、ラン!が理想です。
というのも、アメリカの中では安全なハワイといえども、やはり暗い時間は、女性の外出はできるだけ控えたほうがいいからです。早朝のよいところは、日が昇り始めると一気に明るくなることです。なので、日が出てからは安心してランニングを楽しむことができます。
早朝のよさですがこれだけではありません。たとえば、早朝は日差しがまだ強くなく、体を動かしても体力が太陽によって奪われないことにあります。加えて、ちょうど日が昇り始めてから1時間くらいは、まだ観光客が活動を始めていません。なので、人が少なく走りやすいのですね。
というわけで、走るべき時間は早朝にするとして、次はおすすめのコースをご紹介します。
おすすめのコース、その1
まずご紹介したいおすすめのコースですが、ズバリ、ワイキキビーチ沿いの小道です。おすすめする理由ですが、世界有数のリゾート地で、海を横目にまだ静けさのあるビーチでランニングするのは、とても気持ちがよいからです。
また大抵の方はワイキキに宿泊されると思いますので、アクセスも簡単なものおすすめする理由です。はじめてのハワイでワイキキ宿泊だったら、必ずワイキキビーチには行きますよね?
そして、ワイキキビーチは、観光客が一番集まる場所ですので、またまた強調しますが、安全です。この安全さが、女性にとっては嬉しいポイントとなります。ワイキキビーチでは、何かあったら、すぐにホテルに助けを求めることもできるし、人の目が多いので、窃盗などを除けば襲われる心配もありません。
ちなみに、このコースは特に時間帯が重要で、先ほどお伝えした、日の出から1時間までが勝負です。なぜかというと、さらに1時間ほど経つと、ビーチ沿いホテルの宿泊客が動き出すからです。つまり、観光客を避ける必要があり、少し走りにくくなります。
具体的にこのおすすめのコースをご紹介すると、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのラグーンとフォート・デ・ルッシー・ビーチパークを結ぶ、「フォート・デ・ルッシー・ボードウォーク」です。次の地図で確認できます。
どちらから始める?
このワイキキビーチ・コースは、周遊ではないので、スタート地点もポイントになります。つまり、ヒルトン側とフォート・デ・ルッシー側のどちらからスタートするべきか?と言うことですね。
私がおすすめしたいのは、ヒルトン側からダイヤモンドヘッド側に向かって走るコースです。というのも、早朝に走ると日の出がダイヤモンドヘッド側で起こり、ちょうど朝焼けで空や雲の色が、ピンク、オレンジ色に変わっていくのを見ながら走れるからです。
この朝焼けを見られるゴールデンタイムは、本当に綺麗ですので逃す手はありませんよ。
まだまだ行けそうなら
ランニングのビギナーですでに疲れてしまったら、このワイキキビーチ沿いコースを往復して終わりにしてもいいです。
ですが、実は、このコースのゴールとなるフォート・デ・ルッシー・ボードウォークが終わった後も、そのまま突き進むこともできます。ただし、砂浜の上を走ることになるので、その点にはご注意ください。
突き進んだ先は、砂の上を走ったり、細い橋を通ったりと、ランニングに適しているとは言えませんが、変化に富んで楽しい道です。
砂の上を走りたくない場合は違うルートもあります。たとえば、ボードウォークが終わるとともに、左折してワイキキ市街の中心に行き、カラカウア・アベニュー沿いに、再びダイヤモンドヘッドに向かうコースです。こちらは走りやすさでおすすめです。その後の終点はカピオラニ公園にして、しばらく休憩してもいいですね。
ここまでご紹介したコースは、次のリンクから地図で確認することができます。
おすすめのコース、その2
次のおすすめランニング・コースは、マジック・アイランドとアラモアナ・ビーチ・パークです。こちらはワード・カカアコ地区に住んでいるローカルが朝から散歩やランニングをしたり、ヨガや気功、筋力トレーニングなど、思い思いの時間を過ごしているのが特徴です。
道も整備されていて、走りやすいですね。パーク内の小道も、真ん中にラインが引かれていて左右を分けて走るよう配慮されています。この時にも、歩行者も右側通行であることをお忘れなく。それを意識するだけで走りやすさが全く変わります。(詳しくは、別記事「住んでわかった!ハワイの歩道をスムーズに歩けるコツをご参照ください)
パーク(公園)というと手軽な感じもしますが、とても広いパークですので、心して臨んでくださいね。また、そのパークにあるマジックアイランドからは、朝のダイヤモンドヘッドを望むことができます。
ほか、このパークは、緑が豊かなため、鳥にとっても憩いの場になっており、鳥のさえずりと波の音を聞きながらランニングできますよ。早朝のアラモアナ・ビーチは、湾になっている海の色が微妙に変化していく様も、朝ならではの楽しみと言えます。アラモアナ・ショッピングセンターもすぐ後ろに位置しているため、走り終わったら、立ち寄って朝食をゲットしてもいいですね。
以上ご紹介したマジック・アイランドとアラモアナ・ビーチ・パークのコースは、次のリンクから地図で見ることができます。
・マジック・アイランドとアラモアナ・ビーチパーク・コースをGoogleマップで見る
どれくらいの距離を走るかは経験値によりけり
最後に。日本でも走り込みをしていて長い距離でも走れる方は、今回後ご紹介した2つのコースをつないで走ることもできます。
具体的には、「アラモアナ・ビーチ・パーク → マジックアイランド → ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ → フォート・デ・ルッシー・ボードウォーク → カラカウア・アベニュー → カピオラニ公園」のフルメニューでも大丈夫でしょう。
このコースの良さは、道に迷いにくいことです。また、たとえ道に迷ったとしても、ダイヤモンドヘッドを目指して大通りを走っていれば、大抵は迷わずにすみます。
ちなみに、フルメニューのコースのゴールとなるカピオラニ公園まで走っても、まだまだ大丈夫でしたら、ダイヤモンドヘッドの周囲を回って、ワイキキまで戻って来ることもできます。
ビギナーならワイキキ・ビーチ沿い、少し距離があっても大丈夫なら、マジック・アイランド&アラモアナ・ビーチ・パーク、または組み合わせるなど、その日の体調と経験値によってオリジナルのコースを組んでくださいね。
朝ランで、気持ち良く1日をスタート!
ハワイの朝ランにはたくさんのメリットがありますが、やはり「早起きは三文の徳」で、気持ちよくハワイの1日をスタートすることができるのが一番ですね。
朝は人も少なくて走りやすく、昼間には見れなかったワイキキやアラモアナの意外な顔が垣間見れたり、朝焼けを浴びてハワイに来たぞーという意気込みを感じたり、ローカルに混ざってハワイに住んでいる気分になったり、紫外線も少なく、本当におすすめです。お金もかからず、健康的、ランニング後の朝食も美味しいこと間違いありません。