今回は、ハワイ旅行中にWhole Foodsのスーパーを利用するにあたり、その割引特典狙いで米国アマゾン(amazon.com)のプライム会員になるべきか検討中の方に伝えたい情報です。
結論から述べますと、年に一度5泊前後の旅程でハワイに滞在する場合は、Whole Foodsの割引特典だけでは、amazon.comのプライム会員になるメリットはなさそうです。
一方、Whole Foodsでの割引だけでなく、滞在先への配達サービスの特典まで目を向けると、日本人旅行者でも利用するメリットを感じる可能性があります。
amazon.comがプライム会員に提供するWhole Foods向けの2つの特典
amazon.comにあるPrime at Whole Foods Marketのページを見ると、Whole Foods向けのプライム会員向けの特典が紹介されています。
この記事を書いている現在は、その特典として、次の2つが紹介されています。
- Prime members save more (プライム会員はさらにお得)
- Delivery and pickup (配達とピックアップ)
1つ目の「プライム会員はさらにお得」の特典ですが、その説明として、「セール価格からさらに10%オフになるほか、季節の人気商品がお得に購入できる」とあります。
2つ目の「配達とピックアップ」の特典は、「2時間以内に食料品をお届けする便利なサービスと、お近くの店舗で1時間以内に無料でお受け取りいただけるサービスが利用できる」とあります。
つまり、「日本人旅行者として、ハワイ滞在中に、年会費119ドルを払って、この2つの特典を使いこなせるか」が、その判断のポイントになります。
全ての商品が10%割引になるわけではない
で、1つ目の「プライム会員はさらにお得」の特典から考えますと。まず、この特典で割引対象となるのは、Whole Foodsで扱っている全ての商品ではない、という点がポイントです。
その事実は、amazon.comでWhole Foodsのセール対象の商品を紹介しているページを見ると確認できます。
amazon.comでWhole Foodsのセール対象品を見る
※初めてamazon.comを見る方は、Deliver toをワイキキのZipコードである96815に設定すると、商品の価格まで見られるようになります
このページでは、指定したエリアのWhole Foods(96815を指定した場合はカハラモールが対象、他の店舗を選ぶこともできます)でのセール対象品が見られます。そして、「プライム会員はさらにお得」の特典は、このセール対象品の価格に対して、さらに10%引きになるのがその特典だということがわかります。
つまり、セール対象品以外は、プライム会員であろうと関係がないわけですね。となると、5泊前後の滞在中に利用するWhole Foodsで、セール対象品を買った割引額の合計で年会費119ドルを超えるのは、なかなか難しいことがわかるはずです。それで1190ドル以上の買い物をする必要があるからです。
配達を利用しレンタカーを借りずに済ませられればメリットがある
というわけで、年一回5泊前後のハワイ旅行をする日本人旅行者という立場では、Whole Foodsの割引特典目当てだけでamazon.comのプライム会員になるメリットは、まずないと言えるでしょう。
一方で、「配達とピックアップ」の特典まで視野に入れると話が変わる人も中にはいるはずです。というのも、次の記事によると、「35ドルを超える買い物でその配送料が無料になる」とあるからです。
Amazon grocery delivery options compared: Pros, cons, prices and more
より
If your order is over $35, you’re eligible for free two-hour delivery, or free one-hour pickup from any Whole Foods store.
そして、このWhole Foodsの配達サービスを利用することによって、レンタカーを借りずに済ませられれば、レンタカー代や駐車料金が浮く分と年会費119ドルとの比較で、その特典の価値を考えることができます。
たとえば、ワイキキ滞在では、宿泊先の駐車代が一晩で40ドル以上する宿泊施設もありますので、5晩利用したらそれだけで200ドルを超えます。これを必要な日だけに日帰りでレンタカーを借りることにし、駐車代を浮かせれば、amazon.comのプライム会員になる価値があります。
ただ、実際に自分の宿泊先で、Whole Foodsの配達サービスが利用できるかは、事前に確認した方が良いです。ちなみに、私が仕事でお世話になっているハワイ在住の方が、2021年6月に確認した話では、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのタイムシェアの施設であれば、「自分でロビーまで受け取り行く」または「ベルデスクに預ける」形でWhole Foodsの配達サービスが利用できるとのことでした。