今回は、普段ヒルトンのタイムシェアを利用してハワイ旅行をしている人のうち、「なかなかハワイに行けないし、小田原のヒルトンに行ってみようかな?」とご検討中の方にお伝えしたい情報です。
以前、ヒルトン小田原初訪問の人に伝えたい立地の特徴の記事では、「ヒルトン小田原は陸の孤島のような立地という特徴を知っておくことで、交通手段、宿泊日数、食事付きプランにすべきかを検討するのに役立つ」とお伝えしています。
これまで、前々回の記事では宿泊日数を、前回の記事では食事付きプランにすべきか、それぞれ掘り下げ、私が実体験から思ったことをご紹介しました。
そして今回は交通手段について、「ヒルトン小田原は車で訪れるべきか?」をテーマに、私が公共交通機関を使って訪れた経験、また車で訪れた経験をもとに思ったことを書きます。
ヒルトン小田原を公共交通機関で訪れて思ったこと
まず、ヒルトン小田原を公共交通機関で訪れて思ったことからです。以前の記事でご紹介していますが、私は2021年の年末年始シーズンにヒルトン小田原を訪れる前に日帰りでこの施設を利用したことがあります。
その日帰り滞在時の交通手段として、公共交通機関を利用しました。具体的には、次の通りです。
- 行き: 品川駅→(東海道新幹線)→小田原駅→(東海道本線)→根府川駅→(ヒルトンのシャトルバス)→ヒルトン小田原
- 帰り: ヒルトン小田原→(ヒルトンのシャトルバス)→小田原駅→(東海道新幹線)→品川駅
行きは品川駅から新幹線で小田原駅まで移動しました。30分程度で小田原駅に到着しそのアクセスの良さを感じた一方、あまりにもすぐに着きすぎて「旅情があまり感じられないな」とも思いました。その後、小田原駅で東海道本線に乗り換え、ヒルトン小田原の最寄駅となる根府川駅に移動しました。私が利用した時は、この小田原駅の乗り換えで待ち時間が少々(15分程度?)発生しました。根府川駅に到着してみると、ホームから海が一望でき、また趣のある駅舎の様子を見てここで「旅行しているな」という感じがしました。
根府川駅からはヒルトンのシャトルバスで移動したのですが、根府川駅でもシャトルバスのタイミングの関係で10分程度待つことになりました。計画時点では、「根府川駅から徒歩でヒルトン小田原まで行ってみよう」と思っていたのですがシャトルバス利用にして正解でした。というのも、根府川駅からヒルトン小田原まではずっと上り坂であることがわかったからです。
ちなみに、小田原駅からヒルトン小田原までのシャトルバスもあるのですがそれを利用しなかったのは、私が利用した当時、小田原駅とヒルトン小田原間のシャトルバスの運行本数が、少なくなっていたからです。一方、根府川駅間のシャトルバスは運行本数が多かったので根府川駅まで移動することにしました。ただ頻度が多いと思って利用した根府川駅間のシャトルバスでも10分は待つことになったということですね。
そして、ヒルトン小田原からの帰りは、小田原駅までのシャトルバスを利用しました。この時、元々は小田原駅までのシャトルバスの少なさからタクシーで小田原駅まで移動しようと考えていました。そこでホテルのフロントの方に「タクシーを手配できますか?」と尋ねてみると、「どちらまで移動されますか?」と確認され「小田原駅までです。」とお答えすると、「それならば、もう20分程度待つとシャトルバスで行けますよ。」とご案内いただいたわけです。私は、ヒルトン小田原の陸の孤島のような立地から、「タクシーを呼んでもすぐに来なそう」と判断し、このご提案に従いシャトルバスで小田原駅まで帰ることにしました。
さて、以上の公共交通機関を利用してヒルトン小田原を訪れた体験を車で訪れた時と比較して良かったところを挙げますと。当然ですが、運転しなくてよい気楽さがありました。私はこの日帰り滞在前にも小田原近辺を運転した経験があるのですが、このエリアは時期や時間帯によって渋滞する可能性があるのを知っていたので、このエリアでの運転を避けられることにメリットを感じました。また運転しなくて良いので、食事の時に気軽にお酒を飲める良さもありました。実際、この時はブラッセリーフローラでビュッフェのランチをしたのですが、その後運転しなくて良いのでお酒を楽しめました。
ヒルトン小田原を車で訪れて思ったこと
続いて、ヒルトン小田原を車で訪れて思ったことです。私が車でヒルトン小田原を訪れたのは、2021年12月の年末年始シーズンです。この時、車で行くことにした最大の理由は、妻、7歳児、3歳児を連れての家族旅行だったことです。
私は、前回の公共の交通機関で移動した経験から、ヒルトン小田原が陸の孤島のような立地であることを知っていました。また、そこまでの移動手段として、小さい子連れで荷物を運びながらだと「結構大変そうだな」と思う箇所がありました。例えば根府川駅のホームには、エスカレーターはありますがエレベーターがなく、荷物が多く子供がいると移動が大変そうでした。公共交通機関を利用した場合、そういった1つ1つの乗り換えが面倒そうに感じたわけです。
また、この時は、ヒルトン小田原を訪れる前に「小田原こどもの森公園わんぱくらんど」に寄ったのですが、計画時点で「子供が楽しめる施設に寄ろう」と思っていたことも、車を利用することにした理由です。
では、実際にヒルトン小田原を車で訪れて思ったことを書きますと。期待していた「子連れでの移動が楽」、「周辺を観光してから訪れる」という点は、その期待通りでした。
加えて、荷物を気軽に運べたことがやはり良かったです。例えば、今回の滞在にあたり、私は「ヒルトン小田原にチェックインしたらなるべく出かけず、施設内でゆっくりしよう」と考えていたので、その暇つぶし道具の1つとしてNintendo Switchを持ち込んでいました。で、Switch本体のみならコンパクトですが、ドックやプロコンなども持ち込んだためまとめるとかなりの重さになりました。なので電車移動であれば重くて持ち込んでいなかったはずです。
また、この時は15時となるチェックイン時間前にヒルトン小田原を訪れプールで遊ぶために、水着や浮き輪などを入れたセットをメインのカバンとは分けて用意していました。車だとそのように別に分けた荷物も、気軽に運べたので良かったです。
一方でヒルトン小田原にチェックインしてからは、車の出番はほとんどありませんでした。というのも、この時は、2泊の旅程で2食付きのプランにしていたからです。そのため、例えば夕食のためにどこかに外出する必要がありませんでした。この旅行で私がヒルトン小田原にチェックイン後に車を使ったのは、2日目のランチのために近くのベーカリーにパンを買いに行った時のみでした。その買い物を初日に済ませていれば、チェックイン後、車を全く使うことはなかったはずです。
車があると便利だが、なくてもなんとかなる
以上、「ヒルトン小田原は車で訪れるべきか?」をテーマに、公共交通機関を利用した体験と車で訪れた体験をもとに思ったことを書きました。
どちらも利用してヒルトン小田原滞在をした上で、私が思うのは、「車があると便利だが、なくてもなんとかなる」という月並みな結論です。ので、どちらが正解ということはなく、旅行の状況に合わせてうまく使い分けるのが良いと感じました。
またヒルトン小田原に籠って過ごすのか、周辺に出かけるのか、でも車の必要性がだいぶ変わってくるはずです。ただ、周辺に出かける場合でも、あえて車を使わないという選択肢もあるかもしれません。
例えばですが、ヒルトン小田原から小田原城を訪れようと考えていた場合。案外自分の車で移動せずにシャトルバスを利用した方が便利かもしれません。というのも、小田原城周辺は、時期や週末などによってはとても混雑して、駐車場が見つからないことがあるからです。
私の実体験でも、これまで車で小田原城を訪れた際に、近くの駐車場が全て満車で「どうしよう」と困ったことがあります。こうなるくらいなら、直行のシャトルバスで小田原駅まで行き、そこから徒歩10分程度歩いて小田原城を訪れた方がよっぽどストレスなしに観光できたはずでした。
一方で、私が子供と訪れた「わんぱくらんど」の場合は、やはり車がないとそのアクセスが不便な立地です。このように周辺観光する場合でもその目的地次第で車の必要性が変わるわけですね。