ハワイ旅行にクレジットカードが必須な理由

はじめてのハワイ旅行に向けて、クレジットカードの準備はしていますか?このクレジットカードは、もはやハワイ旅行には必須と言っても過言ではないもので、あるとないとでは、ハワイ旅行の便利さが全く変わります。

そこで今回は、ハワイ旅行にクレジットカードがあると便利になるメリットをご紹介します。逆にクレジットカードがない場合のデメリットもわかりますね。

多額の現金を持ち歩かずに済み安全

クレジットカードをハワイ旅行に持って行く最初のメリットは、多額の現金を持ち歩かずに済み安全と言うことがあります。というのも、ハワイの治安は、日本と比較し安全ではないからです。そのことは、次の外務省のホームページや在ホノルル総領事館のレポートを読むと確認できます。

外務省のホームページは2011年の統計ですが、ハワイ州の犯罪発生率は、『日本の犯罪発生率と比較すると、殺人事件で1.9倍、強姦事件で約20.6倍、強盗事件で約28.2倍などと極めて高い発生率』とあり、日本と比べると本当に犯罪が多いことがわかりますね。また在ホノルル日本国総領事館のレポートには、FBIの2013年の統計が載っており、『日本と比較した場合、殺人が約2倍、強盗が約30.9倍、強姦が約24.9倍』とあります。

このことからハワイ州の犯罪の発生率は、2011年から2013年で各犯罪全てが増加していることもわかりますよね。ハワイの高い犯罪発生率の数字を裏付けるように、ハワイは正直なところ夜中に女性が一人で出歩けるほど治安が良いところではありませんし、夜中でなくても人気の少ないところは治安面で心配があります。

このような背景があるため、ハワイ旅行中に自分の財布の中には多額の現金、つまりお札を極力入れておかないほうが安心です。その日の過ごし方にもよりますが、$40も財布に入れておけば十分です。そして、お金以外の支払い方法として、クレジットカードが必要になるわけですね。

トラベラーズチェックは過去のもの

以前は、旅行中にこのように多額の現金を持ち歩かずに済む別の方法として、トラベラーズチェックがありました。ですが、現在、トラベラーズチェックは、クレジットカードにその役割を置き換えられてしまいすでに過去のものとなっています。

トラベラーズチェックが過去のものとなった理由は。トラベラーズチェックが、クレジットカードよりも認知度が低く使えない店があり、またその換金手数料が高いと言う不便な点があったからです。

また、2014年3月にはトラベラーズチェックを発行する最大手のアメックスが日本でトラベラーズチェックの販売を終了しています。この事実からも、トラベラーズチェックが過去のものとなったことを象徴していますね。

と言うわけで、これからのハワイ旅行で、多額の現金を持ち歩かず済ませる方法としては、クレジットカードを選ぶことになります。

手数料がお得

クレジットカードの別のメリットとしては「ドル払いのものを支払う際の手数料がお得である」と言うことがあります。

ハワイはアメリカの1つの州なので、その支払いは当然アメリカドルを利用することになります。この時、ハワイで何かドル払いのものを買ったことを考えてみましょう。

まずシンプルなのは、アメリカのドル札の現金で支払うことです。そのためには、日本円をドル札に両替する必要がありますよね。そして、その際には、両替の手数料が発生します。

その両替の手数料とクレジットカードで支払った時の手数料を比較すると、クレジットカードで支払ったほうがお得、と言うことなのです。

たとえば、みずほ銀行で、日本円をドルに両替する場合の手数料を確認してみると。次のリンクから、日本円をドルに変える時の外貨両替相場の参考のレートが確認できます。

みずほ銀行: 外貨両替相場
http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/cash.html

そして、次のリンクから、みずほ銀行の各国通貨公示相場のレートを確認できます。

http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/quote/index.html

この記事を書いている2015年3月11日のレートを比べてみると次の通りです。

  • 外貨両替相場(米ドル): 124.47円
  • 各国通貨公示相場(米ドル – TTS 電信売り): 122.47円

この2つを比べてみると、実際に両替する時のレートである、外貨両替相場のほうが円が安いことがわかりますよね。つまり、その分手数料が載っていることがわかります。またこの2つの差を手数料と考えると、ちょうど2円になりますね。つまり、手数料率を考えると

2円 / 122.47円 = 約1.63%

と言う結果となりました。

そして。クレジットカードでドル払いした時の手数料は、多くのクレジットカードのブランドでは1.63%であることが多いのです。

この結果から「だったら、クレジットカードと両替の手数料は変わらないのでは?」と思うかもしれませんが、そう思うのは早計です。

なぜならクレジットカードには、決済額に応じて何%かのポイントがつくものがあるからです。このようなポイントは現金にはなりませんが、いずれどこかでその溜まった分だけの商品やサービスと換えられますよね。

と言うわけで、決済額に応じたポイントを、クレジットカードのほうがドルを支払う時の手数料は、断然にお得になります。また、そのようなポイントシステムがないカードだったとしても、多額の現金を持ち歩かずに済むメリットがありますし、現金に両替するのとその手数料は変わらないわけです。

つまり、いずれにせよハワイ旅行中は、クレジットカードを利用したほうが、現金を両替するよりメリットがあるわけですね。だったら、より便利なクレジットカードを使いたいですよね。

ホテルのチェックインやレンタカーを借りる際のデポジットの支払いに必要

次に、これは「クレジットカードのメリット」と言うよりも、ないと困ることとして。ハワイでは、ホテルにチェックインする際やレンタカーを借りる際のデポジット(預かり金)の支払いにクレジットカードでの支払いを求められることが多いです。

まずホテルでは、これはパッケージツアーで訪れていた場合も、個人手配で訪れていた場合でも関係なく、チェックイン時にクレジットカードを求められることがあります。

ただし、ホテルによっては現金でデポジットを支払える場合もあります。となるとそのホテルのデポジットが現金でいくらになるのか事前に調べる必要がでてきますが・・・、そのためには英語で宿泊するホテルに直接問い合わせてその額を確認する必要があります。これはちょっと面倒ですね。

続いて、レンタカーでは、デポジットの支払い以前にレンタカーの費用自体がクレジットカードで支払うことが前提となっています。つまり、そもそもクレジットカードがないとハワイでレンタカーを借りられない可能性が高いです。それでも現金で支払いたい場合は。借りようとしているレンタカー会社に英語で問い合わせて、現金払いできるかを確認する必要があります。これも面倒ですよね。

ハワイ旅行では、このようにクレジットカードがないと不便な思いをします。

クレジットカードの特典がある

最後に、ハワイでは特定のクレジットカードのブランドを持っているだけで受けられる特典があります。

たとえば、JCBカードがあるとワイキキトロリーのピンクラインに無料で乗車できたり、ワイキキにあるのラウンジを利用することができます。

またJCBに限らず、VISAやMasterのカードでも、ショッピング時にギフトが貰えたり、割引があったりなどの特典が得られることがあります。このような特典を有効活用すると、ハワイ旅行をお得に楽しく滞在することができるわけです。

ハワイ旅行にクレジットカードは必須

以上、ハワイ旅行にクレジットカードが持って行くメリットをご紹介しました。今回、ご紹介したメリットから、ハワイ旅行にはクレジットカードは必須の持ち物と言えます。これは「あると良い」ではなく、「ないと困るもの」と言っても過言ではありません。

特にハワイの治安は日本と比べて良くないので、安全のためにも多額の現金は持ち歩かず、クレジットカードで支払うようにする必要があります。またハワイの大抵のお店は、クレジットカードの支払いに対応しています。

なので、カードで支払えなくて困る状況は、滅多にありません。事実、私がハワイに2015年1月末に1週間滞在した間に、クレジットカードが使えなかったお店は、2つ、3つしかありませんでした。

またハワイ旅行のために多額の日本円をドルに両替し、それを使い切れずに余らせてしまった場合。そのドルをまた日本円に両替することになり、2重で手数料を支払うことになり損をします。その意味でもクレジットカードがあるとお得になります。日本円をドルに両替する額を少なくできるからです。

以上の理由から、ハワイ旅行にはやはりクレジットカードは必須ですね。

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