ハワイ旅行向けのカーナビにiPadが向かない理由

今回は、ハワイ旅行にあたり、レンタカーのカーナビをどうするか検討している人に伝えたい情報です。

私は、2019年1月にしたオアフ島への家族旅行では、レンタカーを借りました。そのカーナビの準備にあたり、「iPadを利用しようかな?」と一度検討したのですが、結局は諦めてスマホにしました。

その理由をご紹介します。

レンタカー会社のカーナビを借りなかった理由

では、このハワイ旅行でのレンタカー用カーナビに向けて、レンタカー会社のものを借りなかった理由からご紹介すると、その理由は2つあります。

1つ目の理由は、このハワイ旅行で選んだHertzレンタカーでは、カーナビを借りると1日あたりで利用費用が発生するからです。

Hertzレンタカーのカーナビを借りると1日あたりでレンタル料が発生する

この費用を節約したいというのが、1つ目の理由です。

2つ目の理由は、これまでのハワイ旅行でしたレンタカーにおいて、ハワイにSimフリーのスマホを持ち込み、それに現地のSIMを刺したものがあれば、Googleマップなどのアプリで十分にカーナビ代わりになることを経験していたからです。

ハワイでiPadをカーナビ代わりにするのを諦めた理由

この2つの理由から、レンタカー会社のカーナビを借りないことは、決めていました。

そして、普段であれば、SIMフリースマホをカーナビにするところだったのですが、今回の旅行では、「試しにiPadを使ってみてはどうだろう?」と思い立ちました。ちょうど、手持ちのiPad(9.7インチ)があったからです。

このiPadの方がスマホよりも画面が大きいため、「カーナビとして使いやすいのではないか?」と思ったんですね。

というわけで、ハワイ旅行中にカーナビとしてiPadを利用する案の実現に向けて検討したのですが、結局は諦めることにしました。

なぜ諦めたかというと、ハワイの治安の悪さがありました。2017年2月の次の記事によると、ハワイでは1週間に100件以上の車の盗難や車上荒らしが事件が起きているそうです。これは、2時間に1件はそのような犯罪が起きている計算になります。

Most-stolen vehicles in Hawaii and how to protect them from thieves

この治安の悪さを考えると、iPadサイズのものをハワイでカーナビとして利用するには、リスクが大きいと考えました。

取り外しのしやすさと、安定感を両立する車載の仕掛けの選択肢が少ない

ご紹介したようにハワイでは車関係の犯罪の発生率が高いです。そのため、車を駐車して出かけるときは、可能な限り車内にものを残さないようにする努力が必要です。

つまり、iPadをカーナビとして使う場合は、それを駐車のたびに取り外してしまうか、持ち歩くようにする必要があるわけです。となると、取り外しが簡単な車載の仕掛け(例えば、吸盤や磁石で固定する)を利用したくなります。

一方で、そのような取り外しが簡単な車載の仕掛けは、固定する力が足りず、運転中に外れないかが不安になります。ハワイでは、道が悪くてガタガタする道路があり、私の実体験では、吸盤タイプでスマホを固定していて、それが外れた経験もあります。

なので、ハワイにおいて、それよりも重いiPadを簡単な車載の仕掛けで利用する気になれません。そこでタブレット向けの安定感のある車載の仕掛け(例えば、カップホルダーにしっかり固定できるようなタイプ)を選ぶと、その取り外しのしやすさが犠牲になります。また、しっかりしたものは、重く大きいものが多く、旅先に持ち込むのが不便です。

さらに、「車載の仕掛けからiPadを取り外ししやすいか」に加えて、ハワイでは、そもそもその車載の仕掛け自体も、駐車時には、取り外す必要があります。車載の仕掛けがついていると、車内を見てレンタカーの旅行者の車と判断されやすくなりますし、その車載の仕掛け自体を高価なものと思われる可能性があるからです。

このように、ハワイの治安の悪さを考慮すると、取り外しがしやすく、かつ安定感もある車載の仕掛けの選択肢が少ないことがわかりました。結果、普段通り、スマホを取り外ししやすい車載ホルダーで利用する方針となりました。

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