今回は、初めてのハワイ旅行で、飲食店でのチップが気になる人に伝えたい情報です。
ハワイのガイドブックでは、飲食店でのチップの相場として、「請求額の15%前後」と紹介されているのが多いのではないでしょうか。
一方、私は、2019年1月に訪れたハワイのレストランで、その請求書(bill)に18%、20%、22%のチップの率が、参考例として記載されている体験をしました。「何事にも例外がある」ことを示す目的でご紹介します。
ガイドブックに「請求額の15%」と紹介されている例
私が、ハワイを初めて訪れたのが、2008年です。その当時iPhoneはすでにありましたが、初代iPhoneからiPhone 3Gと言う時代で、まだまだ海外旅行先での情報収集ツールとして利用している人は、限られていたように思います。
私も、2008年の初めてのハワイ旅行での情報源としては、「地球の歩き方 ハワイI オアフ島&ネイバーアイランド」の2008年版をメインとして利用していました。
この本は、この記事を書いている2020年現在も手元にあるのですが、この本の454ページに、レストランのチップについての説明している箇所があります。その内容を引用しますと、次の通りです。
チップの金額について
(略)
■レストラン
勘定書の約15%。すでにサービス料が加算してあれば、チップを払う必要なし。
(略)
やはり、ハワイのレストランでのチップの目安として、「15%」と紹介されていることがわかります。
「18%〜22%は払ってね」と請求書に記載されている例
一方で、私は、ハワイ旅行を繰り返しているうちに、「時代とともに求められるチップの率は、変わるのだな」と思うことがありました。
それは、ハワイに30年以上暮らしている方のお話からだったのですが、2018年頃にこの方が、「最近、私は、飲食店のチップは、15%よりも多い率で支払っています。」と言うことをおっしゃっていたんですね。近頃の物価の高さを考えると「15%のチップでは少ない」と考えるようになり、この方は、もっと多く支払うようにしたのだそうです。
そして、本題に入るのですが、私は、2019年1月にオアフ島のカハラホテル内にあるレストラン、アランチーノ・アット・ザ・カハラで食事をする機会がありました。
このレストランで食事を終えて、会計をチェックしてもらったところ、お店のスタッフがテーブルまで請求書(bill)を持ってきてくれました。
そして、その請求書には、請求額に対して、18%、20%、22%のチップの率をかけた額が、参考例として印刷されていました。次の写真の通りです。
ご覧の通り、請求額80.63ドルに対して、18%、20%、22%のチップ率での参考のチップ額が記載されているのがわかります。また、上の写真でそのチップ額のところが黒い丸で囲まれていますが、これは私が書いたのではなく、テーブルに運ばれて来た時点で、このようになっていました。
この黒い丸印から、私は、「今は、このくらいのチップ率でいただくのが常識なんですよ」と言う、お店からの念押しのように感じました。
10%、15%、18%で記載されている飲食店もある
このアランチーノ・アット・ザ・カハラの請求書に、参考のチップ率が18%〜22%と書いてあるのを見て、私は、「あ〜、なるほど、話に聞いていた通りだ。」と思いました。
上で、ハワイ在住30年以上の方から「最近、私は15%よりも多い率で払っている」と聞いたことをご紹介しましたが、この18%〜22%のチップ率の例を見て、「話に聞いていた通り、ハワイの飲食店では、もはや最低でも18%が基準なんだな」と思ったわけです。
ところが。その後、2019年8月にハワイ島旅行をする機会があったのですが、必ずしも、全ての飲食店が、15%より高いチップ率を求めているわけではないことがわかりました。
具体的には、ヒロにあるHawaiian Style Cafe Hiloと言うハワイ家庭料理の飲食店で食事をした時なのですが、その請求書には、「10%、15%、18%」の3つが、その参考のチップ率として記載されていました。次の写真の通りです。
ので、「なるほど、ハワイの全ての飲食店で、18%以上のチップが要求されるわけではないんだな」と言うことがわかりました。アランチーノ・アット・ザ・カハラは、高級ホテル内にある内装やサービスにも凝った高級路線の店なので、そのチップ率を高く記載する方針だっただけなのかもしれません。
ただ、ハワイの全てのレストランがそうではないにしても、「飲食店のチップは15%が目安」には例外があることが、今回のアランチーノの体験からわかるはずです。