今回は、ハワイ旅行が初めての人に伝えたい情報です。
ハワイで日本語が通じる飲食店はほとんどない
よく「ハワイは日本語が通じる」のような話を聞きますが、このような話を鵜呑みにして安心していませんか?実際には日本人が最も訪れるワイキキにおいても、日本語が通じない飲食店がほとんどです。
ワイキキで日本語が通じる飲食店は、日本人観光客に人気のホテルのレストランのような一部に限られ、それ以外は日本語のメニューがあれば良い方で、実際には英語でやりとりする必要がでてきます。
なので「日本語がどこでも通じる」と思ってハワイを訪れると、実際には日本語が通じずとても苦労することになります。そこで今回は、日本語が通じないハワイの飲食店で使える英会話術を紹介します。
ワイキキで日本語が通じた店は30店舗以上訪れて1店舗しかなかった
私はこれまで30店舗以上のワイキキの飲食店を訪れた経験があります。詳しくは、これまでに訪れたワイキキの飲食店からオススメのお店5つの記事でご紹介しています。
これらのうち確実に日本語が通じた店は、シェラトン・ワイキキ・ホテル内にある『吉家』だけでした。この店はいつ行っても日本語ができるスタッフが常駐していました。余談となりますが、この店は吉幾三がプロデュースしているので『吉家』です。
ほか、クヒオ通りとシーサイドアベニューの交差点近くにある長崎ちゃんぽんの『Ringer Hut Waikiki』。この店に何度か訪れたうち、日本語ができるスタッフがいることもありました。
これらの店以外は日本語が通じるお店はありませんでした。牛角やえぞ菊、丸亀うどんのような日本の飲食店のチェーン店でさえ日本語は通じませんでした。
つまり、30店舗以上訪れて、確実に日本語が通じる店は、1店舗しかなかったわけです。
英語の注文は難しくない
で以上を知ると、英語が苦手な人は、日本語が確実に通じる店を利用したくなるものです。ですが、せっかくハワイに来たのであれば、日本語が通じない飲食店でも挑戦してみたいと思いませんか?
そう思うならば勇気を出して日本語が通じない店でも利用すると良いです。実際のところ、飲食店で使う英語はかなり限られるため、それほど難しいものではありません。
その英会話が難しくないことを示すために、一つ、実際にワイキキにある飲食店で使う英語の例を挙げてみます。
お店は、ワイキキの北西、カラカウア通りとアラモアナブルバードの交差点の角にある Cheeseburger Waikiki と言うハンバーガー・ショップとしましょう。この店は、ワイキキの中心地からちょっと外れにある飲食店で、日本語メニューがなく、日本語対応のスタッフはいないお店です。
お店の入る時に使う会話
まず、お店の入口前にある受付の前に立つと、
「For here or to go?」
と聞かれます。「For here」=店内で食べる? 「or to go?」=もしくは持ち帰る?と尋ねられているわけです。この店はハンバーガー・ショップで持ち帰りの購入ができるためにこのように聞かれるわけですね。
ちなみに持ち帰りは「to go」です。「日本でよく使うテイクアウトは、和製英語なんだっ!」と言う説もありますが、意外にテイクアウトでも通じます。実際このCheeseburger Waikikiで「to go」で購入した時のレシートを見てみると、「take out」ときっちりプリントされています。
飲食店で使う英語はこちらの意思さえ伝わればどう表現したって構わないものです。なので、いちいち「これは和製英語かな?」とか「この文法で大丈夫かな?」など心配しなくて大丈夫です。
話を戻しまして、店内で食べるので、
「フォーヒア (For here)」
と答えます。すると、
「How many?」
と聞かれます。「何人ですか?」と尋ねて来ているわけです。客が2名など、スタッフから見て客の人数がすぐに把握できる場合は、この質問はされない可能性もあります。
で、「How many?」と聞かれたので、利用する人数を英語で答えます。二人ならば、
「トゥー(Two)」
ですね。英語の数字がすぐにでてこなければ、指の数で示しても意味が通じることがほとんどです。
以上の流れが終わり、席が用意できたら席に通されます。
席に着いてから使う英語
席に着いてからの注文はとても簡単です。英語で書かれたメニューの料理の内容がわかっている前提とはなりますが、メニューで食べたいものを指差して、
「ディスワン (this one)」
と言うだけです。
ただし、料理の量が日本の飲食店と比べると多いことがほとんどです。なので、注文しすぎないようにしてください。アメリカ人と比べ小食の日本人としては、一つ頼んで足りなければ追加すると言う注文の仕方の方が無難です。
会計時に使う英語
食事が終わって会計をするときには、スタッフを呼び、
「チェックプリーズ (Check, please)」
と言うだけです。最後にお店を立ち去る時、テーブルを担当してくれたスタッフに「サンキュー (Thank you!)」と言って微笑めば、何の問題もなく日本語の通じない飲食店での食事は完了です。
以上から、日本語が通じない飲食店で使う英語は、かなり限られることがわかったのではないでしょうか?
日本語が通じない飲食店も怖くない
「日本語が通じると聞いていたけど全然違うな・・・」、これが私がハワイをはじめて訪れた時に感じたことでした。
一方でワイキキは「英語が話せない日本人」に対しての理解がある人が多い場所だとも感じました。なので、ワイキキは英会話を使う練習する場所としては、とても良い環境です。
日本語が通じない飲食店を利用するのは不安を感じるかもしれません。が、今回ご紹介した通り飲食店で使う英語はかなり限られます。なので英語を使ってどんどん活用しましょう。