ハワイで夜景の写真を綺麗に撮影する方法

今回は、ハワイで夜景の写真を綺麗に撮りたい人にその撮り方をご紹介します。

ハワイ旅行ですが、夜景を撮りたくなることが結構あるんですね。例えば、ワイキキで泊まったホテルの部屋が山側(マウンテンビュー)の部屋だと、その窓からの夜景が綺麗なんですね。

ほか、タンタラスの丘などの夜景スポットを訪れた時や、もしくは星空ツアーに参加した時などもそうですね。星空ツアーは夜景とはちょっと異なりますが、その撮り方の基本は夜景と同じです。

手持ちのスマホで夜景を撮るとノイズがのるか、光がブレやすい

最近では、ハワイ旅行に向けてわざわざデジカメを用意せず、スマホをカメラとして済ます人も多いですよね。ですが、本当に夜景を綺麗に撮影したい場合は、ある程度本格的な設定ができるデジカメを用意する必要があります。

その理由ですが、手持ちのスマホで夜景を撮影すると、次のような写真になってしまうからです。

  • 夜景の光がぶれた写真になる
  • 光がぶれなくてもノイズがのった写真になる

スマホで夜景を撮影すると以上のどちらかのような写真、もしくは、両方の特徴を持った写真になってしまいがちです。

で、なぜこうなってしまうかですが、簡単には外が暗く綺麗な写真を撮るだけの光が足りないからです。

そのため、スマホで夜景を撮影するときは、裏側でカメラのセンサーのISO感度が自動的に高くなっています。こうすると、少ない光でもブレずに写真を撮ることができるからです。しかし、ISO感度が高くなればなるほど、写真にノイズがのってしまうデメリットもあります。

なので、夜景に限らず綺麗な写真を撮るためには、ISO感度が低い設定にしたいわけです。ところが、そうすると、今度は夜の少ない光をたくさん集めないと写真が撮れない状況になります。つまり、写真を1枚撮るのに数秒以上の時間をかけて撮影することになるんですね。

となると、その間中手持ちでスマホを持っていると、写真がぶれぶれになってしまうわけです。

夜景を綺麗に撮る方法

つまり、この注意点を踏まえた上で、夜景を撮影すると、夜景の写真は綺麗に撮れます。具体的には次の方法です。

  • ISO感度を自分で低く設定できるデジカメを用意する
  • そのデジカメを三脚などに固定する(=手持ちで撮影しない)
  • シャッターはセルフタイマーで切る(シャッターを押す行為で写真がぶれるのを防ぐため)

以上が、夜景を綺麗に撮影するための方法です。それぞれ補足しますと。

まず、今回の方法では、ISO感度を自分で設定できるデジカメが必要になります。で、このような設定ができるデジカメは、ちょっと高めのデジカメであることが多いです。ですが、そのメーカーによっては手のひらサイズの本当にコンパクトなタイプのものでも、ISO感度を設定できるものがあります。

いずれにせよ、夜景を撮影してもノイズが目立たないようにするため、ISO感度を自分で低く設定できるデジカメが必要です。

次に、そのように用意したデジカメを三脚などに固定します。これは、写真家が使っているような大げさなものである必要はありません。コンパクトな小さい三脚でも十分です。とにかく手持ちで撮影しないで済むなら、デジカメをテーブルの上に置く、という方法でも構いません。

なぜこのようにカメラを固定するかですが、夜の光が少ない状況にもかかわらず、ISO感度を低い設定としているため、1枚の写真の撮影にかかる時間が長くなるからです。数秒から10数秒必要になることもあります。その間、手でカメラを持ってしまうと、手のブレがそのまま夜景の光のブレとして写真に記録されてしまうんですね。

最後に、シャッターを切るのも、自分でシャッターボタンを押すのではなく、セルフタイマーを設定して自動的にシャッターを切るようにして撮影します。なぜこうするかというと、シャッターのボタンを押す時の振動が、写真のブレにつながってしまうからです。

それを避けるために、セルフタイマーでシャッターを切るようにするわけですね。

以上のようにして夜景を撮影すると、ノイズが少なく、また光がぶれることもない綺麗な夜景の写真が撮影できます。

iPhoneのアプリProCameraではダメだった

ちなみに、スマホの写真撮影用アプリを使うと、スマホのカメラに凝った設定をして写真を撮れます。で、例えばiPhoneにはProCameraという、スマホのカメラの設定を細かく設定して撮影できるアプリがあるんですね。

ただ、私がこのアプリで夜景撮影を試した分には、残念ながらうまく撮れませんでした。このアプリでは、ISO感度を低く設定することはできました。ですが、その低いISO感度で撮影できる時間の長さ(シャッタースピードと言います)が、1/2秒以上長くできないんですね。

上の方法では、1枚の写真の撮影に数秒から10数秒必要になると、述べていますが、1/2秒では全く短いことがわかりますよね。結果として、この設定では、ほとんど真っ暗な写真しか撮れませんでした。一方で、ISO感度を上げてしまうと、ノイズが目立ってしまい綺麗な写真が撮れませんでした。

また、スマホのアプリでは、複数枚撮影した写真を合成して、ノイズを目立たなくするようなアプリもあります。ですが、やはり今回ご紹介した方法ほどは、綺麗な写真にならないんですね。なので、本当に綺麗な夜景を撮りたい人は、別途デジカメを用意するのがオススメです。

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