今回は、ハワイ旅行が初めての人のうち、日本でiPhoneを利用している人にお伝えしたいお役立ち情報です。
ハワイ旅行を終え、日本に帰国した後ですが、「本当に楽しかったな〜」と旅行を振り返りたくなるもんなんですね。
その時に、役立つアプリを1つご紹介します。
GPSロガーアプリ、myTracks
では、早速本題のアプリをご紹介しますと、myTracks – The GPS-Loggerという、GPSロガーアプリです。
ご存じない方のために補足をすると「GPSロガー」というのは、自分の位置情報を定期的に記録するためのアプリです。車のカーナビに、自分が走った道の軌跡を表示できる機能があるものがありますが、そのような感じに、自分が徒歩で歩いた経路でも記録できるのがGPSロガーとなります。
で、GPSロガーは、その目的のためだけの専用の機械もあるのですが、iPhoneのアプリにGPSロガーとして機能するものがあるわけですね。
iPhone向けのGPSロガーアプリですが、実際にはご紹介したいmyTracks以外にも複数あります。それらのうちから、なぜmyTracksをご紹介したいかというと、今現在試せるGPSロガーアプリから、私がいくつか試した中では、myTracksが使いやすかったからです。特に、バッテリーの持ちを良くするための調整方法が充実している点を気に入っています。
ちなみに、以前Googleが、Android向けに「My Tracks」という、GPSロガーアプリを提供していました。ですが、今回ご紹介のmyTracksは、別の開発者が作った異なるアプリとなります。
なぜハワイ旅行の思い出を振り返るのに役立つのか
では、なぜこのGPSロガーアプリのmyTracksを使うと、「ハワイ旅行の思い出を振り返るのに役立つのか」についてご紹介しますと。このアプリを使うと、ハワイ旅行中に自分が行動した軌跡を記録できるんですね。
で、その軌跡は、gpxファイル、もしくは課金するとkmlファイルとして書き出せるようになります。
そして、gpxファイルにせよ、kmlファイルにせよ、GoogleマップのMy Mapで取り込むことができるんですね。すると、地図上で、ハワイ旅行中に自分が行動した軌跡をわかりやすく見ることができます。
そのご参考として、次のリンクは、myTrucksで記録した新宿から原宿まで散歩した軌跡をGoogleマップ上に取り込んだものです。
これは、残念ながらハワイの地図上での軌跡ではないのですが、地図上に軌跡を残せる楽しさはわかるはずです。
で、ハワイ旅行の軌跡を記録しておくと、地図上の軌跡を見ながら、「あ〜、ここからの景色、綺麗だったな〜」と、旅の思い出を振り返ることができるわけです。ただ、そうするとハワイ旅行の楽しい思い出が蘇り、「また行こう!」となるリスクも伴うので、その点にはご注意ください。
また、この軌跡の情報ですが、スマホではなく、デジカメで撮影した写真に、位置情報を付加する目的でも利用できます。具体的には、GPSロガーで記録した軌跡には、「いつ」という時間の情報が含まれているんですね。なので、その時間とデジカメで撮影した写真の撮影時間でマッチングすることで、写真に位置情報を付加することができるわけです。
例えば、Lightroomというパソコン向けの写真管理・現像ソフトを利用すると、myTracksで記録した軌跡の位置情報から、写真に対して簡単に位置情報を付加することができます。
すると、今度は、FlickrやGoogleフォトのようなオンラインアルバムサービスで、地図上から撮影した写真の場所を見ることができるようになります。このように、デジカメで撮影した写真でも、スマホで撮影した時のように、写真に位置情報を付加できるんですね。
で、地図上で写真を撮影した場所を見られると、ハワイ旅行の思い出を振り返るのに役立つわけです。
ハワイ旅行向けGPSロガーアプリとしてのmyTracksの良さ
さて、ここからは、ハワイ旅行向けGPSロガーアプリとしてのmyTracksの良さ、についてもう少し詳しくご紹介します。
「ハワイ旅行で使う」という観点で、このアプリの良さを挙げると次の2つがあります。
- データ通信ができない状況でも位置情報を記録できる
- 記録の精度を細やかに調整できバッテリーを長持ちさせられる
これらの良さについて解説しますと。まず、ハワイ旅行中ですが、日本で使っているiPhoneでデータ通信するためには、国際ローミングが必要になります。ですが、海外パケ放題のようなサービスを利用したとしても、その通信料金が高いため、普通は、国際ローミングを使わないんですね。
ソフトバンクの人で、新し目のiPhoneを利用している場合は、ハワイでは、「アメリカ放題」で無料でデータ通信ができます。ですが、「アメリカ放題」で利用できるのは、スプリントの電波のみとなり、それ以外のキャリアの電波を掴んでしまった場合は、無料で使えないんですね。
で、ハワイ旅行中に、GPSロガーとしてアプリを利用する場合は、スマホのアプリを実行し続けることになります。なので、アメリカ放題対象外の電波を掴んだ状況で、通信が発生する可能性が出てきてちょっと怖いんですね。
というわけで。日本でどのキャリアのiPhoneを利用している場合でも、GPSロガーアプリは、データ通信ができない状況で利用したくなるわけです。myTrackでは、たとえiPhoneを機内モードにしていても、位置情報を記録できます。データ通信ができないのとこのアプリの地図画面には、警告が表示されますが、位置情報の記録はちゃんとできます。
なので、ハワイ旅行中にデータ通信ができない状況下でのGPSロガーアプリとして役立つんですね。
また、myTrackは、位置情報を記録する精度を細やかに調整できる点が良いんですね。具体的には、距離と時間の両方を指定して、記録精度を調整することができます。例えば、「100m毎または30秒間隔で」と言った指定の仕方ができます。
私が実際に試した分には、「良い、30秒間隔」の設定で、約5kmの徒歩の移動を2時間した分には、バッテリーがほとんど減っておらず、驚くことになりました。また調整次第では、丸一日記録してもバッテリーに影響を大きく与えずに済ませることもできます。つまり、「ハワイ旅行中、ずっと記録しっぱなし」という使い方もできるわけです。
この手のGPSロガーアプリは、バッテリーの持ちに影響が出てくるため、旅行中は、あまり使いたくなくなるものです。ですが、myTrackであれば、それを気にせず利用できるというわけですね。
結局、課金してしまった理由
最後に、実際にmyTrackを利用する場合の注意点として。このアプリですが、基本機能は無料で利用できるアプリです。
ただ、一部の機能が、アプリ内課金で利用できるようになっています。その一部の機能として、例えば上でご紹介したkmlファイルでの書き出しがあります。
で。gpxファイルであれば、無料の機能で書き出しができるのですが、どうもそれができるのは、最初の数回のようです。私が何度か試した後、データの書き出し機能を使った際に、「この機能を使うには課金が必要です」という趣旨の警告が表示されるようになりました。
私は、記録した軌跡をパソコンに取り込むのが主目的だったため、結局、課金をすることになりました。その価格は、私の購入時点で360円でした。ので、「実機のGPSロガーを買うことを考えれば安い」と考え、課金することにしました。