ハワイ旅行にデビッドカードを持って行くときの注意点

今回は、ハワイ旅行にデビットカードを持って行く人に伝えたい注意点です。

デビットカードならではのリスクがある

銀行の口座にある以上のお金が使えない点で、安心なデビットカードですが、ハワイ旅行に持っていくときには、いくつか注意点があります。

これからご紹介するそれらの注意点は、旅行中に何事もなければ、とくに問題となるものではありません。

ですが、何事かあった場合に、デビットカードは、クレジットカードと比較して、面倒になります。そのリスクについて知っておいたほうが良いです。

旅行中紛失したときのリスクが大きい

それでは、早速始めましょう。デビットカードは、ハワイ旅行に持っていく場合、「財布を失くした」などの理由で、カードを紛失したときのリスクが、とても大きいです。

その理由は、2つあります。1つは、デビットカードは、落としたカードを不正利用されたときに、お金が返金してもらうための手続きが面倒な上に、とても時間がかかることです。具体的には、その手続きに警察への被害届が必要になり、そこから保証されるかの審査があり、その審査結果で返金されるかが決まるため時間がかかります。

その審査は、不正利用者がカードの暗証番号を知っていた場合は、保証の対象外となることもあります。一方、クレジットカードの場合は、カード会社に電話一本でおしまいです。なので、この違いは大きいです。

もう1つの理由は、デビットカードは紛失してから、カードが再発行されるまで時間がかかる点です。しかも通常失くしたカードは、日本の住所に簡易書留で送られるのが原則です。なので、ハワイ旅行中に失くした場合は、カードを旅行中に再発行できません。

一方、クレジットカードの場合は、カードのブランドによっては、ハワイにあるカード会社のデスクで、再発行してもらうことができます。ハワイ現地で新しいカードが再発行してもらえると安心ですよね。

財布は誰でも落とすときは落とす

以上を読んで「自分が財布を落とすことはないから大丈夫」と思う方がいるかもしれません。ですが、落とすときは落とすものです。実際、私は、ハワイ旅行中に財布を落とした経験があります。

その体験をする前までは、私も「自分が財布を落とすわけがない」と慢心していました。

実際に落とした結果、ワイキキの交番で、英語で警察にポリスレポートを作ってもらう手間が発生しましたし、日本に戻ってから、カード会社から、「落としたカードをハワイで不正に利用しようとした形跡がある」との話も聞きました。

このように、ハワイで財布を紛失した場合、日本のように届けられることはまず間違いなくない上に、財布の中のカードを不正に利用されることさえあります。なので、ハワイ旅行では、デビットカードは、失くすリスクが高まります。

デポジットの支払いの返金の遅さ

次に。ハワイ旅行では、ホテルによってはホテルにチェックイン時に、デポジットという預かり金が必要となるホテルがあります。

で、通常その支払いは、クレジットカードで支払うことが前提です。なので、ホテルへのチェックイン時に、「クレジットカードを出してください」と言われます。ちなみに、これはパッケージツアーで、ホテルの宿泊料金を旅行代理店に先払いしていたとしても、ホテルによっては要求される場合があります。

そして。そのデポジットの支払いに、デビットカードを使う際に、注意があります。その注意点として、まず「そもそも、そのデビットカードが使えるか」と言う点があります。

たとえば。ハワイ旅行に持って行くデビットカードは、おそらくVisaデビットカードの人が多いのではないでしょうか。で、実際のところVisaであれば、ハワイのホテルで使えない方が珍しいのですが、使えない可能性は否定できません。

使えない場合は、デポジットを現金で払うことになります。となると、そのデビットカードで現金を引き出せるATMを探す必要が出てきます。これは、ホテルにチェックイン前の疲れた体調でするには、堪える作業です。

加えて。Visaデビットカードで、ホテルのデポジットを支払えた場合でも、今度はそのデポジットが「返金されるまでに時間がかかる」と言う特徴がデビットカードにはあります。デビットカードの場合は、口座からすぐにお金が引き出されてしまうからです。

そのため、たとえ預かり金であっても、ハワイ旅行中は、そのデポジット分の金額が、自分の口座から引き出された状態になります。デポジットが返金されるのは、ホテルをチェックアウト後、宿泊料金を清算した後の話になるからです。つまり、デポジットが自分の口座に返金されるタイミングは、日本に帰ってからになります。

デポジットの金額は、ホテルのグレードや宿泊日数によっては、かなり高額になります。となると、その分、ハワイ旅行中に使えるお金が減ります。

つまり、銀行の口座に、それなりのお金を入れておく必要が出てきますね。そうすると、今度は、カードを落としたときのリスクが高まってしまう、と言うジレンマになります。

クレジットカードの場合は、このような不便さはありません。なので、このデポジットの支払いだけは、クレジットカードで行えるのが理想ですね。

カードのブランドが限定される

最後に。ハワイ旅行に持って行くデビットカードですが、おそらくVisaデビットカードの方が多いですよね。で、Visaであれば、ホテルも含めてハワイのお店で利用できないことは、ほとんどありません。

ですが、本当にまれですが、「Visaが使えない」と言うケースが、考えられます。なので、ハワイ旅行中は、複数のブランドのクレジットカードがあることが、理想的なのですが、デビットカードの場合は、その選択肢が狭まります。

また。ハワイ旅行では、とくにワイキキ周辺では、JCBのクレジットカードがあると、様々な特典が受けられ便利です。たとえば、日本語で様々な手配を相談できるラウンジを利用できたり、ワイキキトロリーのピンクラインに無料で乗れたり、などです。

なので、仮にハワイ旅行に、Visaデビットカード1本で行く場合はこのような特典が得られない点ことを、知っておいたほうが良いです。ので、ハワイ旅行においては、クレジットカードを使いたくない人でも、控えとしてクレジットカードがあったほうが安心なのは、間違いありません。

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