住んでわかった!ハワイの歩道をスムーズに歩けるコツ

ハワイの歩道を歩くとき、ちょっとしたコツを知っているだけで、人とぶつからないで歩けるようになることを知っていますか?そのコツとは、ズバリ「右側通行を意識する」、です。

「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、これを実践するだけで、ワイキキの遊歩道はもちろん、海岸沿いの狭い小道、ダウンタウンの2人幅の脇道など、どこでも違和感なくスイスイ歩けるようになるんです。

知っておいて絶対に損はありません。「所変わればマナーも変わる」、知らなかった方は必読です!

通行方向を意識せよ

私が「歩行者の右側通行の大切さ」に気付かされたのは、ハワイに暮らし始めて間もない頃のある体験がきっかけでした。その体験ですが、友人と小道を散歩していた時に、自転車親子が前からそれなりのスピードでやってきて、避けようとしてお互い同じ側に寄り、子供の自転車にぶつかりそうになってしまったんです。そして、同じく自転車に乗っていたお母さんが、「信じられないわ」といった顔をしたんですね。

こちらとしては親切心で避けたつもりなのに、通行を邪魔している人になっていたんです。幸い事故は起こらずに済みましたが、「なぜ、日本では通用する阿吽の呼吸の動きがこちらではできないんだ」と少し疑問を感じました。

そして。その時に一緒だった友人が教えてくれた暗黙のルールが、とても目から鱗だったんです!

「ここでは、歩行者道路も右側通行なんだよ」

と、その後のハワイ歩行人生を大きく変えることになる一言を放ったのです。

ハワイは歩行者も右側通行

それからというもの、道を歩くときや人とすれ違うときは、必ず「右側通行」にするように実験してみました。そしたら、面白いほどに自然に人とすれ違い、道をスラスラと歩けるようになったんです!

ワイキキに行くたびに、近所へ買い物に行くときに、大道路脇の歩道でも、スーパーでも、海岸沿いでも、どこを歩いても「右側通行」にしばらく夢中になり、「やっぱり大多数はお互いに自分の右側へ避けているんだ」、と発見するのがとても面白かったのを覚えています。

なんという暗黙のルール!私の場合、子供の頃から身についた無意識の動きで、人とすれ違うときは右ではなく、左に避けていたんですね。日本にいたときは、それで問題なく過ごせていたんです。しかし、ハワイに来てからは、その自分の常識が、まったく真逆であることを身を以て体験しました。

「右に避けるだけ」、たったこれだけのことで、対面相手とストレスなく道をお互いに譲り、気持ちよく歩き続けることができます。

車道が右側通行なように、歩道も右側通行なんですね。

アジアは左側通行、欧米は右側通行?

この「歩行者の右側通行」についてとても興味深かったことは、このコツを教えてくれたのが、ハワイのローカルではなかったことです。実は、英国生まれオーストラリア在住でハワイ旅行にきた友人が教えてくれたんですね。

もしかしたら「歩道の右側通行」ルールは、ハワイだけではなく、欧米共通の暗黙の歩道ルールなのかもしれませんね。というのも、世界各国からの旅行者が集うワイキキで、通行方向を意識して歩いていると、欧米人とアジア人とで、左右の分かれ方がものすごく顕著だからです。

たとえば欧米人とすれ違う際には、「右側通行」をしていれば、ほとんどぶつかることはありません。なのですが、「右側通行」を実践していると、アジア人とはどうしても同じ方向に避けてしまって、モゴモゴした動きになることがものすごく多いです。左側に避けるのは、旅行で訪れている日本人、韓国人、中国人が圧倒的に多く、アジアの文化なのではと思ってしまうほどです。

きっと相手に合わせて欧米人なら右側へ、アジア人なら左側へ、と避ければいいのかもしれませんが、歩くたびに出身地を想像して左右どちらかに避ける、というのはいつもできることではないので困ってしまいますね。

近距離でぶつかりそうになったら

他の歩行者に気づかなかったり、話に夢中になっていたりして、他人とものすごく近くに接近してしまうこともあります。そういうときには、率先して「Excuse me」や「Pardon」、「Sorry!」と明るく言ってあげましょう。ちなみに私の場合ですが、一番言いやすい「ソーリー!」で定着してしまっています。

もはや英語は世界共通語です。なので、ハワイでもちょっとした英語の一言を意識するだけで、「日本人はマナーのある人たちだな」と思ってもらえますよ。ハワイでは、やはりお国柄の文化からか、ぶつかりそうになったときのマナーは欧米人から先に声をかけてもらうことが多いです。

この一言を言ってもらえると、すっと心が軽くなり、「こちらもごめんね」という気持ちになります。逆に、仏頂面やなんとしてでも我が道を行くような行動を見ていると、あまり気持ちの良いものではありません。マナーが良いということは、育ちが良いということ。「右側通行」と合わせて、覚えておいて損はないですよ。

何はともあれ実践あるのみ

日本の感覚に慣れていると初日は少し戸惑うかもしれません。ですが、ハワイにいる間は「歩道の右側通行」をぜひ実践してみてください。ワイキキのビーチ沿いでも、細い歩道でも、お店で人とすれ違う際にも、きっと役に立ちますよ。

2日目にはきっとすぐ慣れて、ハワイの歩道もお手の物。何よりも、スイスイ歩けることが楽くなりますよ!ぜひお試しください。

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