今回は、ハワイでタクシーを初めて利用する予定の人に向けて、役立つマメ知識をいくつかご紹介します。
「流しのタクシーはいない!」という話だったけど・・・
「ハワイには日本のように流しのタクシーはいない!」と言う話を聞いたことがありませんか?
詳しく述べますと、ハワイでタクシーを利用するには、「日本のようにそこら辺を走っているタクシーを捕まえて乗ることができない」。ので、次のような利用の仕方になるという話です。
- ホノルル空港のようにタクシープールにいるタクシーを利用する
- 宿泊しているホテルのスタッフに配車する
- タクシーの手配会社に電話して配車する
で。私もハワイで実際にタクシーを初めて利用する以前は、「流しのタクシーはいない」という情報から、「なるほど、日本のように呼びとめて利用することができないんだな」と思っていました。
ところがですよ。実際にハワイで試したところ、ワイキキ近辺であれば意外と流しタクシーいて、日本のように手を上げてタクシーを止め、利用できました。
たとえば、私はクヒオ通り沿いの次の位置で、流しのタクシーを止めて利用したことがあります。
Googleストリートビューで、クヒオ通り沿いで流しのタクシーを捕まえられた場所を見る
ここ以外にも、ワイキキをちょっと北東側に離れた、ハワイコンベンションセンター前から、流しのタクシーを捕まえ、ワイキキの宿泊先に帰ったこともありました。
・Googleストリートビューで、ハワイコンベンションセンター前で流しのタクシーを捕まえられた場所を見る
なので、「流しのタクシーはいない!」という話だったけど、「意外と流しのタクシーが捕まるな」と言うのが、私が実感しているワイキキ周辺のタクシー事情です。
ただし。以上でご紹介した私がタクシーを呼び止めた場所が、ワイキキ周辺で交通量の多い広い道でタクシーが通る頻度が高い場所だからこそ、流しでも捕まえられた可能性が高いです。
つまり、このような場所以外では、日本のように流しのタクシーを捕まえるのは、やはり難しいこともわかりました。例えば、ワイキキを離れたローカル向けの飲食店近辺で流しのタクシーを捕まえるのは難しいわけです。
その点には、ご注意ください。
「どっかオススメの店に連れてって」と頼めた
次に。これは、すべてのドライバーがそうしてくれるとは限りませんが、私は捕まえた流しのタクシーのドライバーに、「近場でどっかオススメの飲食店に連れてって」、お願いしたことがあります。
で、そのときのドライバーは、とてもフレンドリーな人で、私のリクエストを快諾してくれました。そして、アラモアナ・センターからちょっと外れた場所にある、ローカル向けのお店を案内してくれたことがありました。
ただ、このようなお願いをするには、ある程度英会話力が必要です。と言っても、ネイティブのように話せる必要はなく、ドライバーが話す、「どんな店に行きたいか?」などの質問を聞き取り、「こんな店に行きたい」と伝えられる程度で大丈夫です。
そのような自分のリクエストを伝えるために、たとえば飲食店に行きたければ、食べたい料理のジャンルを英語でどう言うのかは、知っておいたほうがよいですね。
ドライバーを気に入ったら名刺をもらっておく
私は、ハワイのタクシーを何度か利用しているうちに、「もしかして、ほとんどのドライバーは、歩合制で稼いでいる?」と、考えるようになりました。
なぜかと言うと、利用したタクシーのドライバーの多くが、「次にタクシーを使いたいときには、この名刺の電話番号に連絡して」とドライバーの個人の名刺を渡してきたからです。
つまり、ハワイのタクシードライバーの多くは、「日本の個人タクシーのように稼いでいるのでは?」ということですね。
組織に属さず個人でタクシー業をしているので、お客さんを乗せて走ってなんぼのドライバーが多い。なので、「積極的に自分の名刺を渡して、熱心に営業しているのだろう」と考えたわけです。
で、このドライバーが渡してくれる名刺は、もらっておいて損はないです。ナイスなドライバーで、気に入ったならなおさら受け取っておいたほうがよいですね。
なぜかと言うと、上で述べ通り、ハワイは流しのタクシーが、いつでもどこでも捕まるわけではないからです。なので。一度利用し信頼できるドライバーの連絡先に、配車を頼める状況を作っておくと、安心できるんですね。
ただ、英語が苦手な方は、そのような名刺をもらっても「どう呼び出せばよいかわからない」と、思いますよね?そのような人にオススメしたいのが、SMS(TEXT)を使って、タクシーのドライバーと連絡を取ることです。
そのためには、ハワイでSMSを使える携帯電話が必要になります。ですが、SMSを使えると文字でドライバーとコミュニケーションを取れるようになります。なので、英会話が苦手でも、ドライバーと連絡が簡単にできるようになります。
メーターを回さないタクシーが稀にある
ハワイにおいて、信頼できるドライバーと連絡が取れることは、結構重要です。なぜかと言うと、ハワイのタクシーには、メーターを回さないタクシーが稀にあるからです。
で、メーターを回さず、目的地に到着後に料金交渉をしてくるようなタクシーがあります。
私の実体験としては、ダイヤモンドヘッドからの帰りのタクシーが、そのようなタクシーでした。ダイヤモンドヘッドのゲート付近にいるタクシーは、メーターを回さず、「一人いくら」のような料金をとるタクシーがあるんですね。
せめて車を走らせる前に、「こういう条件だ」と言ってくるならまだ良いです。ですが、ダイヤモンドヘッドを出発し、ワイキキに到着したところで、突然、このような交渉を持ちかけてくるわけです。
結果、私が利用したそのドライバーからは、ちゃんとメーターを回した場合の料金と比べ、倍以上の料金を請求されることになりました。
こう言うことがあるので、信頼できるドライバーを知っておくことが重要です。
ベビーカーや車椅子も積んでくれる
最後に。ハワイのタクシーは、ベビーカーや車椅子がある場合でも利用できます。
なので、赤ちゃん連れや車椅子が必要なシニア世代の人とハワイ旅行でも、タクシーを利用することができます。
ただ、車椅子の場合は、電動車椅子のように大きく重量があり、そもそもタクシーに乗せられないタイプの場合は、利用できないので気をつけて下さい。その場合は、専用の業者のサービスを利用することになります。
ベビーカーを利用する赤ちゃん連れにとって、タクシーが利用できることは嬉しいポイントとなります。
なぜかと言うと、ベビーカーがあると、観光客の便利な足となるトロリーを利用するのが難しいからです。A型やAB型の大きなベビーカーの場合、実質トロリーを使うのは無理なんですね。
そのような場合でも、一般的なサイズのベビーカーであれば、タクシーに乗せらないサイズということがありません。なので、トロリーが使えない場合に、タクシーが便利な足となります。