今回は、ハワイ旅行にあたり、航空券を個人で手配するのが初めての人に伝えたい情報です。
航空券を各航空会社の公式サイトで購入する場合、その座席を自分で指定できるのが一般的です。その座席選びの参考に、SeatGuruというサイトが役立ちますよ、ということをご紹介します。
飛行機の座席の評価がわかるSeatGuru
SeatGuruは、2001年にスタートした飛行機の座席のレビューサイトです。紆余曲折ありましたが、この記事を書いている現在は、旅の口コミサイトTripAdvisorが運営しています。
このSeatGuruでは、指定した航空会社の特定の機材の飛行機について、良い座席、普通の座席、悪い座席が、簡単にわかるようになっています。
例えば、この記事を書いている現在、成田ーホノルル間を結ぶデルタ航空の180便では、767-300ERという機材となっています。この機材について、デルタの公式サイトにあるシートマップでも、座席の配置、その種類、トイレや食事の準備をする場所(Galley)などはわかります。
ただ、航空会社の公式サイトでは、さすがに「どの席がオススメ」ということまでは記載されていません。一方、SeatGuruで同じ機材の情報を見ると、その評価が「良いが緑色」、「悪いが赤」など、色分けされて、わかりやすく確認できます。次のリンク先の通りです。
SeatGuruでDELTAの767-300ERの情報を見る
SeatGuruの評価の例
このデルタの767-300ERの機材では、例えば、先頭の方にあるフラットシートの席に「Bad Seat」、つまり良くない席と評価されている場所があります。
その理由についても確認でき、この席の場合は、「窓がない」ということで悪い評価となっています。他にもこの便では、最後尾の座席が悪い評価となっています。その理由については、「トイレが近いため煩わしいかもしれない」と評価されています。
SeatGuruでは、良い評価の座席についても確認できます。同じデルタの機材では、エコノミークラスの先頭座席が、良い評価となっており、その理由は、足元のスペースの広さとなっています。他、注意が必要な座席(黄色)も確認でき、例えば、EXITの前の座席は、リクライニングを倒せる角度に制限から注意が必要という評価になっています。
このようにSeatGuruでは、その座席の良し悪しの評価と、その評価の理由が確認でき、座席選びの参考になります。
その理由次第では、その人にとって、良い悪いの評価が関係なくなる場合もあります。例えば、上で「窓がない」ことを理由に悪い評価をされている座席の例をご紹介しましたが、それを気にしない人もいますよね。またトイレの近さを「便利」と考える人もいるはずです。なので、SeatGuruを見るときは、良い悪いの評価だけで判断せずに、その理由も確認しておいた方が良いです。
SeatGuruがハワイ旅行に役立った実例
最後に、個人手配のハワイ旅行で、SeatGuruがハワイ旅行に実際に役立った具体例として、私の実体験をご紹介すると。例えば、2018年1月にしたハワイ出張があります。
このときは、ハワイアン航空の羽田ーホノルル間の便を利用しました。この航空券の手配を、私は、ハワイアン航空の公式サイトを利用し自分自身で行いました。
そして、この当時、ハワイアン航空の公式サイトのシートマップでは、その座席の特徴がちょっとわかりにくかったんですね。というのも、座席配置が、簡略化されて表示されていたからです。どのように簡略化されていたかというと、実際には、窓側と中央のシートが、前後に入れ違いになっているエコノミークラスの席が、横一列に表示されるようになっていました。
また、トイレや配膳スペースの表示も簡略化されており、その空間の広さがよくわからない状況でした。当時、私は、足元の広さを求め、エコノミークラスの先頭座席を取りたかったのですが、簡略化されたシートマップでは、それが判断できなかったんですね。(今現在では、ハワイアン航空の公式サイトのシートマップも、簡略化表示ではなく、実際の機材のように表示されています)
一方、SeatGuruでは、それが簡略化されておらず、実際の飛行機の比率で表示されており、その座席のイメージがわかりました。一目で、「あっ、この席は、足元が広いエコノミークラスだ」とわかったわけです。
このように、SeatGuruの情報が、公式サイトの機材のシートマップよりも詳しい場合があります。ので、ハワイ旅行で航空券を個人手配する場合、航空会社の公式サイトの機材の情報のほか、「念の為」とSeatGuruを見ておくと、その座席選びに役立ちます。