今回は、2つの家族で、それぞれ子連れ、総勢7人でハワイに行きたい人に向けて、その宿泊先の探し方をご紹介します。
今回、イメージしているこの2家族の構成は、次のような感じです。
- 家族A: 夫婦、小学生(12歳未満)、幼児の4人家族
- 家族B: 夫婦、小学生(12歳未満)の3人家族
この2家族は、仲が良く「ハワイ旅行中の宿泊先の空間を共有したい」と考えています。このような条件での宿泊先の選び方をご紹介します。
ホテルのコネクティングルームが難しい理由
では、早速始めましょう。まず、一般的に2家族(正確には大人4人以上)で宿泊先の空間を共有したい時に利用する方法として、ホテルのコネクティングルームがあります。
コネクティングルームとは、普段は独立した2つの部屋の間にドアがあり、そのドアを開放することで、その2つの部屋をつなげられるものです。つまり、2つの部屋をつなげて大きな1つの部屋のように使えるわけですね。
ですが、今回の条件では、このコネクティングルームの利用が難しくなります。というのも、通常ホテルのコネクティングルームの定員は、一般的に最大でも6人だからです。
ただ今回は、子連れでの総勢7名なので、コネクティングルームでもなんとかなる可能性はあります。幼児は添い寝にして、後はそれぞれの部屋にエキストラベッドを足し、幼児は大人と添い寝すればなんとかできます。
一方、それを実現するためのハードルが結構高いです。というのも、そもそも希望するホテルにコネクティングルームがあるか、あったとしてエキストラベッドを入れられるか、そして希望する日程で部屋が空いているか、という点をクリアにする必要があるからです。
加えて、個人手配の場合、このようなリクエストを出すのが、面倒なんですね。というのもホテルの予約サイトでは、コネクティングルームを確約する予約ができないことが多いからです。つまり予約後、直接ホテルに掛け合う必要が出てきます。
このような背景から、今回の条件で、ホテルのコネクティングルームを利用するのは、難しくなります。なので、どうしてもホテルのコネクティングルームに泊まりたければ、個人手配ではなく、手数料がかかっても旅行会社のプロに探してもらった方が楽です。
ほか、ハワイのホテルには、コネクティングルーム以外に、2BR(ベットルーム)のスイートタイプの部屋があるホテルもあります。ただ、そのような部屋は高級ホテルのかつ、グレードの高い部屋であることが多いです。つまり、予算がないと利用するのが難しくなります。
コンドミニアムがオススメな理由
今回の条件のように2家族7人で空間を共有して泊まれるハワイの宿泊先として、他に、どのような選択肢があるかというと、例えば、コンドミニアムに宿泊する方法があります。
コンドミニアムとは、要するに日本で言うところのマンションのことです。ハワイではその1室をオーナーが使っていない間、旅行者に貸し出す仕掛けがあります。通常、オーナーは、その部屋を管理会社に任せて、旅行者に貸し出します。このような借り方をバケーションレンタル、略してバケレンと言います。
また、コンドミニアムは、ホテルのようにフロントが用意されている物件もあります。この場合は、ホテルを利用するイメージと大きく変わりません。フロントでチェックインして利用することになります。
で、どちらの方法で泊まるにせよ、今回の条件であれば、コンドミニアムを選ぶのがオススメです。なぜなら、コンドミニアムでは、2BRや3BRなど、寝室が複数ある部屋が選べるからです。
3BRであれば、一般的に8人は泊まれる物件が多いです。なので、今回の条件での宿泊先として向いています。
また、ホテルの普通の部屋とは違い、コンドミニアムの部屋には、その設備としてキッチンがあります。なので、子連れの外食が面倒な時に、部屋で自炊して食べられる便利さがあります。これも、今回の条件でコンドミニアムをオススメする理由です。
加えて、コンドミニアムの部屋は、ホテルよりも広く快適な部屋を、ホテルよりも安く借りれることが多いんですね。これもコンドミニアムがオススメな理由です。
2BRや3BRのコンドミニアムの物件の探し方
さて。そのようなハワイのコンドミニアムの物件ですが、VRBOというサイトを利用すると、簡単に見つけられます。例えば、次のリンクから、ワイキキ周辺で2BRや3BRで7人で泊まれる物件を見つけられます。
で、上の2BRの条件で出てくる物件の1つには、ワイキキにあるWyndhamの2BRの部屋も出てきます。その間取りは、次のWyndhamの公式サイトで確認できます。
Wyndham at Waikiki Beach Walkの2BRの間取りを見る
上のリンク先のページの下の方に、2BRの間取りがあるのですが、「これなら7人でも泊まれるな」とわかるはずです。
vrboで借りる場合のリスク
ただし。vrboで借りる場合は、リスクがあることも知っておいたほうが良いです。
というのも、ハワイのコンドの部屋は、ご紹介したvrboやAirbnbなどのサービスを利用して、管理会社を通さず、オーナーが直接旅行者に部屋を貸し出している物件があるからです。
そして、そのような物件は、ハワイの法律上、違法な貸し出し物件である可能性があるんですね。
どのような点で違法かというと。オーナーが、「ホテル税を納めていない」や「最低の宿泊期間を守らず短期間で貸している」という点で、違法な場合があります。
ハワイはその建物が建っているエリア毎に、その部屋に宿泊させる場合の最低の宿泊期間が、法律で定められています。多くの場合、コンドミニアムでは「最低でも1か月以上」という物件が多いです。
なので。1週間、2週間で借りられてしまう部屋は、違法な物件である可能性があります。そして、ハワイではそのような物件を取り締まり、営業停止にすることがあります。事実、最近では、2016年2月にカイルアの違法な物件が取り締まりにあっています。
つまり、vrboやAirbnbでコンドの部屋を予約しても、いざ自分がハワイに行く直前に、その物件が取り締まられて泊まれなくなるリスクがあるということです。
そのリスクが怖い場合は、少なくとも泊まろうとしている物件の建物が、短期貸しがOKなエリアの建物かどうかを確かめたほうが良いです。例えば、上で紹介したWyndhamの部屋は、公式サイトでも短期間で借りられるので、「大丈夫そうだな」とわかります。
また、vrboの検索結果には、「Discounted 3BR Reservations-Hilton’s Hawaiian Village-on Waikiki Beach」のように、ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジの物件もあります。このようなホテルが運営する施設内の物件であれば、安心して利用できますね。