今回は、ハワイ旅行中にレンタサイクルを初めて借りる人にお伝えしたい注意点を、3つご紹介します。
ご紹介する3つの注意点のうち、最初の2つは、ハワイでのレンタサイクルが初めての人がやりがちなミスです。
残る1つは、ハワイで安心してレンタサイクルに乗るために欠かせない準備に対する注意点です。
カラカウア通りの逆走
では早速始めましょう。まずハワイで、初レンタサイクルの人は、ワイキキで借りる人が多いですよね。で、ワイキキでレンタサイクルを借りる時に、注意点があります。
その注意点は、ワイキキのメインストリートであるカラカウア通りを「逆走しないでね」ということです。というのも、このカラカウア通りは、ワイキキの交通事情を知っていないと逆走してしまいがちだからです。
カラカウア通りは、ワイキキの中心部では一方通行になっています。具体的には、次のGoogleマップで示した区間が、一方通行となります。一方通行の方向は、北西側から南東側にかけてです。
そして。ハワイにおいては、自転車も車と同じ交通ルールを守る必要があります。なので、自転車も、このカラカウア通りを逆方向となる南東側から北西側に向かって進むことはできません。
その一方で。このカラカウア通りですが、自転車でも歩行者の感覚で逆走したくなります。
なぜかと言うと、カラカウア通り沿いには、様々なお店やビーチなどがあるからです。特に、日本人旅行者は、普段日本において自転車で歩道を走ったり、車道を逆走したりしているのでその感覚で思わず逆走してしまいます。なので、より注意が必要です。
ちなみに、このカラカウア通り沿いには、ホノルル警察の交番があります。なので、その前を自転車で逆走すると、確実に止められます。で、運が良ければ、「初回だし、日本人観光客だから」と見逃してもらえることもあります。
ですが、基本的に逆走で捕まると罰金となります。
駐輪場所が決まっている
次の注意点は、自転車の駐輪場所です。ハワイでは、自転車を好き勝手な場所に駐輪できません。
具体的には、この記事のトップの写真のような自転車の形をした駐輪用のフレームに停める必要があります。また駐輪場所のフレームは、自転車の形のほか、波上の形をしたフレームもあります。
そして、このような駐輪用のフレームですが、ワイキキの繁華街であれば、かなりの数が設置されています。
では、このような駐輪場所に駐めず、好き勝手な場所に自転車を放置するとどうなるかというと。駐車違反の罰金を取られることになります。
特に初レンタサイクルの場合、ついつい決められた場所以外に駐輪してしまうことがあります。
例えば、ハワイの道路沿いには、古くなって撤去する途中になった標識のパイプ(つまり標識を外してパイプだけが残った状態)があります。そのようなパイプは、自転車を固定するのにうってつけの場所のように見え、思わず駐輪してしまいたくなります。
一方、そのパイプは、正しい駐輪場所ではありません。ので、自転車をそのまま放置していると、駐輪違反として取り締まられます。
このように、一見すると「おっ、良さそう」という駐輪場所があっても、思わず停めてしまわないようにご注意ください。
海外旅行保険に入る
最後の注意点です。これは、実際にはハワイでレンタサイクルを借りても、借りなくても入るべきなのですが、ハワイでレンタサイクルを借りる人は、特に海外旅行保険に入るべきです。
その理由は、自身が転ぶなどして、怪我をした時に備える必要があるからです。ハワイで怪我をして、万が一入院するようなことになった場合、その医療費は相当の額がかかることになるんですね。
ハワイ旅行において、海外旅行保険に入る必要性については、日本の外務省が提供している次のページでも紹介されています。
上のページから一部引用すると、「5 海外旅行保険加入の必要性」として、次のように紹介されています。
米国国内で入院治療を受けたものの,保険に加入していなかったために,莫大な治療費の支払いに苦しむ邦人旅行者が後を絶ちません。・・・(略)・・・病院側から総額30万ドル(約3,000万円)を超える請求があった例も報告されています。
と、ハワイではこのように、大怪我をした時の医療費がとても高いので、海外旅行保険には必ず入った方が良いです。
特に、レンタサイクルを借りる場合は、借りない時と比べ、怪我をする可能性は増します。なので、なおさら保険に入る必要があります。
以上は、自分が怪我をした時のためを考えてですが、もちろん、「人に怪我をさせた」、「駐車している自動車にぶつかった」など、人に迷惑をかける可能性もあります。そのような時に備えても、海外旅行保険には入るべきなんですね。
海外旅行保険の適用範囲を確認する
また、レンタサイクルを借りたことによるトラブルに備えて、海外旅行保険に入る場合は、その適用範囲を保険会社に問い合わせて確認した方が良いです。
なぜ問い合わせた方が良いかというと、自分が保険適用範囲と思っているトラブルが、範囲外なことがあるからです。
保険の範囲外となるトラブルとして、例えば、レンタサイクルで借りた自転車が盗難にあったケースが考えられます。レンタサイクルで借りた自転車が盗難にあった場合、海外旅行保険の条件によっては保険の範囲外となっていることがあります。
加えて。ハワイのレンタサイクル屋は盗難保険のようなサービスを提供しません。そして貸した自転車が盗難された場合は、「弁償代として1,000ドル払ってね」という条件の店もあるんですね。
なので、レンタサイクルを借りる際には、入る海外旅行保険の内容をよくよく確認した方が良いです。その確認方法としてオススメなのは、その保険会社の問い合わせ窓口に電話をして、詳しく確認することです。
こうすると、保険会社のオペレーターから、自分が心配しているケースに対して、それが保険適用されるかどうかを詳しく教えてもらえます。自己流で保険の契約内容を解釈すると、「えっ、範囲外なの?」ということが後から知ることになります。
なので、レンタサイクルをする人は、その条件を事前に確認してください。