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Google翻訳に追加されたハワイ語翻訳を試してみた結果

Google翻訳に追加されたハワイ語翻訳を試してみた結果

ハワイ時間の2016年2月21日のニュースで、Google翻訳にハワイ語も含む、ポリネシア圏の言語がいくつか追加されたことが報じられています。次の記事の通りです。

Google Translate adds Hawaiian, Samoan and 11 other languages(英語)

で、以前『初ハワイの人が知っておくべきハワイ語の基本』の記事でお伝えしているのですが、ハワイへの観光客でも、ハワイ語の知っておくと、役立つんですね。例えば、地名や人名の読み方がわかったり、英語と混ざって使われているハワイ語の意味がわかったりするからです。

なので、ハワイ旅行前にハワイ語をちょっとだけでも勉強しておくと良いわけです。

そして、今回、Google翻訳にハワイ語が追加されたニュースを知り、私は、ハワイ語に触れる方法の1つとして、「Google翻訳のハワイ語翻訳が使えるのでは?」と考えたんですね。

そこで実際にハワイ語の例文を使って、Google翻訳のハワイ語翻訳の精度を試してみることにしました。今回は、その結果をご紹介したいわけです。

さて、本題に入る前の注意点として。今回ご紹介する内容は、この記事を書いている2016年2月時点に試したものです。今後、その精度が高まることによって、この記事の内容とズレが出る可能性があります。その点はご了承ください。

また、ハワイ語には、「単数形、複数形を区別する」など、日本語にはない特徴があります。そのような翻訳は、日本語に翻訳するより英語に翻訳した方がわかりやすいです。そのため、この記事では、ハワイ語で示した例文に対し、日本語と英語のそれぞれをGoogle翻訳で翻訳した結果をご紹介しています。

ハワイ語の名詞を翻訳してみる

それでは本題に入りましょう。まず、簡単なところからで、ハワイ語の名詞の翻訳から始めてみます。その翻訳する単語ですが、「pua(花)」と「aloha(愛)」を試してみます。

ハワイ語の文

He pua. Ka pua, nā pua.

ハワイ語の文

He aloha. Ke aloha, nā aloha.

以上の通りとなりました。で、以上を見ると分かる通り、ハワイ語には、英語のような冠詞の概念があります。「he」は不特定の名詞につける冠詞で、「ka/ke」は特定された名詞に使う冠詞です。そして、「nā」は、その名詞が複数である場合に使う冠詞です。

その概念を知った上で、上のGoogle翻訳の結果を見て見てると。まず、「pua(花)」の翻訳はだいたい合ってますね。一方、「aloha(愛)」の訳は、ちょっと微妙な感じです。また、不定冠詞のHeに関しては、どうも英語のHeとして訳されている感じでもあります。

ハワイ語ですが、その語彙の数が辞書に掲載されている数で3万語程度です。これは、日本語の大きい辞書の語彙数が20万語程度なのを考えるとすごく少ないことがわかりますよね。

そのため、ハワイ語は、1つの単語が、複数の意味や品詞を兼ねているわけです。「aloha」は、その代表格とも言え、「愛」という名詞の意味もあれば、「愛する」という動詞にも使います。

なので、全体の文脈を見ないとハワイ語の翻訳は難しくなります。Google翻訳で、alohaの訳が微妙になっているのは、こう言った背景があります。

簡単な文章を翻訳してみる

続いて、簡単な文章を翻訳してみましょう。「AはBです。」という最も簡単な文章で試してみます。

ハワイ語の文

He Iapana au.

この結果ですが、時制がちょっとおかしい結果になりましたね。この文は、「He B A.」という形で、「AはBです。」という意味になります。「au」は「私」という意味で、「Iapana」は「日本人」という意味です。つまり、「私は日本人です」という意味以上は含まれないのですが、Google翻訳上は過去形として訳される結果となりました。

簡単な会話を翻訳してみる

続いて、相手の名前を聞いて、それに答えるハワイ語の会話をイメージしてみます。

ハワイ語の文

‘O wai kou inoa?

ハワイ語の文

‘O Ichiro ko’u inoa.

以上ですが、まず相手の名前を尋ねる文の訳は、完璧ですね。唯一変な部分は、英語訳の文頭に「'(オキナ)」と呼ばれる文字が残って「’What」となってしまってる点くらいです。

続いて、「私の名前は一郎です」と言いたかったハワイ語の文章ですが、こちらは微妙な訳となりました。

この文章も、「’O B A.」という形で、「AはBです。」という意味になります。上でご紹介した「He B A.」と使い分け方は、対象を識別したいのか、分類したいのかで異なります。この例では、名前でその対象を識別したいので、「’O B A.」を使います。

「Ichiro」は「一郎」なのはわかるとして、「ko’u inoa」は、「私の名前」という意味です。なので、素直に訳すと「私の名前は一郎です。」となるはずなんですね。それがGoogle翻訳では、日本語でも英語でも変な訳になってしまっています。

で、この日本語と英語の訳を比較することから予想されるのは、「Google翻訳では、一度ハワイ語を英語に翻訳して、それを日本語にしている」という点です。というのも、Googleの翻訳での、「These Ichiro my name.」という英語訳が、そのまま「これらは、私の名前を一郎。」と日本語の訳になっているからです。これは、私にとって発見となりました。

さて。さらに、もうちょっと複雑なハワイ語の文章も試してみようかと思ったのですが、ここで止めることにしました。以上でご紹介した簡単な例でも、まだ翻訳の精度を向上する余地があることがわかったからです。

一方で、「とりあえずハワイ語に触れてみる」というきっかけ作りとしては、Google翻訳でハワイ語を試すのはとても良い機会であるとも分かりました。日本語からハワイ語にも変換できますので、ハワイ旅行前に一度試してみると面白いですよ。

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