ハワイの飲食店で外食するときに注意が必要なこと

今回は、ハワイ旅行中に飲食店で外食する予定の人に伝えたい注意点です。

ハワイの飲食店の衛生面に要注意

ハワイの飲食店で外食するときには、お店の衛生面に気をつけたほうが良いです。なぜかというと、お店の衛生管理の不十分さから、問題が起きている場合があるからです。

例えば、ハワイ州の保健局(Public Health Department)が、過去にチェックをして問題のあった飲食店の情報を公開していいます。それは、英語となりますが、次のリンクから見ることができます。

State of Hawaii – Inspection Health Portal

このサイトを見ると、本当にたくさんのハワイの飲食店が、保健局のチェックを受け、問題を指摘されていることがわかります。

観光客も感染のリスク!A型肝炎の集団感染

ハワイの飲食店での衛生管理の問題として、この記事を書いている最近では、ハワイの飲食店でA型肝炎(Hepatitis A)の集団感染が起きたこともありました。

そのニュースは、ハワイの地元新聞である、Star-Advertiserのニュースとして読むことができます。次の通りです。

  1. Hepatitis A outbreak affects 31 patients
  2. Waikele ice cream store worker confirmed to have hepatitis A
  3. Taco Bell Waipio employee confirmed with hepatitis A

1つ目のニュースは、オアフ島でA型肝炎の31人の集団感染が起きたことを報じています。で、2つ目、3つ目のニュースは、そのニュースの続報で、ワイケレのアイスクリームショップBaskin-Robbinsやワイピオのメキシコ料理チェーンのTaco Bellのスタッフが、A型肝炎に感染していたことを報じています。

ワイピオのTaco Bellはともかく、ワイケレのBaskin-Robbinsは、日本人観光客でも利用する可能性が高い店です。日本人観光客に人気のワイケレプレミアムアウトレットの近くにあるからです。

で、上のニュースは、お店のスタッフがA型肝炎に感染していたことを報じたものですが、そのお店の利用客も他人事ではありません。例えば、ハワイの地元メディアであるHonolulu Magazineの次の記事では、「ワイケレのBaskin-Robbinsを最近利用した人は、病院でA型肝炎のチェックを受けて」ということが伝えられています。

Check With Your Doctor If You Recently Ate at the Waikele Center Baskin Robbins

加えて、このA型肝炎の集団感染は、飲食店だけに留まらず、会員制大型スーパーのCostcoにも広がりました。次の記事は、ハワイカイのCostco内のパン屋を利用した顧客2700人に、A型肝炎に感染の疑いがあることを報じた記事です。

Hawaii Kai Costco warns 2,700 of hepatitis A risk

最初のニュースでの感染者数が31人だったことを考えると、この集団感染がどんどん広がっていることがよくわかりますよね。

そして、これらの記事から分かる通り、A型肝炎の集団感染の問題は、店の利用客にまで広がっているわけです。そのため観光客も気をつける必要があります。

「さもありなん」と思った実体験

私は、この「ハワイでA型肝炎の集団感染」というニュースを知った時、まずは驚きました。下水道などで排水が衛生的に管理されているはずのアメリカで、このような事件が起きたからです。

そのA型肝炎については、日本の厚生労働省が公開している次のページに詳しく書いてあります。

厚生労働省検疫所Forth: 感染症についての情報

このページの下の方には、A型肝炎のリスクの高い国が、地図で公開されています。そして、ハワイも含めてアメリカ全体が、「A型肝炎のリスクの少ない国」となっています。なので、「A型肝炎の集団感染が、まさかハワイで・・・」と、まずは驚きました。

加えて、上でご紹介したニュースでは、衛生管理がマニュアル化されていそうなアメリカの大手のチェーン店で、A型肝炎の集団感染が起きたことがわかりました。なので、なおさら驚くことになりました。

ただ驚いた一方で、「そんなことがあっても不思議ではない」とも、思いました。なぜかというと、以前私がワイキキにあるパンケーキで有名なレストランチェーンを利用した時に、店内のハエが気になった実体験があるからです。

で、1匹、2匹であれば、そこまで気にしないのですが、私が訪れた時は、結構な数がいて食事中、本当に気になりました。そして、ハエは、A型肝炎を媒介する原因の1つです。

私は、その体験をするまでは、ハワイでハエが気になったのは、ノースショアのフードトラックやカフクのエビの養殖場など、青空の下で食べる時くらいのものでした。ですが、都会化したワイキキの、それもレストランチェーンの店内でも、場合によってはハエが大量発生することがわかったんですね。

この体験があったので、今回の「ハワイでA型肝炎の集団感染」のニュースに、驚きつつも「さもありなん」と思ったわけです。

ハワイ州の保健局の情報をチェックする

以上から、ハワイの飲食店で外食するときには、その衛生面に注意をしたほうが良いです。で、それが心配な人は、ハワイ州の保健局の情報をチェックするのがオススメです。

その際、参考になるのが、冒頭でご紹介したハワイ州の保健局(Public Health Department)の情報です。

このサイトでは、ハワイで問題があった飲食店の情報を、新しいものから順に時系列で確認できます。また、お店の場所が地図上でも探せるようになっています。

ほか、Star-Advertiserのサイトで「Health Department」で検索してみるのも1つの方法です。

それで全てのニュースを拾えるわけではないのですが、この方法で保健局に関連するニュースを見つけることができます。で、たまに「保健局がオアフ島のレストランを閉鎖した」のようなニュースがあります。

そうやって、問題の起きた飲食店を調べることができます。

FacebookでシェアTwitterでシェアPinterestでシェア