「かんたん証明写真」でパスポート用写真を準備する時のノウハウ

今回は、ハワイ旅行に向けてパスポート用の写真を自分で撮影したい人に伝えたい情報です。

その目的に使えるiOSアプリとして、かんたん 証明写真 〜 プロ版というアプリがあります。このアプリについて詳しくは、次の記事でご紹介しています。

パスポート用の証明写真を150円で準備する方法

私は、このアプリを使って自分でパスポート用の写真を準備し、その写真で無事に申請できた経験があります。ただ、このアプリを使うに当たり、いくつか悩むポイントもありました。

自分の写真をどう撮影するか

このアプリでパスポート用の写真を用意するに当たり、まず、悩んだのは、「自分の写真をどう撮るか」という点です。というのも、スマホのインカメラを使って自分で撮ると、次の2つの問題から、なかなかうまく写真が撮れなかったからです。

  • 腕を伸ばして撮るため、姿勢が悪くなる
  • 顔に影ができやすく、パスポート用に使えない可能性のある写真になる

そのため、私は、写真の撮影は、自分で行いませんでした。別途デジカメを用意し、白い壁の前で人に撮影してもらい、その写真をiPhoneに送ってアプリで加工する、という方法を取りました。

私が、別途デジカメを用意したのは、そのデジカメの方がiPhoneのカメラより「よく撮れそう」と考えたからです。このアプリは、iPhoneで撮影した写真に限らず、証明写真に加工できます。ので、写真はデジカメで撮って、それをiPhoneで受け取れるメールアドレスに添付ファイルとして送り、それを保存、保存した写真をアプリで加工する、という方法を取りました。

印刷時にフチなしとフチありで悩む

このアプリは何度かバージョンアップしています。この記事を書いている現在のバージョンは、「11.1.0」です。私は、このバージョンでパスポート用の写真を準備するに当たり、次の点で悩みました。

「印刷にあたり、フチなしとフチありのどちらの画像を使えば良いのか?」

というのも、現在のバージョンのアプリでパスポート用の写真画像を作成すると、「フチなしとフチあり」の2つの画像が生成されるからです。そして、どちらの画像を使ってL版用紙に印刷するかは、利用者の判断に委ねられています。

結局私は、セブンイレブンのネットプリントで、フチなしの画像を使って印刷しました。それで無事申請用に使えました。ですが、実際にアプリで作った画像をL版に印刷したものを見たときは、「本当にこれで大丈夫かな?」とも感じました。紙に対して随分大きく写真の画像が印刷されているように見えたからです。

パスポートの申請前の窓口のチェックでも、その窓口の担当者から、「頭の上の方の髪のところが、ちょっと切れるかも知れません」と言われました。無事受け付けては貰えましたが、やはりL版に対して顔の比率が少々大きかったようでした。

この点で不安を感じる人は、フチなしとフチありの2種類を印刷した写真を用意するのも方法です。L版の印刷は、コンビニでやっても1枚30円で準備できますので、2種類用意しても60円で済みます。

「ちゃんと写真屋さんで撮りましたか?」と聞かれることがある

最後に。私は有楽町の交通会館でパスポートを申請しました。そのパスポートの申請を受け付ける窓口では、申請用紙の記入内容や証明写真に不備がないかをチェックしてくれます。

そのチェックの際に、用意した証明写真に対し、「ちゃんと写真屋さんで撮りましたか?」と、窓口のスタッフが聞いてくることがあることを知りました。私はそのように質問されませんでしたが、私の2つ前くらいに並んでいた人が、そのように質問されていました。なので、うまく写真を撮れない場合は、このように質問される可能性があることを知っておいた方が良いです。

次のリンクから、外務省が公開しているパスポート用の写真の規格が確認できます。

外務省: パスポート申請用写真の規格

かんたん 証明写真のアプリを使うと、サイズや顔の向きといった点は、この規格上問題ない写真が作りやすいです。

一方で、このアプリで作るにしても、サイズ以外の問題で、申請時に使えない可能性があります。例えば、自分で撮影した写真には、自分としては、バッチリ撮れたつもりでも、顔に影ができていて問題となることがあります。

なので、自分で撮るときは、パスポート申請用写真の規格をよく調べてからするのがおすすめです。

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