今回は、「自分が習得した外国語を海外で実践してみたい」と言う人に向けて、ハワイの魅力をご紹介します。
ハワイは、島の中に様々な民族が住んでいるため、英語やハワイ語などの公用語以外にも、その民族の母国語を話す人たちがたくさん住んでいます。なので、その言葉を話す人に会える機会を比較的簡単に得られます。
そのため、英語やハワイ語以外の外国語を練習をしやすい旅行先と言えるわけです。この点がハワイの魅力と言えますね。
そこで今回は、私がハワイで実体験した英語やハワイ語以外の外国語をご紹介します。先にその言葉をまとめておくと次の通りです。
- メキシコのスペイン語
- 中国語(普通话)
- フィリピン語
では、早速始めましょう。
メキシコのスペイン語
私がハワイで、スペイン語を体験したのは、Los Chaparrosと言うS Beretania通り沿いにあるメキシコ料理店です。この店は、ワイキキから近いのですが車がないと行きにくい場所にあります。ハワイのローカルにとても人気がある店で、創業者のマリオさんが、メキシコ人なんですね。
そしてメキシコの公用語は、スペイン語なのでこの店のスタッフにもスペイン語を話せる人がいるわけです。私がこの店を訪れた際は、見るからに「メキシカンだな」と言うおっちゃんがいました。もしかするとこのおっちゃんが、マリオさんだったのかもしれません。
そして。食後、試しにそのおっちゃんに「¡Muchas gracias!(ありがとう)」と話しかけてみたところ、その答えは・・・、「ドウイタシマシテ」と言う日本語でした。ただ、その前に「De nada(どういたしまして)」とも言っていました。
この時は、このような簡単な会話の体験しかしませんでしたが、「この店ではやっぱりスペイン語が通じるんだな」とわかりました。そして、ハワイには、Los Chaparrosに限らずメキシコ料理のレストランあるんですね。なので、そのような店では、スペイン語の会話の練習ができるわけです。
ちなみに、スペイン語を学習されている方はご存知と思いますが。スペインのスペイン語と中南米のスペイン語には、異なる部分があります。たとえば、単語で言いますと。ご紹介したLos Chaparrosと言う店名のChaparrosは、メキシコでしか使われない表現です。
Chaparroは、「背の低い小太りの人」と言う意味なのですが、後日南米の出身の方の話を聞いてみたところ、メキシコでしか使わない表現なのだそうです。
このように中南米のスペイン語であっても、国によって独自の単語が生まれているんですね。ほか、文法でもスペインではこう表現するけど、中南米ではこう表現する、と言う違いがあるそうです。なので、スペインのスペイン語の練習を本格的にしたい場合は、素直にスペインに行かれた方が良いですね。
中国語(普通话)
次に。以前、『ホノルルのチャイナタウンで中国語が通じるのか試した結果』の記事でご紹介しているのですが、私はホノルルのチャイナタウンで中国語の標準語である普通话(プゥトンファ)が通じるかを試した経験があります。
具体的には、富都酒都(Empress Restaurant)と言う飲茶が楽しめる中華レストランで試しました。その時に試した言葉は、「どれが美味しいですか?」、「これは何?」、「お会計をお願いします」のようなレストランでよく使う簡単な表現です。
そしてお店のスタッフに普通话で話かけてみて、返って来た言葉も普通话でした。つまり、普通话でコミュニケーションが取れるんですね。
私は、「チャイナタウンは華僑が多いはず」なので、「広東語や客家語などの方言しか通じないのでは?」と思い込んでいました。ですが、意外に普通话が通じることがわかったんですね。
なので。普通话を学んだ人は、ホノルルのチャイナタウンで普通话の会話の練習ができますね。ただ、もしかすると「年配者の人は広東語しか話せない」と言う可能性はあるので、その辺りは気をつける必要がありますね。
フィリピン語
最後に。ハワイは、アジア系の住人が多く、その中でもフィリピン人が特に多く住んでいます。そのためフィリピン語を話す人に出会う機会も多いわけです。
私の実体験では、ホテルの部屋掃除をしてくれるスタッフが、フィリピン人であることが多かったんですね。その事実を、「ホテルの清掃スタッフはフィリピン人が多いですよね?」と、ハワイに長年暮らす在住者の方に聞いてみたところ、「その通りなんですよ」とのご回答でした。
私はフィリピン語はわからないのですが、そのフィリピン人の清掃スタッフとこんな会話をする体験をしました。
私: (英語で)「部屋のこれが壊れて困ってます」
スタッフA: (英語で)「わかりました、○○〜(スタッフBの名前)」
スタッフAとスタッフB: (フィリピン語で) 何らかの会話
私: (英語で)「スペイン語で話してるんですか?」
スタッフA: (英語で)「私たちはフィリピン人です。フィリピン語で話してます。」
とこんな具合ですね。なんか音がスペイン語に似ているように聞こえたので私は誤解してしまったのですが、ハワイは、このようにフィリピン語を話す人も多いんですね。
そして。男性陣の中には、日本の飲み屋でなぜかフィリピン語を習得されている方もいるのではないでしょうか。そのような人は、ハワイでも自慢のフィリピン語が役立ちますね。ですがその際には、いつもの調子で「マハルキタ」なんて言葉が飛び出さなようにご注意ください。
ハワイでは様々な国の言葉が体験できる
以上、ご紹介したようにハワイでは、様々な国の言葉を体験することができます。また、ご紹介した以外でも、たとえばハワイではベトナム料理店が多いので、そのような店ではベトナム語が通じる可能性が高いはずです。
このように、ハワイに行けば様々な国の言葉を体験できます。なので、その言葉を学習している人にとっては、ハワイは、その言葉の練習できる場所としての魅力があるわけですね。
そしてハワイは、はじめての海外旅行先としても行きやすい場所です。なので「自分が習得した外国語を海外で実践してみたい、けど海外が初めてで不安」と言う人が訪れる先としても向いていますね。なのでそのような人が、海外でその外国語を実践する先としても、ハワイはオススメの旅行先となりますよ。