シニア世代とのハワイ旅行を計画するときのポイント

今回は、シニア世代とのハワイ旅行を初めて計画する人に、気をつけるポイントをご紹介します。

イメージしているのは、親子の2世代、親子孫の3世代のハワイ旅行において、「親がシニア世代で、計画しているのが子」という状況です。子の立場で計画するときに、「こんなところに気をつけて」と言うのが、お伝えしたい概要です。

トイレ周りの心配がないか

シニア世代と一緒のハワイ旅行を計画にするにあたり、気をつけたいポイントとして、まずシニア世代に「トイレ周りの心配がないか」があります。

具体的には、トイレが近かったり、「旅行には介護用のおむつが必要」のような場合な方もいますよね。それを配慮した上で、ハワイ旅行を計画する必要があるということですね。

その配慮の一例として。たとえば、飛行機の座席を取るなら「トイレが近い席を取る」ような気遣いが必要です。となると、飛行機の手配は、座席を確実に指定できる個人手配した方が向いています。ツアーの場合でも、「座席の選べるツアーにする」などの配慮が必要になりますね。

また、ハワイ現地での観光の仕方も、気をつけることが出てきます。それは、「長時間、トイレに行きにくい状況となるオプショナルツアーは、避けた方が良い」と言うことです。

たとえば、ハワイには、目的のアクティビティをするのに、車で長時間移動が必要なツアーがあります。そのようなツアーに参加すると、一個人の都合で、「トイレに寄ってくれ」と言うのも難しいため、トイレが近い人だと参加するのが辛くなります。

なので。トイレが近いシニア世代と、ハワイ観光をする場合は、レンタカーを借りて行動できるほうが理想的です。その場合は、好きなタイミングでトイレに行けるからです。また、介護用のおむつが必要な場合に、レンタカーがあるとそれを現地で買いに行くのも楽です。

このシニア世代の親の「トイレ周りの懸念」は、子の世代は意外と気がつかずに計画してしまいがちです。なので、デリケートな話題ですが、ちゃんと確認した方が安心できます。

シニア世代にとって羽田発の便を選ぶメリット

次に。シニア世代とのハワイ旅行において、注意が必要なのは、到着初日の過ごし方です。なぜ注意が必要なのかというと、ハワイ旅行の到着初日は、日本の夜に出発し、7時間前後のフライトと19時間の時差で、徹夜明けのような疲れた体調で迎えることになるからです。

このフライトの疲れは、シニア世代でなくても結構疲れますので、体力のないシニア世代にとっては、より厳しいものとなります。なので。予算があるならば、シニア世代だけでも、ビジネスクラスの席にできると、その疲れが少なく済むので良いです。

また、東京から出発する人は、成田発と羽田発のフライトスケジュールの違いを知っておいたほうがよいです。

成田発のほうが、日本を早く出発して、ハワイにも早く着きます。到着する時間は、だいたい午前7時から10時くらいでしょうか。一方、羽田発の場合は、夜の23時前後に出発して、ハワイには、だいたい午前11:30以降に着きます。

で、シニア世代とのハワイ旅行の場合は、羽田発の便にメリットがあります。それは、「宿泊先のチェックイン時間までの間が少なくて済む」と言うことです。ハワイのホテルのチェックイン時間は、午後となっているのが基本だからです。

そのため、アーリーチェックインなどのオプションのサービスを頼んでいない限りは、ハワイに到着しても、ホテルの部屋で一休みできません。一方、到着初日は、とても疲れた体調で迎えるため、シニア世代は特にその「一休み」をしたくなります。

羽田発の便の場合は、ハワイのお昼にころに到着します。なので、そこからワイキキに移動しホテルに荷物だけを預け、お店でランチでも食べながら休憩し、ワイキキを軽く散策すれば、チェックイン時間まで、「あと少し」となります。

このように、羽田発の便は、到着日にアーリーチェックインを頼まなくても、済ませられる可能性もあります。

宿泊先を予約するときコツ

次に。シニア世代とのハワイで、宿泊先を予約するときの気をつけることをご紹介します。

ハワイ到着日にシニア世代が早めに宿泊先で休憩したい場合は、アーリーチェックインを頼んだほうがよいです。ただ、アーリーチェックインができないホテルもありますし、運が悪いとそれを頼んでいても「部屋の準備が間に合いません」と待たされることが、実際にあります。

なので。それ以外の休憩方法も知っておいたほうがよいです。たとえば、ホテルによっては、ホスピタリティールームという部屋を無料で使える場合があります。またデイユースで利用できるホテルもあります。ただ、デイユースの場合は追加料金が必要となります。

ほか、ホテル以外には、ワイキキにはクレジットカードのブランドと提携しているラウンジがあるので、長時間は難しいですが、そこでちょっと休憩することもできます。

また、ホテルの部屋を選ぶときに。ハワイのホテルの部屋には、車椅子で利用しやすいバリアフリーの部屋があることも知っておいたほうがよいです。

これは、ハワイでは法律として、どのホテルにも用意されているのが原則です。なので車椅子の補助が必要な場合には、バリアフリーの部屋をリクエストするのがオススメです。

シニアでも行きやすい観光スポットを選ぶ

最後に。ハワイ旅行中の観光先として、シニアでも行きやすい観光スポットを選ぶのもポイントです。

たとえば、ワイキキ周辺で絶景を見られる観光スポットとして、ダイヤモンドヘッド、プウ・ウアラカア州立公園(タンタラスの丘の頂上)、ヌウアヌ・パリ展望台の3つがあります。

このうち、シニア世代との観光にオススメなのは、プウ・ウアラカア州立公園とヌウアヌ・パリ展望台の2つです。

なぜかというと、どちらも絶景を見られる場所まで、車でアクセスできるからです。一方、ダイヤモンドヘッドの場合は、頂上まで徒歩で登るしかありません。

ダイヤモンドヘッドの頂上では、意外と元気に登っているシニア世代を見かけることもあります。ですが、途中の階段で胸を抑えて今にも倒れそうになっている人もいます。

あまり無理ができない場合は、ダウンタウン周辺の美術館や博物館を見るものオススメです。また、ちょっと足を伸ばして移民の歴史のが学べるハワイズ・プランテーション・ビレッジや平等院テンプルなどを見たりするのもよいですね。

シニア世代は、どちらかというと「ビーチだ!買い物だ!」という感じではないでしょうから、そのようにハワイの歴史や文化を学べるスポットを訪れるほうが、オススメです。

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