今回は、初めてのハワイ旅行に向けて、航空会社を選んでいる人にお伝えしたい情報です。
お伝えしたいのは、「アメリカ系の航空会社を選ぶと、エコノミークラスでも、程々の追加料金で、広い席に座れるよ」と言うお話です。
アメリカ系の航空会社とは、デルタ航空、ユナイテッド航空、ハワイアン航空です。
アメリカ系航空会社には、ちょっと広いエコノミークラスがある
日本とハワイを結ぶ航空会社のうち、アメリカ系航空会社を利用すると、ちょっと広いエコノミークラスを利用できます。具体的には次の3つの航空会社で、ちょっと広いエコノミークラスが利用できます。そして、そのサービス名はそれぞれ異なります。
- デルタ航空 – エコノミーコンフォート (9,600円)
- ユナイテッド航空 – エコノミープラス
- ハワイアン航空 – エクストラコンフォート (10,000円)
※括弧内は2014年10月に調査した時点の片道の追加料金
その広さの違いは正確には航空会社のその飛行機によって変わります。ですが、どのサービスも約5インチ(約12.7)程度、通常のエコノミークラスより足元が広くなっているのが特長です。
座席自体はエコノミークラスのものとほぼ変わりません。なのでその点ではビジネスクラスには及びません。ですが、前の人が背もたれを倒すと膝がぶつかるくらい狭い通常のエコノミークラス比べるとこの5インチの広さの違いは大きいです。
少なくとも足を組む気になれるくらいの広さが確保されます。
私は上述の席の中では、ホノルル空港までをデルタ航空のエコノミーコンフォート、またロサンゼルス空港までをユナイテッド航空のエコノミープラスを利用したことがあります。やはりこの5インチの広い席は嬉しかったです。
ハワイ便でちょっと広いエコノミークラスを利用する場合の費用は、2014年10月現在、デルタ航空が片道9,600円で、ハワイアン航空のエクストラコンフォートが片道10,000円の追加費用が必要です。ユナイテッドに関しては金額を確認するためにチケットを購入する必要があったので確認できませんでした。ですが、おそらく1万円前後と思われます。私が実際に乗った成田-ロサゼルス空港間でも1万5千円程度と記憶しています。
またこの費用を無料で利用できる場合もあります。たとえば、デルタ航空やユナイテッド航空であれば、それぞれの航空会社のマイレージプログラムの上級会員になることで、この『ちょっと広いエコノミークラス』を利用する費用が無料になる特典があります。なので、将来に備えてこれを機会にその航空会社のマイレージプログラムに入会するのもオススメです。
席の広さ以外のメリット
ちょっと広いエコノミークラスには、席の広さ以外のメリットを得られる場合もあります。まずデルタ航空やハワイアン航空では通常のエコノミークラスより優先的に搭乗できるメリットがあります。
また別のメリットとして。これは便によりますが一般的に、ちょっと広いエコノミークラスの席は空いていることが多いと言うことです。例えば、通常のエコノミーシートがぎゅうぎゅうで満席な状態でも『ちょっと広いエコノミークラス』は空いていることがあります。
私の実体験として。デルタでホノルル空港行きの便に乗った時でには、3人でエコノミーコンフォートの2列席を縦に3つ抑えました。要するに6席分のシートの片側だけを抑えており、もう片側に誰かが座る可能性がある状態でした。そして実際に飛行機に乗ってみると・・・、2列席のもう片側の席に座る人はなく一人がそれぞれ2席使えると言うとても快適な環境となりました。
またユナイテッドのエコノミープラスでロサンゼルス空港行きの便に乗った時もそうでした。この時は一人で3列シートの通路側を抑えていたのですが、隣に人が座ることがなく快適な環境となりました。
もちろん逆に、ちょっと広いエコノミークラスのほうが混雑する場合も考えられます。ですが、私の実体験からすると空いていたことのほうが多いです。
このように、ちょっと広いエコノミークラスには、「一般的に空いている場合が多く自分の周りの席に人が座らない可能性がある」と言うメリットがあります。
JALのプレミアムエコノミークラスとの違い
さて、昨今、JALのハワイ便においては、プレミアムエコノミークラスが導入されている機材もあります。
これも簡単に言えば、ちょっと広いエコノミークラスと言えるのですが、アメリカ系航空会社のものとは、違います。
何が違うかと言うと、JALのプレミアムエコノミークラスでは、お金がもっと必要です。ざっくり言うと、エコノミークラスとビジネスクラスの中間の価格になっています。
つまり、JALのプレミアムエコノミークラスは、アメリカ系航空会社のちょっと広いエコノミークラスのように、片道1万円ちょっとで利用できるものではありません。
その分、JALのプレミアムエコノミークラスの方が、シートが快適であったり、荷物を預ける専用カウンターがあったりと、より快適なものとなっています。