ハワイのレンタカーで「満タン返し不要」が役立つケース

今回は、ハワイ旅行中にレンタカーを初めて借りる人にお伝えしたい情報です。

「満タン返し不要」が役立つこともある

ハワイのレンタカー会社のホームページで予約する時に、「満タンにして返さなくていいですよ」というオプションが選べることがありますよね。例えばHertzレンタカーでは、そのオプションの呼び名は、「返却時の給油不要制度(FPO)」と呼ばれています。

で、私は、1週間程度のハワイ旅行中に使うレンタカーであれば、原則として、「このオプションはつけなくて良い」と考えています。その程度の期間では、ガソリンを使い切れないのが普通で、それを余すのがもったいないからです。

一方で。「こんな場合は、満タン返し不要のオプションが役立ちますよ」というのが、今回お伝えしたいことです。

原則「満タン返し不要」のオプションは要らない理由

私が1週間程度のハワイ旅行において、原則「満タン返し不要」のオプションが要らないと考えている理由は、2つあります。

1つ目の理由は、1週間程度の期間では、1タンク分のガソリンを使い切ることが考えにくいからです。このオプションをつけても、ガソリンを余らせてしまい、もったいないということですね。このオプションでは、1タンク分のガソリンを前払いで買うことになるからです。

2つ目の理由は、ハワイのガソリンスタンドで給油するのは、やってみると意外に簡単だからです。中には、「英語が苦手だし・・・」と、少しでも英語を話す機会を減らそうと、このオプションを選ぶ方もいるのではないでしょうか。

ですが、ハワイのガソリンスタンドでは、実際のところ英語をそんなに話す必要はなく、簡単に給油できます。基本セルフ式のスタンドだからです。

これら2つの理由から、私は、1週間程度のハワイ旅行であれば、「満タン返し不要」のオプションは要らないと考えています。

「満タン返し不要」のオプションが役立つ具体例

一方で、何事にも例外はあるもので、先日ハワイでレンタカーを借りた際に、「満タン返し不要のオプションも、つけたらつけたで便利だな」と感じる機会がありました。

というのも、前回ハワイでレンタカーを借りる時には、JAF(日本自動車連盟)の特典を使って予約していました。

この特典を使うと、ハワイにある大手レンタカー会社の車をかなり安く借りられます。例えば、私が予約した時は、Hertzで4ドアのセダンを5日間借りる定価が420ドルなのに対し、特典での割引価格が289ドルになりました。

そして、この特典では、割引に加えて、「満タン返し不要」のオプションもついていました。予約時最初にそれを見たときは、「満タン返し不要のオプションを外して、もっと安くできないかな」と思いました。

ですが、それはできませんでした。どうも、JAFの特典を利用する場合は、「満タン返し不要」のオプションは外せない条件となっているようでした。なので、結局、「満タン返し不要」のオプションをつけることになったわけです。

こういった経緯で、前回のハワイ旅行において、「満タン返し不要」オプションを利用することになりました。

で、実際にこのオプションを付けてみると、車を返す日が楽だとわかりました。「最後にガソリンを入れなくては」という気持ちの焦りがなくなるからです。

このような焦りは、特にハワイの運転が初めての人は、感じやすくなるものです。なぜかというと、ハワイで初運転の人は、入れるべきガソリンスタンドを探すところから、始めることになるからです。

実際、オアフ島であれば、ガソリンスタンドはすぐに見つけられるのですが、初めてだと、「どこがいいんだ?」と悩むことになります。なので、それをしなくて済む点で、「満タン返し不要」オプションが役立つことがわかりました。

朝早めのフライトで空港に返すときにも役立つ

ほか、「満タン返し不要」オプションは、朝早めのフライトで日本に帰る予定で、空港の営業所に車を返す場合にも役立ちます。朝の忙しい時間に、ガソリンを入れる手間を無くせるからです。

例えば、私のこれまでのハワイ旅行を思い出してみると、「マウイ島からの帰りのときに、このオプションをつければよかったな」と感じています。

その時は、オアフ島のホノルル空港から11時くらいに出発する便に乗るために、マウイ島のホテルを朝5時には出発する必要がありました。ホノルルでの乗り換え時間を考慮すると、マウイ島のホテルをこれくらいの時間に出る必要があったわけです。

で、マウイ島のカフルイ空港までは、借りていたレンタカーで移動することにしていました。そして、その空港までのどこかで、ガソリンを入れる必要があ理ました。「満タン返し不要」オプションをつけていなかったからです。

その際には、「早朝に営業しているガソリンスタンドが見つからなかったらどうしよう」と、不安を感じました。実際には、マウイ島でも24時間営業をしているガソリンスタンドがあり、問題はありませんでした。

ただ、飛行機の時間が迫る中、「確実に当てになるガソリンスタンドの場所を知らない」という状況は、ストレスを感じることになりました。

「満タン返し不要」オプションをつけると、このような不安がなくなります。私の実体験ではマウイ島の例でしたが、これはオアフ島でも同じことが言えます。

というわけで、帰国日にレンタカーで空港まで移動する人で、特に早めのフライトの場合は、「満タン返し不要」オプションを検討する価値があります。

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