経験者から学んだ足腰の弱いシニアとのハワイ旅行に役立つ旅のコツ

今回は、シニア世代とのハワイ旅行を計画中の方にお伝えしたい情報です。

シニア世代のイメージとして「何とか歩けなくはないんだけど、長く歩くのは辛い。なので、車椅子で移動できるところはそうしたい」という方をイメージしています。

ただ、私自身はそのようなシニアとのハワイ旅行の経験がまだありません。そこで今回は、そのようなシニアとのハワイ旅行を何度も経験した方からそのコツを伺いました。

ハワイは日本よりバリアフリーが進んでいる

では最初のコツ、と言うより事前に知っておくべきこととして。ハワイは日本よりバリアフリーが進んでいる場所、と言うことがあります。なので、車椅子が必要なシニアにとって過ごしやすい旅行先です。

例えば、ハワイのホテルには、原則どのホテルにも車椅子で入れ、室内に手すりが用意されたバリアフリーの部屋があります。なので、事前に「その部屋を使いたい」とリクエストすれば、車椅子でも快適に過ごすことができます。また、その部屋のリクエストは、パッケージツアーでも、個人手配でも、できます。パッケージツアーでは、旅行代理店を通して依頼できるのでより簡単にリクエストできます。

車椅子が必要なシニアとのハワイのホテル選びは、やはり高級ホテルの方がサービスが良いのでオススメです。ワイキキ近辺言えば、ロイヤルハワイアン、ハレクラニ、カハラと言ったホテルですね。

次に、ハワイのレストランは、こちらも原則として車椅子で入れるように設備を作るように義務付けられてます。なので、車椅子で入れない店の方が少ないです。ただ、小さいお店や持ち帰り専用の店などでは、それが考慮されていない店もあります。

なので、どうしても行きたい店がある場合は、事前に車椅子で訪れて大丈夫かを確認したほうが安心ですね。その確認をする際に、英語が苦手な場合は、旅行代理店のツアーデスク、ホテルのコンシェルジュなどを活用すると簡単です。

最後に、ハワイの町の車椅子での過ごし易さについては、これは場所によります。例えば、ワイキキの繁華街、特にメイン通りのカラカウア通りであれば、車椅子での移動がしやすいように歩道が整備されています。

ただ、そのカラカウア通りでも、交差点などでは段差がある箇所があり、車椅子の場合はちょっと遠回りが必要になる箇所もあります。ですが、全体的に見て、日本の街中よりは車椅子で過ごしやすくなっています。

空港や飛行機の過ごし方

次のコツとして、足腰が弱いシニアとの空港や飛行機の過ごし方です。まず空港での過ごし方として、空港で車椅子を借りられるので、それを利用するのがオススメです。

次に飛行機の過ごし方です。これはどの航空会社を選んだ場合も、車椅子が必要なシニアは、優先され先に搭乗できます。なので、飛行機の搭乗に関して車椅子でも心配ありません。そして機内での座席としては、足元が広く、トイレが近い席にできるとベストです。

この席を選ぶときのアドバイスとして、ハワイ旅行の航空会社をJALにすると良いことがあります。それは、車椅子が必要なシニアは、エコノミークラスでも足元の広い一番前の席に、追加料金なしで座れる可能性があることです。ただし、そのような席の内、非常口の前の席は安全上の理由から座れません。

一方、JAL以外の航空会社を選ぶとどうなるかと言いますと、追加料金が必要になります。具体的には、デルタ、ユナイテッド、ハワイアンなどの航空会社では、エコノミークラスの一番前にある広い席は、追加料金が必要なシートに指定されているわけです。

その追加料金は、片道1万円程度、つまり往復では2万円程度は必要です。そして、そのシニア方だけをそこに座らせるわけにも行かないでしょうから、隣に付き添う家族分も追加料金が必要になります。

ハワイのタクシーは車椅子の乗客を拒否できない

次に、ハワイでの交通手段にタクシーを使う人へのアドバイスとして。ハワイのタクシーは、車椅子の乗客を乗車拒否してはいけないルールとなっています。なので、遠慮なくタクシーを利用できます。

ただし。車椅子が電動車椅子など、大きいタイプでそもそもタクシーに乗せられない場合は、例外です。このように物理的に車椅子がタクシーに入れらない場合は、どうしようもないので、さすがにタクシー側も、「乗せられません」と拒否できます。

なので、そのような電動式の車椅子を使う場合にはご注意ください。

オススメの過ごし方

最後に、車椅子でのハワイ観光に向けてのオススメの過ごし方をご紹介します。

例えば、オアフ島のマカプウ岬でするトレッキングはオススメです。というのも、このハイキングコースは、道が頂上まで舗装されているからです。つまり、車椅子でも楽しめます。

ここでは、ハワイの気持ち良い風を感じつつ、絶景を見ながらの散歩を楽しめるので、ぜひ訪れて欲しいですね。ただ、ずっと上り坂なので、軽々と行けるかと言うとそうではなく、それなりに体力が必要です。

マカプウ岬以外にも、車椅子でいける絶景スポットはあります。例えば、プウ・ウアラカア州立公園、ヌウアヌ・パリ展望台です。これらは絶景スポットまで車で行けるため、車椅子でもアクセスしやすいスポットです。

またハワイでは、ハワイ在住者のシニア向けのイベントがよく開催されています。そのようなイベントを旅行前に事前に調べて、そのイベントに参加すると言うのもオススメの過ごし方です。

私の実体験としては、日本から有名な演歌歌手が来てするシニア向けのディナーショーに参加したことがあります。シニア向けのイベントでしたが、私も楽しめました。このようなイベントは旅行者でも参加できることが多いので、ぜひ活用すると良いです。

ほか、ちょっと変わった楽しみ方として。カラオケに行くのもオススメです。ハワイには、日本のようなカラオケボックスが幾つかあるのですが、そのようなカラオケボックスは、ハワイのシニアの憩いの場としても活躍しています。旅先でのカラオケはまた違った風情があり楽しめますよ。またカラオケは、室内で楽しめるので、その点でもオススメですね。

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