今回は、ハワイ旅行で利用する航空会社選びのご参考として、JALと米国系航空会社の違いをご紹介します。
米国系航空会社とひとくくりにしていますが、具体的には、ユナイテッド、デルタ、ハワイアン航空のことです。
これらの米国系航空会社をひとくくりにするのは、少々乱暴な分類ではあるのですが、「JALと比較した場合の違い」と言う観点では共通する相違点があります。
日本語が通じない
それでは早速始めましょう。まず、JALと米国系航空会社の違いとして挙げられる最大の特徴として、米国系航空会社では「日本語が通じない」と言うことがあります。
もっとも、運が良ければ日本語が通じるCAが搭乗している便もあります。事実、私はハワイ在住者の方で、「日本人の奥さんが、米国系航空会社のCAをしています」と言う人を複数知っています。
なので、そのようなCAが乗っている便で、その担当エリアの範囲に座っていた場合は、CAに日本語が通じることもあるでしょう。ですが、米国系航空会社では、原則として日本語が通じないと考えていた方が良いです。なので、機内で何か細かいリクエストをしたい場合は、日本語が通じるJALの方が安心なのは間違いないです。
ほか、これは私がハワイアン航空で体験した話として、「日本の航空会社ではまずないな」と言う体験がありました。具体的には、「機長が機内アナウンスでの挨拶時に、ジョークを話して乗客を笑わせた」と言う体験です。
この時、その機内アナウンスはもちろん英語で話されます。なので、何を言っているか聞き取れないと、周りは笑っているのに自分は置いてけぼり感を感じることになります。
CAが男性の場合がある
次に。米国系航空会社では、CAが男性の場合があります。
実際には、JALにも男性のCAが搭乗する便がありますが、私はハワイの便で経験したことはありません。一方、米国系航空会社を利用する場合は、結構な頻度で男性のCAを見かけることになります。
私の実体験としては、米国系航空会社では、男性のCAであってもそれほど違和感を感じませんでした。そもそもサービスの濃度があっさりしているからです。また、女性CAにはない頼もしさがあるようにも感じました。
一方で。男性CAだと都合が悪いケースも考えられます。たとえば、赤ちゃんと一緒のハワイ旅行です。その場合、お母さんが何かをリクエストするとき、どうしても女性のCAにお願いしたくなることがあります。たとえば赤ちゃんに授乳させている場合などです。
このようなケース以外にも、「女性CAにしか頼みにくい」というリクエストがある人は、米国系航空会社には男性CAが搭乗する可能性を考えていた方がよいです。
エコノミークラスの良い位置の座席は追加料金
次に。米国系航空会社において、エコノミークラスの良い位置にある座席を利用するには、追加料金が発生することになります。
良い位置にある座席とは、たとえば、一番先頭の足元が広い席であったり、先頭ではなくても通常のエコノミークラスより前後に広めの間隔がある座席です。
米国系航空会社では、そのようなエコノミークラスは、ちょっと良いエコノミークラスとして、追加料金を払って利用することになります。
一方JALの場合。エコノミークラスの先頭の座席は、ハンディキャップのある人、または、赤ちゃん連れの人向けの優先席、という位置付けにあります。つまり、JALの場合は、追加料金を払わなくて、エコノミークラスの先頭の座席を利用できるケースがあります。
一方、米国系航空会社では、JALでは優先的に扱われる条件の人であっても、良い席に座る場合は追加料金が必要になるのが原則です。なので米国系航空会社は、この辺りがシビアですね。
機内エンターテイメントの日本語環境
これは、米国系航空会社とひとくくりにできず、また乗る便の機材によっても変わる話ですが。米国系航空会社の機内エンターテイメントでは、日本語環境が充実していない場合があります。
たとえば、映画は、「英語音声の日本語字幕で見たい」と思っても、吹き替え版しかなかったりします。またコンテンツによっては、その吹き替え音声もなく、「英語版しかありません」と言うコンテンツもあります。米国系航空会社の機内エンターテイメントは、このような感じで日本語環境が充実していないことがあるんですね。
一方、JALの場合は、その点には心配が少ないです。もっともJALでも、場合によっては「吹き替え版しかない」のようなコンテンツがあるかもしれません。ですが、字幕にせよ吹き替えにせよ少なくとも日本語で楽しめないコンテンツはないわけです。
なので。機内のスタッフとの日本語環境も含めて、やはり日本語で安心できるのはJALとなりますね。
一方で。これから向かうハワイは、一般的に「日本語が通じる?」と言うイメージとは異なり、実際には日本語が通じません。ハワイで日本語が通じるのは、日本人観光客がよく訪れる限られた店での話となります。
なので。「日本語が通じない環境に慣れる」と言う意味では、米国系航空会社を利用するもの1つの方法ですね。