ハワイ旅行でアメリカ入国時の税関で気をつけること

今回は、ハワイ旅行が初めての人のうち、アメリカ入国時の税関が不安な人に向けての記事です。

初めてだと、「ハワイの税関でどのようなことを質問されるんだろう・・・」と不安に感じますよね。そのような方にお伝えしたい内容です。

ほとんどの人は素通りになる

それでは早速始めましょう。ホノルル空港の税関は、基本、心配することはありません。なぜかというと、ほとんどの人はほぼ素通りするような感じになるからです。

具体的には。ハワイのホノルル空港に到着後、その後の旅行者のとるの流れは、次のとおりです。

  1. 入国審査
  2. 手荷物受け取り
  3. 税関

以上の通り、手荷物を受け取った後にあるのが税関です。で、ホノルル空港の出口は、その後、団体用と個人用の出口に分かれるのですが、それぞれの出口の前に税関のスタッフが待ち受けています。そして、そのスタッフには、自己申告で記入した「税関申告書」と言う書類を渡すことになります。

スタッフに渡す税関申告書の申告内容に、特に申告することがなく問題がなければ、税関のスタッフに「Hi!」と声をかけて渡すだけで、おしまいです。何か英語で質問されることもなく、ほとんど素通りするような感じで終わります。

なので、「ハワイの税関で英語で質問されるのが不安・・・」と言う方は、ほとんどの場合、心配することがありません。

税関で質問されることになるケース

一方で。ホノルル空港の税関で、質問されることになるケースもあります。上で述べた「ほとんどの人」から外れた場合の人と言うことですね。

で、どのような人がハワイの税関で質問されることになるかというと、税関申告書において何か申告することがあった人です。

具体的には、税関申告書の表面の次の質問に、「はい」とチェックをした場合、

11: 私(私たち)は以下のものを持ち込んでいる
(a)果物、野菜、植物、種、食品、昆虫
(b)精肉、動物、動物/野生動物製品

・・・(略)・・・

13: 私(私たち)は10,000米ドルを超える、または外国通貨にてそれと等価の通貨または貨幣を携帯している(裏側の通貨の定義を参照のこと)

または、税関申告書の裏面に書いた、米国に持ち込む品目の価格が100ドルを超えている場合ですね。(以上は、2015年11月時点のアメリカの税関申告書をもとにしています)

税関申告書のこれらの質問に該当することがある旅行者は、ハワイの税関で質問をされることになります。

ちなみに。税関申告書に表面において、上で挙げた以外の質問を省略した理由は、それらの質問に「はい」と答えることは、通常の旅行客としては考えられないからです。

食べ物の持ち込みに注意

で。1週間前後のハワイ旅行で、10,000米ドルを超える現金を持ち込む人は考えられませんよね。また、旅行で訪れるハワイに免税範囲(旅行者の場合100ドル)を超える品目を持ち込むことも、まず、ないはずです。

なので、一般的な旅行者として、注意が必要なのは、上で挙げた食べ物を持ち込む場合です。

ハワイに日本から、食べ物を持ち込みたい場合は、税関申告書の11の(a)の質問に「はい」とチェックをし、税関で荷物をチェックしてもらう必要があります。

ただ、ほとんどの場合では、空港でよくある機械を使った検査だけで済むので、それほど難しくありません。その時に質問されることも、「申告するものがあるか?何を持っているか?」と言うことなので、英語であっても難しくありません。

答える時も、フルセンテンスの英文を考える必要はなく、持ち込みたいものの英語の単語名さえわかっていれば大丈夫です。

私は実体験としては、ハワイに赤ちゃん用の粉ミルクと離乳食用の米を持ち込んだ経験があります。その時も荷物を開けられてチェックされるようなことはなく、機械でチェックされるだけで簡単に済みました。

嘘の申告をするくらいなら持ち込まない

このように、食べ物を持ち込む場合のチェックも、それがアメリカに持ち込んで良い食べものであれば、税関のチェックもそれほど手間ではありません。なので、正直に申告するべきです。

一方で。税関申告書は自己申告なので、本当は食べ物を持っているのに、「持っていない」と申告することもできてしまいます。ですが、そのような虚偽の申告は絶対に避けるべきです。なぜなら、虚偽の申告が判明した場合は、高額の罰金を科せられることがあるからです。

なので、虚偽の申告をするくらいなら、初めから食べ物を持ち込まないほうが良いです。

また上では、「ホノルルの税関は、税関申告書に特に申告することがなければ、素通りするように税関を通れる」とご紹介しています。なので「虚偽の申告をしてもバレないのでは?」と思うかもしれませんが、その例外もあります。

私が実際に見たのは、段ボール箱5箱くらいをカートに乗せて運んでいる人が、税関で止められていたケースです。実際に、その人の税関申告書の内容を私は確認したわけではないのですが、その人は、その動きから、「申告することがない」として税関を通ろうとしていた感じだったんですね。

ですが、税関のスタッフに止められることになりました。その後の経過までは確認しませんでしたが、おそらく、荷物の中身をチェックされたはずです。

私自身も、ハワイ旅行に段ボールを持ち込んだ時は、税関で止められ「それは何ですか?」と質問される経験をしました。

ホノルル空港の税関のスタッフのチェッックは、いつでも緩いわけではありません。このように止められる時は、止められることを知っておいたほうがよいです。

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