今回は、赤ちゃんとのハワイ旅行に、日本から普段使っているベビーカーを持参したい人に伝えたい情報です。
JAL場合は預けた荷物を待つ手間がほぼない
私の実体験としては、ハワイ旅行にベビーカーは持参せず、現地でレンタルする方法を取りました。
その理由は、簡単には次の3点です。
- 持参して空港で預ける荷物が増えると、受け取る時の手間が増えて嫌だったから
- 空港までの移動が抱っこ紐の方が楽だったから
- 行きの空港で「無料のベビーカーを借りられる」とわかっていたから
で、この3つの理由うち、1つ目の「預ける荷物を増やしたくない」点は、それほど問題ないことがわかりました。
具体的には、私はJALでベビーカーを預けた際に、それがわかりました。JALの場合、空港のチェックインカウンターでベビーカーを預けた場合は、到着したホノルル空港の手荷物受け取りで、ベビーカーが優先して先に出てくるんですね。
そのため、ベビーカーに関しては、預けることによって、「手荷物受け取りで、受け取る荷物が増える手間」は、ほとんどありませんでした。なので、私が懸念していた、「預ける荷物を増やしたくない」という理由は、実際には問題ではなかったのです。
ちなみに、JALの場合は、チェックインカウンターで預けず、搭乗口まで、自分のベビーカーを利用することもできます。ただ、その場合でも、その後ベビーカーは貨物室に預けることになる点は変わりません。つまり、ホノルル空港の手荷物受け取りで、受け取る必要があるということです。
ベビーカーを預かるサービス内容は、航空会社ごとにちょっと違う
次に。上でJALの場合のベビーカーを預かるサービスをご紹介しましたが、ベビーカーを預かるサービス内容は、「航空会社ごとにちょっと違う」という点も、知っておくと良いです。
次に、日本とハワイを結ぶ航路を提供している航空会社のベビーカーの扱いについて、紹介しているホームページのリストを以下に示します。その内容をざっと見てみてください。
- JAL: 国際線 赤ちゃん、お子様向けサービス
- ANA: ANAファミリーらくのりサービス [国際線]
- ユナイテッド: 小さなお子様をお連れのお客様
- デルタ: お子様のご旅行
- ハワイアン: お子様連れのお客様
- チャイナエアライン: 空港サービス – 無料受託手荷物許容量について
- 大韓航空: 特別な手配が必要なお客様 – 乳幼児
私が、この各航空会社のベビーカーの扱い方の内容を見て、「おっ、これはいいな」と、感じたのは、ユナイテッドと大韓航空です。なぜかと言うと、この2つの航空会社のサービスでは、到着した空港でベビーカーを受け取る際に、手荷物受け取りではなく、「搭乗口ですぐに受け取れる」とあるからです。
また、ベビーカーをチェックインカウンターで預けずに、搭乗口まで利用できる航空会社も、限られることがわかります。具体的には、JAL、ユナイテッド、デルタ、ハワイアン(重量での制限あり)、大韓航空では、搭乗口までベビーカーを利用できることが明記されています。
あと、ちょっと気になったのが、チャイナエアラインです。なぜかと言うと、ベビーカーを無料で預ける条件として、「幼児運賃を支払った幼児」とあるからです。それを支払わない赤ちゃんの場合は、どうなるのかが気になりました。
と、このように、航空会社毎に、ベビーカーを預かるサービス内容がちょっと違う点を知っておいたほうが良いですね。
ちなみに。航空会社のサービス内容は、かなりの頻度で変更されます。以上で述べたことは、この記事を書いている2015年10月時点の情報ですので、ご注意ください。実際には訪れる時の航空会社の最新情報をご確認ください。
A型・AB型のベビーカーでトロリーは無理
最後に。A型やAB型の大きく、重い頑丈なベビーカーでは、ワイキキ周辺の観光に便利なトロリーに乗るのは、ほぼ無理、と言うことを知っておいたほうがよいです。
トロリーとは、窓がないオープンエアのバスで、主に観光客が利用するための交通手段です。特に初めてのハワイ旅行では、レンタカーを借りる人も少ないですから、このトロリーを利用する機会が多くなります。
で、大きなベビーカーでは、このトロリーを利用するのが、「無理ですよ」ということです。その理由を説明しますと。
まずトロリーのルールとしては、ベビーカーは、折りたためば持ち込んで乗車して良いことになっています。ですが。実際には、乗車するのに段差があり重いベビーカーを持ち上げるのが大変です。
加えて。トロリーの車内は、進行方向に対し横向きに椅子がどーんと置かれているため、車内の通路が本当に狭いです。その狭い通路は、B型のコンパクトに折り畳めるベビーカーでも、通るのが大変なくらいの狭さです。いわんやA型・AB型をや、というわけですね。
さらに加えて。その横向きに座るトロリーにおいて、赤ちゃん連れが座って良い席は、車内の中央部の席と決まっています。これは、赤ちゃんが、窓から落っこちないようにとの安全面からの配慮です。
そのため、ベビーカーを抱えて、狭い通路をそこまで必ず歩くことになります。これは、車内が空いていればまだなんとかなります。ですが、混んでいて通路に人が立っている場合は、ベビーカーを抱えながら、その通路の人をかき分けてその席まで、歩くことになります。これは本当に大変です。
この理由から、A型やAB型のベビーカーでは、トロリーは無理です。そのタイプのベビーカーを持ち込むことを考えていた人は、注意が必要です。