今回は、ハワイ旅行をきっかけにタイムシェアに興味を持った人に伝えたい情報です。
お伝えしたいのは、「ハワイ旅行をタイムシェアに宿泊する日本人は年間どれくらいいるのか?」と言うことです。
先に概要をお伝えすると、ここ3年のデータで調べると、全世界からのハワイ旅行者のうち、約7%くらいがタイムシェアを利用し、そのタイムシェア利用者のうち約10%くらいが日本人旅行者となります。
2014年〜2016年のハワイ旅行者のタイムシェア宿泊者数
次の表をご覧ください。次の表は、この記事を書いている時点で、Hawaii Tourism AuthorityのAnnual Visitor Research Reportのページから抜粋した2014年〜2016年のハワイ旅行者のタイムシェア宿泊者数です。
総数 | タイムシェア | 日本人 | アメリカ人 | |
---|---|---|---|---|
2014 | 8,196,342 | 582,828(7.1%) | 50,911(8.7%) | 475,513(81.6%) |
2015 | 8,685,616 | 626,356(7.2%) | 64,826(10.3%) | 498,082(79.5%) |
2016 | 8,722,235 | 621,816(7.1%) | 68,914(11.1%) | 494,224(79.5%) |
※2017年11月時点のデータをもとに作成
こちらの表では、年間の全世界からのハワイ旅行者の総数、そのうちタイムシェアの宿泊者数と総数に対する比率、タイムシェアの宿泊者数のうちの日本人旅行者数と比率、アメリカ人旅行者数と比率を表しています。
この表からわかることは、直近の3年間を見ると、ハワイ旅行者の全体の約7%くらいがその宿泊先としてタイムシェアを利用していることです。そして、そのタイムシェアを利用する旅行者のうち、約10%前後が日本人旅行者であることがわかります。
また、参考までにタイムシェアを利用する旅行者のうち、アメリカ人の旅行者の数を調べて見ると、約80%前後を占めていることがわかります。
「意外といるんだな」という印象
私は、約7%くらいがタイムシェアを利用するという事実を知り、初めは「ハワイ旅行でタイムシェアを利用する人が意外といるんだな」という印象を持ちました。というのも、ハワイには、本当にたくさんのホテルがあるからです。
一方で、ホノルルにある宿泊施設の数を調べて見ると、この結果は自然なことなのかもしれません。例えば、TripAdvisorでホノルルの宿泊施設の数を見ると、この記事を書いている時点では、138件となりました。
一方、ワイキキにあるタイムシェアの施設数というと、ヒルトンの5棟(ワイキキアン、ラグーン、カリア、ホクラニ、グランドアイランダー)、ウィンダムの2棟(ビーチウォーク、ロイヤルガーデン)になります。
実際には、それぞれのベット数を比較しないとなんともですが、深く考えず7/138としてみても約5%となることがわかります。
運営会社が上場するほど一般的になった
また、そのタイムシェアの利用者のうち、日本人(約10%)とアメリカ人(約80%)という内訳から、「アメリカ人の利用者が大多数なんだな」ということもわかりました。
2017年1月に、ヒルトンのタイムシェア物件を扱う、ヒルトングランドバケーションズ(HGV)が、ニューヨーク証券取引所(NTSE)に上場しました。
このニュースを知った時、私は、「なるほど、運営会社が上場するほど、アメリカではタイムシェアが一般的なサービスと認知され、実際に利用されているんだな」と印象的に感じました。そして、今回、ハワイでタイムシェアを利用する旅行者のうち、アメリカ人が大多数という結果から、その裏付けが取れました。