今回は、ハワイ旅行でオアフ島を訪れる人のうち、レンタカーを借りるのが初めての人に伝えたい情報です。
お伝えしたいのは、「オアフ島は、車関係の犯罪の発生率が高いので、本当に気をつけたほうがいいですよ。」ということです。
長年ハワイに住んでいる人でも被害に遭う
この記事を書いているちょっと前の話なのですが、ハワイでの車関係の犯罪について印象的な話を伺いました。
それは、仕事でお世話になっているハワイに20年以上在住している方自身の失敗談だったのですが、その方が「久々に車上荒らしに遭いました」ということをおっしゃっていました。
具体的に話を伺ってみると、「アラモアナビーチ近くで、サーフィンをしている間、大丈夫だろうと思って車内に置いておいた財布を車の窓を割られて取られてしまった。財布の中にクレジットカードも中に入れていたので、すぐに止める必要があり大変な目に遭った。」というお話でした。
この話を聞き、ハワイに長年暮らしている方でもこのような失敗をするくらいなので、「ハワイで初レンタカーの人は、本当に気をつけた方がいいな」と思った次第です。
ワイキキ周辺の車関係の犯罪発生率の高さを確認できる
で、特にオアフ島のワイキキ周辺では、その犯罪が多いのですが、その事実を確認できる良い方法があります。
それは、CRIMEMAPPING.COMという北米での犯罪の発生位置を地図上で確認できるサイトで、ワイキキの車関係の犯罪の発生状況を確認することです。
例えば、この記事を書いている2021年2月後半の直近1週間で、その地図を表示したのが次の画像です。
このサイトでは、車関係以外の犯罪の発生状況も確認できるのですが、上の図では、次の3つの犯罪のみを表示するようにフィルタをかけています。
- DUI: 飲酒運転・薬物服用後の運転(8件)
- Motor Vehicle Theft: 車の盗難(54件)
- Vehicle Break-In / Theft: 車上荒らし(78件)
ワイキキ周辺では、たったの一週間で140件もの車関係の犯罪が起きていることがわかりますね。そのうち、この一週間では、車上荒らしがもっとも多い事実がわかります。
「ボロボロのビーチサンダルだろうと車内に残すな」
また、上の犯罪発生状況を確認している2021年2月は、新型コロナの影響で日本人旅行者が本当に少ない状況下となっています。
ハワイで油断しがちな日本人旅行者がほぼいない状況にも関わらず、これだけ車関係の犯罪が起きています。なので、長年ハワイに暮らしている方でも、ちょっと油断すると、その被害に遭ってしまうのもうなづける話です。
で、私は、ハワイに長年暮らす別の(別のというのは、この記事の冒頭でご紹介した車上荒らしに遭った方ではない)在住者の方から、以前、「ボロボロのビーチサンダルだろうと車内に残すな」というアドバイスをもらったことがあります。
これは、「ハワイの車上荒らしが多いから、駐車して車を離れる時は、目をつけられないように車内には何も残すな」という教訓なのですが、この犯罪の発生率の高さを地図上で確認して、改めて実感しました。
実際ハワイでレンタカーを運転していると、だんだん慣れて来て、「これくらいなら大丈夫だろう」や「この場所なら大丈夫だろう」という感じで、車内に物を残してしまいたくなるものです。
その油断に備えて、ハワイでの車関係の犯罪発生率の高さを、上の地図から客観的事実として知っておくと、油断せずに済みます。