ワイキキのクヒオ通り沿いのホテルに宿泊して感じた違い

今回は、初めてのハワイ旅行に向けて、ワイキキの宿泊先を探している人に伝えたい情報です。

お伝えしたいのは、ビーチ沿いのホテルと比較した、クヒオ通り沿いのホテルに宿泊して感じた違いです。

クヒオ通りは、山側を走る長い通り

まず、クヒオ通りについて、ご紹介します。クヒオ通りとは、ワイキキを北西側から南西に向けて走る通りの1つです。ワイキキのメイン通りとなるカラカウア通りから見ると、1本山側を通っています。ご参考に、次のリンクからGoogleマップでクヒオ通りの場所を確認できます。

Googleマップでクヒオ通りの場所を見る

上の地図では、クヒオ通りがワイキキのどこからどこまであるのかが、ちょっとわかりにくいです。そこで、それをわかりやすく表示させると、次の地図の通りです。

Googleマップでクヒオ通りの端から端までのルートを見る

ご覧いただくと、クヒオ通りの北西の端は、カラカウア通りと分岐するところから始まり、南西の端は、ワイキキの端でもあるカパフル通りで終わることがわかります。つまりワイキキをほぼ横断するようにある、長い通りとなります。

実際に泊まったクヒオ通り沿いのホテル

では、私が実際に宿泊したことがあるクヒオ通り沿いのホテルをご紹介すると、次の通りです。

このリストは、北西側から南東側に向けて並んでいます。ちなみに、リンク先は、Googleマップ上のそのホテルの位置です。また、ホリデーインとヒルトンに関しては、私が実際に泊まった時は、名前が異なるホテルでした。ですが、その立地は、変わっていません。

これらのホテルに宿泊した体験と、ワイキキのビーチ沿いのホテルと比較して感じた違いをご紹介します。

ビーチまで歩くことになる

クヒオ通り沿いホテルすべてに共通する特徴と言えるのが、「ビーチに面していない」という点です。

ワイキキには敷地がビーチに面したホテルがあり、その場合は、ホテルから直接ビーチに行け便利です。一方、クヒオ通りは、通り全体がそもそもビーチに面していません。そのため、ビーチに行くにあたり、歩くことになります。結果、ビーチ沿いのホテルと比較すると、ビーチで遊ぶにあたり、ちょっと面倒さを感じました。

また、上述した通り、一口に「クヒオ通り沿い」と言っても、北西側から南東側まで、範囲が広いです。そのため、その位置によって、ビーチまでの距離感も変わりました。

例えば、ビーチまで最も距離を感じたのは、北西側(ホリデーインエクスプレス側)に宿泊した時でした。私は、このホテルからワイキキ中心部にあるデューク・カハナモク像前のビーチまで、サーフィンをするためによく歩いたのですが、片道15分は歩くことになりました。

Googleマップでホリデーインエクスプレスからデューク・カハナモク像前までのルートを見る

一方、南東側のハイアット プレイス ワイキキ ビーチに宿泊した時は、クヒオ通り沿いと言っても、ビーチはそれほど遠く感じませんでした。というのも、ワイキキの南東側にあるクヒオビーチパークまで、徒歩5分の距離となったからです。

Googleマップでハイアット プレイス ワイキキ ビーチからクヒオビーチパークまでのルートを見る

と言うわけで、クヒオ通り沿いの北西側に泊まった時の方が、ビーチまでの距離をより長く感じました。

共用の洗濯室があるホテルが多い

クヒオ通り沿いのホテルの特徴として、ほかに感じたのが、ホテルの共用設備として、宿泊客が使える洗濯室があるホテルが多いことです。ホテル内にコインランドリーがあるイメージですね。

私が宿泊した時は、上で挙げた全てのホテルにおいて、洗濯室がありました。そのため、旅行中に洗濯する前提で荷造りを少なく済ませられる点が良かったです。

一方、ワイキキのビーチ沿いのホテルでは、共用の洗濯室がないホテルもあります。ので、この「洗濯のしやすさ」は、クヒオ通り沿いのホテルの魅力の1つと感じました。

ただ、ワイキキのホテルに宿泊する場合、洗った洗濯物は、部屋のベランダには、干せません。これは景観を守るためのルールのためで、実際にやると注意を受けるくらい、厳しくチェックされています。

ので、乾燥機で乾かすのが基本となりました。また乾燥機を使いたくない衣類は、洗濯紐を持参して部屋で干す、のような工夫が必要となりました。

夜に人気が少なくなる

また、クヒオ通り沿いのホテルは、カラカウア通り沿いと比較して、夜に人気が少なくなる点も、特徴だと感じました。

この記事を書いている現在、ザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキ・ビーチができたり、インターナショナルマーケットプレースがリニューアルオープンしたり、とクヒオ通り沿いにも、新しく綺麗なエリアが誕生しています。

ですが、夜でも賑やかなカラカウア通りと比べると、クヒオ通り沿いの夜は、やはり人気が少なくなり、治安面で不安を感じる雰囲気となります。

実際、2017年の9月には、クヒオ通りとシーサイド通りの交差点近くで、死者を伴う発砲事件が起きています。

Star Advertiser: 1 dead, 2 injured in Waikiki shooting

また、その事件に対する、在ホノルル日本国総領事館の注意喚起には、次の記述があります。

発生地付近では,ドラッグの売買や売春等も見受けられるようですが,手を出さないように十分注意して下さい。

クヒオ通りの夜は、ワイキキ中心部のでさえこのような状況です。ので、クヒオ通り沿いに宿泊する場合は、夜中は、無理に出歩かない方が良い立地となります。

日本人の宿泊者が少ない印象

ほか、私が経験した範囲では、ビーチ沿いのホテルと比較し、「日本人旅行者と出くわすことが少ないな」とも感じました。実際、ホテルのサービスとしても、日本語のサービスは、ほとんどありませんでした。

この点について、前向きに捉えると「海外旅行をしている感があって良い」と感じました。一方で、英語が苦手な人にとっては、「ちょっと言葉で苦労するな」とも感じました。

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