今回は、シニア世代のハワイ旅行向けの宿泊先を探している人に伝えたい情報です。具体的には、ホテルではなくコンドミニアム(以下、コンド)に宿泊するメリットをご紹介します。
つまり「シニア世代がコンドに泊まるとこんな魅力があるよ」、と言うのがお伝えしたいことです。
コンドミニアムとは
まず、そもそもハワイ旅行の宿泊先としての「コンドって?」と言う方も多いですよね。なので、そこから簡単にご紹介します。
コンドと言うのは、日本で言うところのマンションのことです。そのマンションの1部屋に旅行者が宿泊します。コンドでは、1部屋毎に別々のオーナーがおり、部屋の内装や設備も部屋ごとに変わります。
また生活できる設備があるのもコンドの部屋の特徴です。たとえば、キッチンや冷蔵庫などです。ほか、部屋によっては室内に洗濯機がある場合もあります。
さらに。ホテルの部屋と比べ、部屋が広ことが多いのもコンドの部屋の特徴です。コンドの場合、部屋のタイプによっては寝室とリビングが分かれていたり、さらに寝室が2つある部屋タイプもあります。
このように、コンドはハワイで暮らすように滞在できる環境が整っています。
ハワイ到着日にすぐに部屋に入れる可能性が高い
で、このコンドの部屋にシニア世代が宿泊する魅力として。まずハワイ到着日にすぐに部屋に入れる可能性が高いことがあります。
なぜ到着日にすぐに部屋に入れるとシニア世代にとって嬉しいのかと言いますと、ハワイ到着日は、長時間のフライト疲れと時差ぼけになった状況で、ハワイ現地の午前に到着することになるからです。
そのためホテルに宿泊する場合は、疲れた体で午後3時頃となるホテルのチェックイン時間まで、時間を潰す必要があります。
ホテルでもアーリーチェックインのサービスを頼むと早く部屋に入れますが、追加料金が必要にある場合が多いです。また繁忙期などではそもそもアーリーチェックインを受けつけてくれない可能性もあります。
一方、コンドの場合。ワイキキに到着したらすぐに鍵を借り、そのまま部屋を利用できることが多いのです。そして、早く部屋に入れた場合は、シャワーを浴びて一休みするもよし、軽く仮眠を取るもよし、シニア世代にとってありがたい過ごし方ができます。
ただし。コンドの管理会社によっては、ホテルと同じようにチェックイン時間は、「午後○時から」となる物件もあります。なので、その点は事前にちゃんと確認する必要があります。
自炊ができるので胃もたれした時に助かる
次に。すでに述べた通り、コンドの部屋にはキッチンがあり自炊ができます。そのためハワイ滞在中にあっさりしたものが食べたい時にとても助かります。
特にハワイ滞在中は胃もたれすることが多いのです。なぜかと言うと、ハワイの飲食店で外食する機会が増えるからです。そして、ハワイの飲食店の料理は、一般的にその量が多く、油が大量に使われていることが多いです。
そのため、そのような料理の外食を続けた結果、胃もたれしてしてしまいがちです。
このような時に、自分が宿泊している部屋にキッチンがあると助かります。ワイキキのスーパーなどで食材を買って、あっさりとした料理を自炊して食べることができるからです。
また自炊したほうが、ワイキキの飲食店で食事をするより、食費を安く抑えられると言うメリットもあります。さらに自炊する場合は、チップを考える必要がありませんので、よりお得かつ気軽に食事を済ますことができます。
長期滞在するほどお得泊まれる点がシニアならでは強み
次に。コンドは、長期滞在するほどお得泊まれる点がシニア世代ならでは強みと言えます。
どういうことかと言いますと、コンドは物件の条件によって、1ヶ月間など長い期間借りることで、その分安く泊まれる場合があります。また、1ヶ月のように長い期間ではなくても、1週間や2週間のような単位の契約で、お得に泊まれるプランを提供している管理会社もあります。
一方で、Hawaii Tourism Authorityの2010年のレポートによると、日本人旅行者のハワイの滞在日数の平均は、5.83日です。つまり、日本人旅行者の多くがハワイに長期滞在していない実情がわかります。
その一方で。引退しているシニア世代は、ハワイに長期滞在するのは、難しくないですよね。なので、これがシニア世代ならでは強みとなります。
シニア世代にとって、5泊7日のような旅程でハワイを訪れると、時差ぼけと外食続きでしんどい思いをすることになります。一方で、コンドを借りて思い切って1ヶ月間くらい長期滞在すると、ゆったりとハワイ滞在を楽しめます。
このような滞在の仕方ができるのは、シニア世代ならでは強みなので、ぜひオススメしたい過ごし方です。そして、長期滞在する宿泊先として、お得に泊まれるコンドにメリットがあるわけです。
気を使わなくて済む
最後に。コンドに宿泊する場合は、色々と気を使わなくて済む点も、シニア世代にとっての魅力です。
これは、利用する部屋の条件でも変わるのですが、たとえば、鍵の受け渡し以外は、管理会社との接点が全くない物件があります。この場合、鍵を受け取った以降は、自分が滞在する期間、その部屋は自宅のような感じに滞在できます。
例えば、部屋の掃除やベットメイキングなども当然ですがありません。ですが、それが逆に気を使わなくて済んで楽です。
なぜかと言うと、ホテルのように毎日部屋の掃除が入る場合は、その間部屋を空けておくような気遣いが必要になりますし、その必要がない場合でも「部屋掃除をお断りする」と言う気遣いが必要だからです。また、部屋掃除をしてもらう場合は、「ベットの枕元にチップを用意する」と言う気遣いも必要になります。
一方で、そのようなサービスがないコンドの物件では、その気遣いが必要がなくなります。つまり部屋にいたければ、誰に気遣うこともなく居たいだけ居れます。この気遣いが少なくて済む点が、シニア世代にとっては魅力となります。特に英語が苦手な人にとっては、英語を使う機会を減らせるのでより魅力になりますね。
注意点としては、コンドの部屋でもホテルのようなサービスがある物件もあることです。なので、「サービスが必要ない」と考えている人は、予約する時点でそれを確認したほうが良いです。