ハワイの滞在期間を半日以上も長くできる航空券の選び方

2017年2月14日追記 ここから

2017年4月1日以降、JALのJL080/JL089(羽田-ホノルル)便が、成田-ホノルルに変更されます。

参考: 羽田-ホノルル(JL080/JL089便)、および成田-ニューヨーク(JL006/JL005便)の日本発着空港の変更について

この記事は、羽田ーホノルル便が運行している前提で書かれた記事ですので、ご注意ください。

2017年2月14日追記 ここまで

ハワイ旅行なのですが、見かけのハワイの滞在期間より実感できる滞在期間が短くなることをご存知ですか?たとえば、5泊7日の日程であればハワイ現地の滞在期間としては6日間ありますが、実際にハワイを満喫できる時間としては大体4日半くらいとなります。

その理由ですが、まず到着初日の体調があります。到着初日は7時間前後のフライト疲れと19時間の時差ボケを受けて徹夜明けのような体調で現地の午前に着くため、到着初日はあまりアクティブに観光できません。この理由から到着日は動けて半日分行動できればよいほうです。

次に最終日の帰国する日ですが、こちらはほぼ観光を行えないと考えた方が良いです。なぜなら、ホノルル空港から成田着への飛行機は、ハワイの午前からお昼頃に発となる飛行機が多く、つまり午前中にはホノルル空港にいる必要があるからです。

このように到着日で半日、最終日は丸一日滞在時間がなくなるため、ハワイ旅行は実際の滞在期間が短くなるのです。

ハワイの滞在期間を半日長くする方法

さて。せっかくハワイに行くのですから、できる限りハワイに滞在できる時間を長くしたいですよね。実は、飛行機の航空券の取り方次第では、ハワイの滞在期間を半日以上も長くすることが可能です。

その方法ですが、『行きは成田発の早い便、帰りは羽田着の便』にすると言う方法です。この方法は、航空会社が指定されることが多いパッケージツアーではなかなか難しいのですが、個人で航空券を手配する場合は簡単に行えます。飛行機を選ぶときにそのような便を選べば良いだけだからです。

では、なぜこのように航空券を取るとハワイに滞在できる時間が半日増えるのかというと、成田と羽田のそれぞれのフライトスケジュールの違いがあるためです。その違いを簡単に言うと、行きの便は、成田発の便が羽田発の便よりも早く出発するものが多くなります。つまり、現地により早く着くのでハワイに滞在できる時間は長くなりますね。

そして、帰りの便は、羽田着の便が成田着の便よりもホノルル空港を遅く出発するのです。当然ですが、遅く出発する分ハワイに滞在できる時間が長くなります。

具体的にどれくらい滞在期間が伸びるのか

では、「成田発、羽田着」の航空券を選ぶとどれくらい滞在期間が伸びるのか具体的に見てみましょう。

2015年1月現在時刻表で見ると、成田発と羽田発の便は次のような範囲となっています。

成田発 18:55(UA880)〜22:00(JL782) → ホノルル着 06:25(UA880)〜09:35(JL782)
羽田発 22:35(NH186)〜23:55(HA458) → ホノルル着 10:45(NH186)〜11:35(HA458)

この2つを比べてみると、まず出発時間では成田発の最も遅い便でも羽田発の最も早い便よりも早く出発していることがわかりますね。また到着時間の違いに注目すると、成田発の場合最も早い便と羽田発の最も遅い便の違いで5時間もの違いがでていることがわかります。

続いて帰りの便も見てみましょう。

ホノルル発 09:15(JL785)〜12:45(JL781) → 成田着 13:30(JL785)〜17:00(JL781)
ホノルル発 17:30(HA457)〜17:35(JL89) → 羽田着 22:00(JL89)〜22:05(HA457)

この2つを比べてみると、成田着の便の最も遅い便でも12:45発なのに対し、羽田着の便は17:30あたりに出発することがわかります。そして成田着の最も早く出発する便と比較した場合は、おおよそ8時間もの違いがあることがわかります。

つまり、行きを成田発の早い便、帰りを羽田着の便にすると、最大で13時間、つまり半日以上ハワイの滞在期間を長くすることができるわけですね。ハワイに滞在する期間が短ければ短いほどこの滞在期間の違いは大きくなります。

羽田着の便を選んだ場合の注意点

ですが、羽田着の便を選んだ場合には1点だけ注意点があります。それは、羽田空港に到着する時間が午後10時前後と遅くなることです。実際には、到着してから入国審査を行い荷物を受け取ることを考えると、その後の移動ができるのは10時半過ぎとなるでしょう。また飛行機の到着が遅れてしまった場合は、11時過ぎになる可能性もあります。

このように羽田着の場合は到着時間が遅い時間となるため、羽田空港から帰りの足の選択肢が限られることになります。もちろん羽田空港の近郊に住んでいる場合は最悪タクシーでも帰れるのでこのような心配は必要ありません。

ですが、そうではない場合は、帰りの足があるかを確認しておく必要があります。そして帰りの足が見つからない場合は、羽田空港近郊に宿泊することを検討する必要もでてきます。この点には注意が必要となります。

成田発、羽田着の航空券を選ぶとハワイに長く滞在できる

以上、ハワイの滞在期間を半日長くする航空券の選び方についてご紹介しました。

ご紹介した通り、成田発、羽田着の航空券を選ぶとハワイに長く滞在することができ、最大で13時間以上長く滞在することができます。

ただ、今回の方法ははじめてのハワイ旅行者におすすめのパッケージツアーで行うのが難しく、航空券を個人手配で行う場合向きの方法です。なので、実際にはハワイに何度か訪れ慣れてから取れる方法となりますね。

一方で、はじめてのハワイ旅行を個人手配で訪れる人もいると思います。実際のところ、私もそうでした。そのような人は、今回の方法を取るとハワイに滞在できる時間を長くすることができますよ。

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