今回は、はじめてのハワイ旅行に向けて「どんなデジカメを用意しようかな?」と考えている人に伝えたい情報です。具体的には、初ハワイ旅行向けのデジカメの選び方をご紹介します。
最適なデジカメは人次第で変わる
まず、デジカメの選び方は、結局のところハワイでどのような状況で使うのか、また何を撮影したいのか、撮った写真をどのサイズでプリントしたいのか、などで変わるものです。つまり、最適なデジカメは、人次第で変わります。。
たとえば、波を乗りこなすサーファーの写真を撮りたい人もいれば、ワイキキの町並みを撮りたい人もいますよね。また撮った写真をタブレットなどの電子機器で見るだけで十分な人もいれば、L版より大きいサイズにプリントしたい人もいるはずです。
一方で。初ハワイであれば、写真を撮影したい時の状況は、だいぶ限られるはずです。たとえば、ダイヤモンドヘッドやビーチなどの風景写真、それらの風景を背景にした記念撮影、ほか有名スポットでの記念撮影などです。またフォトアルバムにすることを考えてもL版より大きいサイズで印刷するケースは、それほど多くはないのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、このような前提で使うデジカメの選び方です。加えて。「ビーチでは積極的に利用しない」と言う前提です。つまり、今回の選び方には、「防塵や防水の性能を考慮してませんよ」と言うことですね。ビーチではカメラが壊れたり、盗まれたりするリスクがあるからです。
それでは、その前提でのデジカメの選び方をご紹介すると、次の通りです。
- スマホで済ます
- スマホ+装着レンズ
- ミラーレスではなく高級コンデジ
以下、それぞれ詳しくご紹介して行きます。
スマホで済ます
スマホで済ます、と言うのは意図せずダジャレのような表現になりましたが、つまりデジカメを別途準備しないと言うことですね。
私は、ハワイがはじめてであれば、このスマホで済ます作戦でも十分と考えています。その理由として。
まず持ち歩きが楽と言うメリットがあります。この持ち歩きやすさは、ハワイ旅行では意外に重要です。なぜならハワイは、日本ほどは治安が良くないからです。つまり、携帯しにくいカメラを持ち歩いていると油断した時に盗まれる可能性があります。
なので、高いカメラを持ち歩く場合、極端には肌身離さず身に着けるような気遣いが必要となり疲れます。一方で、スマホであればそのような心配が少ないです。もちろん、スマホも盗まれるリスクはありますが、カメラより肌身離さず持ち歩きやすいですよね。
また。上で述べた通り、初ハワイでは、風景写真や風景を背景にした記念撮影などの写真を撮ることがほとんどのはずです。そうであるならば、広い範囲にピントを合わせた写真を撮りやすいスマホは、むしろ適したカメラと言えます。
と言う理由から、初ハワイであればスマホで済ますのも、十分ありです。
スマホ+装着レンズ
次に。「スマホで十分だけど、もうちょっと工夫した写真を撮りたい」と言う人に向けて。スマホに装着するレンズを使う方法があります。
たとえば、olloclipと言うメーカーが、iPhone向けの装着レンズを販売しています。そのレンズは、広角、望遠、マクロ、魚眼、NDフィルタなど種類で言うと一眼レフの交換レンズと同じような種類のレンズが用意されています。
このレンズはとても小さいもので、iPhoneにかちゃっと簡単に付けられるようになっています。一方で、そのマウントが本当にiPhoneの薄さぴったりに作られているため、iPhoneに保護フィルムなど張っている場合は、装着できない場合もあります。この点には注意が必要なレンズです。
また、このような背景があるためolloclipのレンズは、iPhoneの各機種専用のものとなっています。たとえばiPhone 5s用のレンズは、iPhone 6では使えないわけです。
私は、olloclipのiPhone 5s用の広角レンズと望遠レンズを試した経験があり、意外に面白い写真が撮れました。広角レンズの場合は、装着レンズをつける前と比べ、写る範囲がかなり広がります。ただ、「グニャ〜」と写真にかなり歪みが出るので、それをよしとするかどうかは、価値観次第です。
望遠レンズは、2倍の倍率のレンズでした。このレンズでは、デジタルズームで拡大するよりは、近寄った写真が綺麗に撮れました。一方で、写真の片隅が暗くなる(いわゆるケラる)ことがありましたし、写真端の画質の劣化が見られました。
こうしたデメリットはありますが、このレンズは小さく荷物になりません。なので。ハワイ旅行中、ちょっと雰囲気を変えた写真をiPhoneで撮りたい場合は、遊び気分でこのようなレンズを使うと面白いです。
ミラーレスではなく高級コンデジ
次に。「やっぱりスマホよりも綺麗な写真を撮りたい」と言う人に向けて。
いわゆる高級コンパクトデジタルカメラ、略して高級コンデジをオススメします。携帯性の良さと写真の美しさの両立と言うコンセプトでは、ミラーレス一眼もあるのですが、ミラーレスではなく高級コンデジをオススメします。
その理由は、ミラーレス一眼の携帯性が良くないからです。ミラーレスは、一眼レフカメラに比べてカメラのボディが軽いのは事実です。ですが、結局は交換レンズが必要になり、総重量はそこそこあります。
そして、交換レンズの重さもさることながら、その荷物が増える点、それに対する気遣いが増える点などで、携帯性が損なわれます。なので、ハワイ旅行に向けて、携帯性と写真の美しさを両立させたい用途には、レンズとボディが一体化した高級コンデジのほうがオススメです。
この話を読んでカメラに詳しい方の中には、「でもコンデジはセンサーサイズが小さいから、画質が・・・、ボケが・・・」と気になる方もいるかもしれません。
ですが、上でも述べた通り初ハワイでは、記念写真が多くなります。ので、そこまで美しさにこだわる状況で撮ることが少ないはずなんですね。また風景写真を撮ることも多くなりますが、風景写真ならば、被写界深度が深い(つまりピントの合う範囲が広い)コンデジの方がむしろ向いていると考えることもできます。
加えて。写真をプリントするにしてもL版のサイズがほとんどですよね。であるならば、一眼レフやミラーレスで使われるフルサイズやAPS-Cのセンサーサイズと、高級コンデジで使われることが多い1型のセンサーサイズで、さほど違いはないはずです。
と言う理由から、ミラーレスではなく高級コンデジがオススメです。
ちなみに。ここで私のイメージしている高級コンデジは、価格帯が6万〜8万円前後のもので、携帯性のよい四角いボディをしたものです。なので、一眼レフカメラのような形状のコンデジは、ミラーレスと同じように携帯性がそれほど良くない点で、初ハワイ旅行にはあまりオススメできません。
またですよ。センサーサイズの大きさをポイントとするならば、フルサイズやAPS-Cのコンデジもあります。たとえば、NikonやSonyからそのようなカメラが発売されています。
Sonyの方は、気軽に買える価格ではありませんが、このような選択肢もあります。
一眼レフを持っていく場合の注意点
最後に、「自慢の一眼レフを持って行こうかな」と言う人に向けて。
以前、ハワイに一眼レフカメラを持って行く時の注意点の記事で、一眼レフをハワイに持っていくときの注意点をご紹介しています。
そして、この記事でご紹介している注意点があるので、「初ハワイだったら一眼レフは持って行かない方がオススメ」と言うことを述べています。もちろん無理にお引き留めはしないのですが、ハワイ旅行中に大切なカメラを壊したり、盗まれたりしないように、本当に気をつけて下さいね。