今回は、アメリカ本土で運転経験があり、一方で「ハワイで初運転するけど大丈夫かな?」という人へのお役立ち情報として。アメリカ本土とハワイでの運転の違いのポイントをご紹介します。
で、先に結論から述べますと、アメリカ本土での運転経験があれば、ハワイでの運転は基本的に心配ありません。なので、今回は、アメリカ本土での運転と比較し、「ハワイでの運転は、こんな特徴がありますよ」とご紹介するのが主なネライです。
一方で、ハワイでもオアフ島のワイキキ周辺は、渋滞が起こるほどの都会です。そのため、アメリカ本土の郊外の閑静な街での運転経験しかない場合、意外と戸惑う場面もあるかもしれませんね。
比較対象のアメリカ本土の運転経験
では、早速始めましょう。はじめに、比較するアメリカ本土での運転経験ですが、アメリカ本土と言っても広いですよね。
そこで、その比較する範囲を私の実体験から、次のエリアと絞ることにします。
・カリフォルニア州のロサンジェルスからジョシュア・ツリー国立公園くらいの範囲
アメリカ本土のこのエリアでの運転経験と比較し、「ハワイでの運転の特徴はどうか」、と言うのがお伝えしたいことです。
観光客が行動する範囲ではAll-way stop(4 stop)を見かけない
私が、アメリカ本土の運転と比較し、ハワイでの運転の特徴として感じたのは、「観光客が行動する範囲ではAll-way stop(4 stop)を見かけない」と言うことでした。
念のため、All-way stopをご存知ない方のために補足をすると。これは、信号がない交差点の1つで、どの方向からその交差点に入る車も、一度は一時停止する必要があるものです。
で、ロサンジェルスの郊外に行くと、結構、このAll-way stopの交差点があるんですね。たとえば、パームスプリングス周辺で、この交差点をよく見かけた印象があります。
一方、ハワイの場合。観光客がよく利用することになる、フリーウェイはこのような交差点がありませんし、ワイキキ周辺の広い道の交差点には、信号があります。また、信号がない細い道の場合は、どちらか一方が一時停止になっていても、All-way stopの交差点ではない交差点が多い印象です。
また。カイルアやノースショアなどワイキキを離れる場合でも。観光客が主に利用する広めの道路の範囲では、このAll-way stopの交差点を見かけることがないんですね。
と言うわけで、All-way stopの交差点をあまり意識しなくて済む分、ハワイでの運転は本土よりも簡単です。
フリーウェイに複数人乗車優先のレーンがない
次に。ハワイのオアフ島には、H1に代表されるフリーウェイがあります。
で、アメリカ本土のフリーウェイでは、複数人数で乗った車が優先されるレーンが、左端の車線にある場合がありますよね。たとえば、ロサンジェルス近郊では、Metro ExpressLanesと言うものがあります。
ところが、ハワイのフリーウェイには、このような優先レーンがありません。そして、オアフ島のフリーウェイですが、通勤や通学や帰宅のピークの時間に利用すると、結構渋滞になることがあるんですね。
そのような時に、アメリカ本土のように優先レーンがあると助かるのですが、ハワイではそれが期待できません。ハワイでは、複数人数で乗車していた場合でも、フリーウェイが渋滞した場合は、素直に渋滞の流れに任せるしかないわけです。
道路が比較的整備されている
次に。ハワイの道路ですが、アメリカ本土と比較すると、道路が比較的整備されている印象です。
アメリカ本土の運転では、道路が整備されていなかったり、金属片が落ちていたりで、「いつでもパンクする可能性がある」のような心構えで運転することになりますよね。
一方、ハワイでは、そこまでパンクを意識して運転する必要がないです。観光客が運転する範囲の広い道路は、比較的整備されているからです。
また、本当に万が一「パンクしてしまった」と言う場合でも、オアフ島の場合はそれほど心配ありません。なぜなら、ワイキキからどんなに離れた場所でも、車で2時間で行けない場所がないからです。なので、救援を頼んだ場合でも、助けに来てもらえるのが本土と比較し早いんですね。
地元のドライバーが優しいことが多い
最後に。これは、ハワイのすべてのドライバーがそうとは限りませんが、一般的にハワイの地元のドライバーは優しいことが多いです。
たとえば、交差点で道を譲ってくれたり、割り込む形で車線変更をする場合でも入れてくれたり、などです。
そして、そのような親切を受けた際に、親切を受けた方が手でシャカサインをちらっと見せてお礼を気持ちを表すドライバーもいます。ちょうど、日本の運転における、ハザードランプで、お礼の気持ちを表す文化と似ていますね。
ハワイには、このような「道を譲る」、「お礼をする」のような文化があるので、アメリカ本土で運転するよりも、気楽な気持ちで運転できます。ただ、最初に述べた通り、すべてのドライバーがそのように優しいとは限りませんので、その点にはご注意ください。