今回は、初めてのハワイ旅行に向けて、旅行中に必要な滞在費用の目安を知りたい人に伝えたい情報です。
以前、その趣旨の記事として、ハワイ旅行で一日に必要な滞在費の目安はいくらなのか?、と言う記事を公開しています。この記事でお伝えしたポイントは次の通りでした。
- ハワイ州観光局(HTA)が年間報告のページでその参考になるデータを公開している
- そのデータによると2014年のデータでは、宿泊費込みで一日一人236ドルだった
- 年で変わる可能性があるので過去3年分程度は見た方が良い
と言うわけで、今回は、この記事を書いている2018年現在、確認できる最新のデータとして、2014年から2017年までの4年分を調べたのでご紹介します。
4年分の主要エリアを訪れた日本人観光客の支出のグラフ
まず、次のグラフをご確認ください。こちらは、HTAがまとめたレポートのうち、Annual Visitor Research ReportsのページにあるAnnual Visitor Research ReportsのExcelのデータから、Japan MMA Air Visitor Personal Daily Spending(日本からハワイの主要マーケットエリアを飛行機で訪れた観光客の1日の支出)の表を、2014年からの4年分まとめたものです。
このグラフは、ハワイの主要なエリアを飛行機で訪れた日本人観光客一人が、1日に使った支出(お金)の内訳を表したものです。まず全体をみると、2014年がややその費用が大きいものの、2015年以降は、だいたい同じような額のお金を使っていることがわかります。
ちなみに、上で最初にご紹介したグラフはPower BIと言うツールを使って動的に作られており、右上にある矢印ボタンを有効にすることで、その年ごとに内訳を掘り下げる(ドリルダウン)ことができます。
宿泊費を含めないで1日160〜170ドルくらい
さて、上でご紹介したグラフは、宿泊費を含んだものとなっています。実際には、宿泊費は1日の滞在費とは別にして考える人が多いでしょうから、それを次の表にまとめました。
宿泊費込み | 宿泊費なし | |
---|---|---|
2017年 | $239.45 | $157.87 |
2016年 | $240.30 | $160.18 |
2015年 | $236.33 | $157.00 |
2014年 | $273.39 | $173.71 |
この表から、宿泊費を含めないで1日160〜170ドルくらい使っていることがわかります。
飲食代と買い物が大きい
では、この記事を書いている直近の2017年を代表して、この1日の滞在費の内訳を見ていきます。
こうして見ると、宿泊費を除いては、飲食代と買い物の費用が大きいことがわかります。
さらに、この飲食代と買い物代の内訳を見てみます。まず、飲食代の内訳は、次のグラフの通りです。
このグラフを見ると、飲食代のうち、「レストランの食事」がほとんどを占めることがわかります。
一方、買い物の内訳は、次のグラフの通りです。
こちらは意外とばらけましたが、「ファッション・衣類」や「革製品」などのアパレル関係が、その費用として大きいことがわかります。試しに、他の年を確認しても、この傾向は大きくは変わらないことがわかりました。
このようにハワイ州観光局のデータを利用すると、ハワイ旅行で1日に必要な滞在費用の目安を調べることができます。