今回は、ハワイ旅行にあたり、バケーションレンタルやAirbnbを利用して、その宿泊先を確保するのが初めての人に伝えたい情報です。
ホテルやタイムシェアのように組織的に管理される宿泊施設と比較し、オーナーから部屋をバケーションレンタル(以下、バケレン)やAirbnbで借りて宿泊する場合、受けられるサポートに限界があることがあります。
ハワイにバケレンやAirbnbで宿泊するデメリットとして、そのサポートの悪さの具体例をご紹介します。
ワイキキのコンドミニアムに1ヶ月以上の滞在、あてにしていた部屋のWifiルーターが故障
その1つ目にご紹介したい事例として、ワイキキのコンドミニアムのバケレンで1ヶ月以上滞在した人が体験したトラブルからご紹介します。
これは、私の知人でそのコンドミニアムの部屋をバケーションレンタルとして貸しているオーナーから直接伺った話です。つまり、部屋を借りた人から、苦情を受ける側の人から聞いた話です。
この方は、自分が使っていない間、そのワイキキのコンドミニアムの部屋を1ヶ月以上の期間でバケレンで貸し出しているそうなのですが、あるお客さんにその部屋を貸した際に、次のようなトラブルがあったそうです。
「お借りした部屋のWifiルーターが故障して困っています。ネット経由で仕事をする前提でハワイに長期滞在しているので、これが使えないと本当に困ります。」
その知人のオーナーは、このクレームを受けて、すぐにルーターの交換をしたかったのですが、自分は日本にいるためできなかったそうです。そこで、この部屋を管理している不動産会社にその交換を依頼しても動きが遅く、すぐに対応してもらえず困ったそうです。
本件、その部屋に宿泊している側から見ると、バケレンで泊まる場合、管理会社の対応も含めて、その部屋のオーナーから受けられるサポートに限界があることがわかります。これがWifiルーターに限らず、他の家電や電気・水道と言ったインフラでもトラブルがないとは言い切れません。
Airbnbでワイキキバニアン宿泊、チェックイン直後部屋の絨毯の一部が濡れている
続いて、ご紹介したい事例は、私がAirbnbでワイキキ・バニアンに宿泊した時の実体験です。
ワイキキ・バニアンは、この記事を書いている現在、アストングループが運営し、ホテルのように予約して宿泊できる部屋があります。一方、私は、そうではなくAirbnbを利用して、あるホストが所有するワイキキ・バニアンの部屋に宿泊しました。
Airbnb上、そのホストは個人に見えたのですが、実際に現地で鍵の受け渡しをしてみると、そのホストはワイキキ・バニアンの中にオフィスを構える不動産会社のスタッフでした。
で、実際に現地で鍵の受け渡しを行い、その不動産会社のスタッフのご案内のもと、部屋に入りました。そして、その瞬間は、その高層階の窓からダイヤモンドヘッドが「バーン」と一望できる眺望に見惚れてしまい、そのスタッフがいる間に部屋の状態を細かいところまでチェックすることができませんでした。
その後、部屋で荷解きなどをしながらウロウロしているときに気がついたのですが、どうも寝室とリビングの間の絨毯の一部が、結構ぐっしょり濡れているんですね。おそらくですが、私がその部屋を利用する直前まで、前の宿泊者がこの部屋を利用していて、その人が何らかの理由で絨毯を濡らしたのではないかと思われます。
そして、これがもしホテル宿泊の部屋だったら、私は、フロントにクレームを言って、部屋を変えてもらうことを考えていたはずです。ですが、Airbnbで宿泊したこの部屋では、そうも行きませんでした。というのも、この眺望がとてもよく、綺麗にリフォームされたワイキキ・バニアンの部屋が他にあるようには思えなかったからです。
なので、「いずれ乾くだろう」と我慢することにしました。
これが、同じワイキキ・バニアンでも、アストングループがホテル運営している部屋であれば、同じような条件の部屋があり、交換してもらえる可能性があったはずです。
組織的に管理されていない部屋は「サポートが悪い可能性がある」というデメリットがある
以上バケレンやAirbnbでハワイに宿泊する際のデメリットとして、そのサポートが悪い事例をご紹介しました。
ご紹介したように、ホテルやタイムシェアなどのように大きな組織に管理された宿泊施設と違い、バケレンやAirbnbで個人オーナー(もしくは小規模な組織)の部屋を借りた場合、何かトラブルがあったときに、そのサポートが十分でない可能性があります。
そのため、バケレンやAirbnbでハワイに宿泊するのが初めての人は、そのサポートの悪さを事前に想定しておいた方が良いです。
バケレンやAirbnbで宿泊先を確保すると、その宿泊費用がお得に済ませられることがありますが、そのお得さの背景には、こういった事情もあるということですね。