今回は、ハワイで初めてレンタカーを借りる人のうち、普段日本で自家用車を運転している人に伝えたい情報です。
お伝えしたいのは、「普段運転している車にはある便利機能が、ハワイのレンタカーにはない可能性がありますよ」ということです。つまり、その機能がないことで不便を感じる可能性があります。
スマートキーと解錠される範囲の違い
そのような機能として、例えば、スマートキーがあります。車のキーを持った人が、近づいてドアノブに触れるだけで車のロックが解除される機能ですね。
ハワイのレンタカーに、この機能が付いていることは期待できません。ので、普段、この機能を使っている人は、「あっ、開かないんだった」と、無駄にドアノブに触ろうとしてしまいます。
また、スマートキーに限らず、ハワイのレンタカーのロック解除で、よく戸惑うこととして、「一度目の解錠操作では、運転席だけが解錠されること」があります。
これは、おそらく防犯上の理由から、このようになっています。一人で運転するときに、一度に全部のドアのロックが解除されてしまうと、例えば、助手席側から強盗が乗り込む可能性があるわけです。なので、運転席だけが、解除されるのが基本となっているわけですね。
ハワイのレンタカーの鍵についたリモコンで、全部のドアのロックを解除するには、二度押し(または長押し)が必要です。
バックモニター
次に、ハワイのレンタカーには、バックモニターがついていない可能性が高いです。そもそもカーナビからして、オプションであることが基本です。なので、バックモニターには、期待できないわけですね。
このバックモニターの便利さは、ハワイでそれが使えなくなって初めて気がつきます。特に、後ろの距離感がわかるのが便利で、いかにそれに頼って駐車していたかがわかります。
ハワイでは、例えば、ワイキキでは、アメリカと言えど、場内が狭い作りの立体駐車場があります。そのような駐車場にバックで停める際、普段バックモニターに頼っている人は、大変な思いをします。
なので、ハワイでバックモニターなしの車を運転する前に、日本において、バックモニターを見ないでバックで停める練習をしておいた方が良いです。
Bluetooth接続のカーオーディオ
次に。これは、私の実体験としては、ハワイのレンタカーでも、あったり、なかったりした機能として、Bluetooth接続のカーオーディオがあります。
カーオーディオにBluetooth接続ができると、日本から持ち込んだiPhoneなどのスマホに入った音楽を、カーオーディオのスピーカーから聴けます。この機能は例えば、運転中、スマホに入れたお気に入りの音楽を聴きたいときに役立ちます。
この機能が、ハワイのレンタカーには、期待できません。また、私の実体験では、「本来はその機能があるはずなのに、ペアリングの仕方がよくわからず諦めた」ということもあります。
ハワイで借りた車のカーオーディの操作パネルを見る限りは、Bluetooth対応しているようなのですが、それにスマホを接続する方法がわからなかったわけですね。初めて操作するタイプのカーオーディオだったからです。
ので、運転に音楽が欠かせない人は、この対策を検討した方が良いです。例えば、念のため、「FMトランスミッターを用意しておく」などです。
Bレンジがない
最後に、普段、トヨタのハイブリット車を運転している人に向けて。ハワイのレンタカーは、ハイブリット車ではない、つまり普通のガソリン車であることが多いです。そのため、ハイブリット車とのギアの違いに注意が必要です。
具体的には、ガソリン車には、ハイブリット車でエンジンブレーキをかけるときに使う、Bレンジがありません。代わりに、ガソリン車ではマニュアルモードで2速、3速のようにギアを選べるようになっています。
そして、ハワイ旅行中にする運転では、エンジンブレーキを使いたくなる人気観光スポットがいくつかあります。例えば、ワイキキからパリハイウェイを通ってカイルアに向かうとき、後半は急な長い下り坂が続きます。
ほか、タンタラスの丘を登った帰りも、長い下りが続くのでエンジンブレーキを使いたくなります。このようにハワイ旅行中、エンジンブレーキを使いたくなるシーンが意外とあるため、それをするためのギアの違いは、重要です。
ガソリン車のマニュアルモードでエンジンブレーキをかける場合、Bレンジと違い、速度に合わせて適切なギアを選ぶ必要があります。
普段使っている便利な機能が使えないことを想定する
以上のように、ハワイで借りる車に、普段使っている車の便利機能がないことで、戸惑うシーンが意外とあります。
他にも、クルーズコントロール、追従機能、ドライブレコーダーなど色々と考えられますよね。ので、それが使えないことを想定しておいた方が良いです。