今回は、ハワイ旅行にあたり、ESTAの申請を初めてする人のうち、パスポートの有効期限が2年以内に切れる人に伝えたい情報です。
ESTAの有効期限は2年となるのですが、「パスポートの有効期限がそれより短い状況で、ESTAを申請するとどうなるのか?」というのが、今回ご紹介したい内容です。
同日申請なのに上の子の分だけESTAの有効期限が短い
私は、2019年1月に4歳児、0歳児(10ヶ月)と妻の4人でハワイ旅行をしました。この旅行のために、私は、私以外の3人分のESTAの申請を代理で行いました。
その申請にあたり、ESTAの公式サイトのグループ申請機能を利用し、3人分まとめて同じ日に申請しました。
その結果、3人とも無事に申請が承認されたのですが、1つ不思議なことに気がつきました。それはその申請結果において、上の子のESTAの有効期限だけが短くなっていることです。
具体的には、次のような状況となっていました。
- 妻: 2021年1月1日まで
- 上の子: 2020年1月20日まで ←上の子だけ短い
- 下の子: 2021年1月1日まで
この3人は、同じ日にESTAを申請しているのに、上の子だけその有効期限が短い状況となったんですね。
パスポートの有効期限が優先される
この結果から、「同じ日にESTAを申請したのになぜ?」と確認したところ、その理由がわかりました。
それは上の子のパスポートの有効期限が、2年間となる本来のESTAの有効期限よりも、短かったことでした。結果、パスポートの有効期限が優先されて、それがESTAの有効期限となっていました。
ESTAの有効期限2年間より、パスポートの有効期限が短い場合、このように扱われる事実は、在日米国大使館・領事館の公式サイトの次のページで確認できます。
在日米国大使館・領事館: ESTA(エスタ)申請
上のページから引用すると次の記述があります。
ESTAは通常一度認証されると2年間有効で、米国への複数回の渡航が可能です。ただし、2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日をもって無効になりますのでご注意ください。
可能ならばパスポートを更新してからの方が良い
私はこの事実を知らなかったので、何も考えずにESTAの申請を行い、上の子の分だけESTAの有効期限が短くなる結果となりました。
それでも、短くなったとは言え、その期間として、申請日から1年以上はあったので、まだマシな方でした。
一方で、これがパスポートの期限が、残り6ヶ月のような状況で、ESTAの期限がそれと同じになっていたら、流石にもったいないと感じます。本来2年間有効期限があるのに、それがとても短くなってしまうからです。
というわけで、パスポートの有効期限が近い場合は、それを更新してからESTAの申請をした方が良いことをこの経験から学びました。