治安が悪く危険!ハワイ旅行前に外務省の渡航情報を確認すべき理由

今回は、ハワイ旅行が初めての人に伝えたい注意点です。

よく「ハワイは治安が良い」、「アロハ・スピリットの精神でみんな優しい」のような話を聞きまよね。その話を鵜呑みにして、本当に安全な場所だと思っていませんか?

ハワイは日本のようには安全ではない

たしかにハワイ州はアメリカの中では治安のよい方の州ではありますが、日本のように夜中でも女性が一人で気軽に出歩けるほど安全な場所ではありません。

外務省のホームページから引用すると、日本と比較してハワイの犯罪発生率は以下の通りとても高いものとなっています。

日本の犯罪発生率と比較すると、殺人事件で1.9倍、強姦事件で約20.6倍、強盗事件で約28.2倍などと極めて高い発生率

日中は人通りが多いワイキキでさえ夜はまったく雰囲気が違います。例えば、クヒオ通りやアラワイ通り沿いは人通りが少なくなりますし、実際に日本人女性が暴行されるなど事件も起きています。

なので、ハワイ旅行に行く前に、外務省の海外安全ホームページの情報を確認し、どのような危険があるのかを事前にチェックしておくのがオススメです。

外務省 | 海外安全ホームページ: Hawaii > 安全対策基礎データ

外務省のホームページを見れば分かる通り、ハワイでも日本人観光客が強盗、置き引き、ひったくり、スリ、車上荒し、強姦など様々な犯罪の被害に遭っていることが分かります。中には拳銃を突きつけられての強盗に遭うケースもあります。

クヒオビーチパーク周辺のベンチは夕方以降は雰囲気が変わる

このようにハワイでも実際には様々な犯罪が起きているわけですが、特に夜は要注意です。日中は安全な場所でも全く人気がなくなるからです。

私の実体験からワイキキ周辺で具体的に怖いと思った場所をご紹介しますと、例えば、クヒオビーチパーク周辺のベンチがあります。その日中の様子は、次のストリートビューから見られます。

クヒオビーチパーク周辺のベンチをGoogleストリートビューで見る

クヒオビーチパークは、ワイキキの中心からはちょっと南東に外れた場所にあります。中心からは外れていますが、ワイキキのメイン通りであるカラカウア通り沿いにあり、日中は人通りも多い場所です。このような人通りが多い場所でも、夕方以降は危険な雰囲気になります。

私は、このベンチに数人でたむろして何らかの薬物をしている(ように見受けられる)一団を見かけたことが何度もあります。その一団は、明らかに挙動がおかしくなっているのがわかり、近づいたら危険な雰囲気を醸し出していました。

なので、人通りの多いワイキキのメイン通り沿いで、このように堂々と薬物をしている様子を見て、「日本とは常識が違うな」と思ったものでした。

深夜のクヒオ通りは、プロの女性が立ち並ぶ

また、深夜のクヒオ通りも、日中とは、雰囲気がガラリと変わります。

クヒオ通りをGoogleストリートビューで見る

クヒオ通りは、ワイキキのメイン通りであるカラカウア通りの1本山側を平行して走る道です。カラカウア通りほどではないですが、日中はそれなりに人通りもあり全く危険な感じはありません。特に上のGoogleストリートビューのリンクの場所は、クヒオ通りと言ってもワイキキの中心部に近く、観光客も含めたくさんの人が歩いている場所です。

ところが、このような場所でさえ夜になると雰囲気が変わります。まず、この周辺はバーが多く、酔っぱらってばか騒ぎしている集団が多いです。「バーでのばか騒ぎのうるささが嫌でこの近くのコンドミニアムから引っ越した」と言う話もあるくらいです。酔っぱらいに変に絡まれるのは避けたいものですね。

また男性でしかも一人で歩いている場合。露出度が高めで派手な服装のプロの女性に声をかけられることがあります。しかも、その時々の日本で流行っているジョークより、ちょっと遅れたジョーク(例:ワイルドだぜぇ〜?)を使い、巧みにこちらの注意を惹き付けようとしてきます。「知らない人には絶対ついて行かない」と子供の頃に習った基本を忘れないように心がけてください。

さらにクヒオ通り沿いですが、急に人通りが少なくなる場所があります。そのような場所も夜は危険にあう可能性があるので、注意が必要です。

アラワイ運河のはずれ

ほか、アラワイ運河のはずれも人気が少なく怖さを感じます。アラワイ運河はワイキキを囲むようにしてある運河で、運河沿いにはランニングや散歩ができるように歩道が整備されています。

アラワイ運河沿いは、夜はほとんど人気がなくなります。なので、ハワイのガイドブックでも良く「夜は歩かないように注意!」と紹介されている場所です。

実際には、私は、夜だけでなく日中でも危険を感じたこともあります。具体的には、次のGoogleストリービューの場所です。

Googleストリートビューで日中でも危険を感じたアラワイ運河のはずれの様子を見る

この場所は、ワイキキ側から見ると、アラワイ運河の対岸側でハワイコンベンションセンターに面したところにあります。

私は13時くらいのお昼時に散歩がてらここを歩いていたのですが、このあたりで危険そうな一団がたむろしているのに遭遇し、「これはやばそう・・・」と冷や汗をかいた経験があります。この辺りは、日中でも人通りが少ないんですね。

このように日中でも人気がなくなり怖さを感じる場所もあるのでご注意ください。

外務省の渡航情報で危険を知る

以上のご紹介したとおり、人が多いワイキキでさえ危険を感じる場所がたくさんあります。またワイキキだけに限らず、たとえばアラモアナ・センター周辺でも、夜歩くとぱたっと人気がなくなり怖さを感じる場所があります。

ハワイは車社会のため、徒歩で歩道を歩いている人がそもそも少ないのです。なので、ちょっとはずれの方に行ってしまうと、気がつくと「あれっ?」と周りに歩いている人が全くいない状況に出くわすことが良くあります。

犯罪はどんなに警戒しても遭うときはあってしまうものですが、それでも危険な場所に近づかないことで犯罪に遭う可能性を減らせることは確かです。

ハワイは日本のようには安全な場所ではないです。なので、旅行前には外務省のホームページの渡航情報をぜひ一度確認し、どのような危険があるのか事前にチェックするのがオススメです。

FacebookでシェアTwitterでシェアPinterestでシェア